朝日町エコミュージアム|大朝日岳山麓 朝日町見学地情報

五百川三十三観音第15番札所。
馬頭観世音菩薩は牛馬供養の仏で、牛馬が死んだ路傍に造立し安全と生育を祈りました。また、悪人をこらしめ疫病を払い、養蚕の守り神でもありました。大谷には馬頭観世音の石仏が八基もあり、村人から厚い信仰をうけてきたことがうかがえます。以前は、馬神ダムの湖底になった大谷川のほとりにありましたが、昭和13年から始まったダム建設のため、現在地に移転再建されました。

五百川三十三観音縁起
五百川三十三観音霊場一覧
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※大変分かりづらい場所です。予めエコミュージアムルームでご確認下さい。
秋葉山エリア(大谷)
 意外なことに大谷地区は朝日連峰を近くに見る事ができる場所です。猿田越峠や日光山の麓にかけてがビューポイントとなっています。また、たくさんの白鳥が餌を探しに大谷の水田を訪れる場所でもあります。3月下旬まで見ることができます。

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秋葉山エリア(大谷)
 朝日連峰の朝日川流域には蜜源樹の“トチノキ”が多く自生し、養蜂業が盛んに営まれています。
 昭和63年(1988)日本ではじめての蜜ろうそく工房「ハチ蜜の森キャンドル」が朝日町に誕生しました。蜜ろうそくは養蜂で収穫される不用なミツバチの巣だけで作られます。
 工房では購入はもちろん、製作体験(予約制)もできます。また、季節事のワークショップも人気です。工房では蜜ろうや養蜂についての展示も見学することができ、6〜9月は観察巣箱も設置されます。予約すればスライド映写による説明もして下さいます。営業日/土・日・祭日 お問い合わせ/電話0237-67-3260
※見学は営業日のみ。
ホームページ(PC)

安藤竜二さん、菅井弘吉さん、遠藤 理さん、 多田光義さんのお話
蜜ろうの利用について
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※白倉橋手前の広場に駐車できます。
祭神は天照大神、熊野大権現、二渡大明神の三柱を合祀し、御神体は馬頭観世音の立像です。代々の祭主海野家所蔵の棟札によると、創建は万治3年(1660)とあり、弘化4年(1778)には再建されたことが分かります。海野家は、武田信玄の孫にあたる海野信治が寒河江庄大江高基に仕え、後能中に居を構えて開墾し野住村と称したとされます。鳥居の扁額「二渡宮」の字は若宮寺住職第20世盛恬和尚の揮毫とされます。例祭は4月19日。五百川三十三観音第28番札所。
※『ふるさと朝日町散歩』より抜粋
五百川三十三観音縁起
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 三万年ほど前の最上川は、栗木沢から大谷地区を大きく迂回し、粧坂へと流れていたそうです。やがて明神断崖付近を直線的に流れるようになり、大谷地区は沼地や芦のしげる湿地となりました。秋葉山は川の浸食をうけず小山として残ったと考えられています。
※『大谷郷』より抜粋
秋葉山エリア(大谷)
 たび重なる災害で一切を失い由緒沿革については明らかではありませんが、中世時代の創建ではないかといわれています。真言宗智山派
※『大谷郷』より抜粋

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 町内でただ一社の八坂神社です。二間四面の社で優雅な彫刻は名工の作といわれています。記録などは火災で焼失しましたが、別当の志藤家によれば元禄14年(1701)に九州対馬の国より八坂神社の分霊をいただき川通にまつったと伝えられています。
 通称「きゅうり天王」といわれ、初なりきゅうりは必ずお供えし、最上川に流す風習が残っています。別当家には「荒神スサノオウが火の雨を降らせたたため、下界一帯は火の海となったが、きゅうり畑に逃げた人だけ助かった」という言い伝えが残ります。お供えするのはそのお礼、川に流すのは対馬の国に流れつくための祈りだといわれています。例祭は6月15日。
※『大谷郷』より抜粋

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※分かりづらいので不明な際は地元の方にお尋ね下さい。
 文化12年(1815)に作られた『川通往来』には、稲荷神社と難所だった旧道について次のように記されています。

