朝日町エコミュージアム|大朝日岳山麓 朝日町見学地情報

 朝日町の花「ヒメサユリ」は、棚田を見下ろす一本松農村公園で見ることができます。昔は家畜用にいつも草を刈って日当りを良くしていたのでいたる所で見られたのだそうです。種を蒔いてから6年でやっと一輪花を咲かせます。一本松公園は地元「ヒメサユリ保全の会」の皆さんの活動により、昔と同じ風景を楽しむことができるようになりました。見頃は5月末から6月初め頃。毎年ひめさゆり祭りも開催されています。

長岡嘉一郎さんのお話
「町在来種の栽培を」ヒメサユリ愛好会の取り組み

棚田とヒメサユリ見学会(PC)
アクセス
棚田の用水は、油子沢から隧道と水路で取水し、いったん春日沼に溜め、そこから隧道で引いていますが、現在は安定した水量を図るためにポンプを使って最上川からも取水できるようになりました。

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 棚田下の道沿いに経壇と刻まれた石碑があります。道を造る時に土地の霊を
慰めるお経をあげた場所です。

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※揚水ポンプ改修記念碑のそばです。
 経壇からは、最上川をはさんだ宮宿や西船渡の町並みを眼下に眺めることができます。

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 戦国時代の最上家と上杉家の戦いの舞台の一つ。朝日川の流れと川側の絶壁による守り、そして敵兵を一ヵ所におびき寄せて攻めるための曲輪や三十堀、たて堀の配置がなされています。常盤地区を挙げての整備により明確に見る事ができるようになりました。
 正面には、かつて栄えた朝日岳信仰の第一遥拝所だった水口十一面観音堂があります。
※写真は西部公民館から見た水口観音堂と楯跡(写真/安藤美智子)
歴史見学会 「朝日町の天地人」(PC)

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※十一面観音堂の裏山です。
 慶長出羽合戦の折、千人の上杉勢は朝日町の五百川城(城主/望月隼人)攻略に16日もかかり、長谷堂合戦への参戦に遅れたと考えられます。水口楯の前を流れる朝日川はその最初の激戦地。「上杉越羽軍記」によると、赤見外記、北条右近、中条與次(鮎貝城主)ら上杉勢は、増水した朝日川を挟み望月隼人勢と、鉄砲の打ち合いとなりました。赤見外記が朝日川を渡ろうとするのを見た上杉勢の地下馬上 伊藤豊後(中津川)が、真っ先に渡り、命を投げ打って大勢に切り掛かり突破口を開いた武勇伝が残っています。水口楯を突破した上杉勢は西船渡にあった若宮寺を焼き払い五百川城(八ッ沼城)へ向かいました。
 かつて栄えた朝日岳信仰の第一遥拝所。 宝暦5年(1755)に当時の大庄屋佐竹長右衛門が中心になり再建しました。貴重な江戸中期の代表的な三間堂ですが、言い伝えによると旧観音堂は八間堂であり、現在の場所の裏山南斜面に在ったとされます。朝日町指定有形文化財。五百川三十三観音第1番札所。朝日町大字常盤に634
 また、観音堂のすぐ裏山には、戦国時代に上杉勢との戦場となった水口楯の遺構を見ることができます。
※参考文献/『朝日町史』朝日町教育委員会
五百川三十三観音縁起
五百川三十三観音霊場一覧
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 佐竹家住宅への石段を上る途中左側の観音堂は、宝暦の大洪水の時、米沢市春日町の旧家堀江家の守護仏が流れ着いたのを拾い上げて祀ったと伝わります。宝暦9年(1759)建立。五百川峡谷三十三観音第30番札所。朝日町常盤い84-1
※抜粋 /『ふるさと 朝日町散歩』朝日町広報委員会
五百川三十三観音縁起
五百川三十三観音霊場一覧
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 朝日川十景の一つ「玉石橋」は朝日橋の通称です。橋梁の表面が朝日川の玉石(花崗岩の丸い石)で装飾されています。昭和14年(1938)11月架橋。コンクリート製アーチ橋。橋長30m。支間20m。ライズ5.5m。施主/秋田営林局。施行者/外塚組。

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※葉っぱのない早