 嶮岨にして山高きことはかり難し、上は峨々たる岩山にして、松の古木、藤、蔦咲き、誠に言い難き景山なり。
 急な崖の中央の切道を人馬往来する、下は大川にて逆巻く流れは矢のごとく、その音、山に響き難所なること日本一ともいうべき所なり。
 しかしながら、昔より一度も危うきことなく、これもひとえに大明神稲荷のご加護なり。

 有り難いご利益により長く崇拝されてきました。春の祭りは4月19日,秋の収穫祭は12月19日に盛大に行われています。
※『大谷郷』より抜粋

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※県道9号線に駐車して参道を登ります。
 
 五百川峡谷ビューポイントにも推薦された川通地区の最上川河岸にフットパスが整備されました。五百川峡谷ならではの切り立った川岸や、舟道、稲荷神社の御池とされた雪花渕と桜並木の風景などを眺めながら歩けるコースとなっています。また、村内には三瀧山観音寺をはじめ、古い絵馬のある観音堂、見事な彫刻のなされた町内唯一の八坂神社、町内で最も古いと推測される石仏などがあります。

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 いくつもの中州、白波のたつ激流、色とりどりのカヌー、りんご園そして遠くに旧明鏡橋や桜公園の美しい風景を見ることができます。「最上川ビューポイント」は 、山形県が「母なる川・最上川」への関心と愛着を深めることを目的として、最上川の良好な眺めを得られる地点を公募し、寄せられた258件129ポイントの中から11景を選定したものです。

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 カヌーランド近くの川通旧道(面白、通称地蔵堂)に御影石に線刻された地蔵様が建っています。裏には船渡の世話役3人の名前が記されており、なぜ遠く離れた船渡の村社がここに建てられているかは謎となっています。
 古い台座には元文2年(1737)の銘が記されていますが、三百年前の『大谷往来』には「面白岩に愛宕山、老若男女袖をつらねて参詣す」とあり、また二百年前の『川通往来』には「栗木沢を通り14丁(およそ1.5km)行くと一の堂あり。これは行基菩薩のお作りになった地蔵尊なり。前は大川(最上川)にて浦は大山、岩窟にして即ち地蔵岩屋という。」との記述があります。三百年以上の歴史があり近郷村々から崇拝されてきたことがうかがえます。
※『大谷往来』より抜粋
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 カヌーランドのあるかつての難所“面白の瀬”左岸(通称タンの瀬)は、フリースタイルカヌーにとって国内ベスト3に入る流れと絶賛されており、週末には全国から愛好家が訪れています。全国レベルの大きな大会も開かれています。上級者は、飛んだり跳ねたり、前回りをしたりと曲芸のような演技を見せてくれます。また、上流の雪谷地点から、断崖に残る原生自然の中を、連続する瀬をクリヤしながら川下りするのも人気となっています。
 毎年9月の第3日曜日には、カヌー愛好家ら有志がつどい、川下りしながらゴミを拾う五百川峡谷クリーンアップ大作戦が開催されます。
 ※トイレ、脱衣所、駐車場あり。

大井寛治さんのお話
カヌーの魅力 〜瀬〜
カヌーの魅力 〜風景〜
庄司克史さんのお話
カヌーランドのこと

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※明鏡橋より県道9号を上流へまもなく道下にカヌーランドの建物が見えます。
 最上川の有する水環境・歴史・文化等の資源を結びつけ、地域の活性化を図ることを目的に、歩くことを楽しむための小径“フットパス”が、カヌーランドから明鏡橋下まで整備されました。国内最長の舟道遺構、カヌー、県内一だったかまど岩採り場跡、近代土木遺産の旧明鏡橋など、五百川峡谷の特長を感じながら歩くことができます。
フットパスあさひ見学会報告(2009 PC)
フットパスあさひ見学会2(2009 PC)
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 カヌーランドの面白の瀬下流は、 明治時代から昭和20年代まで、煮炊き用のかまどや養蚕用の暖炉の岩を切り出す県内一の“かまど”産地でした。
 当時は左岸側は流れておらず、昭和40年の羽越水害から現在の流れになったとのこと。カヌー愛好家に絶賛される面白の瀬左岸は、岩を切り出した段差にできた偶然の副産物だったのです。

堀敬太郎さんのお話
面白岩と安全だんろ
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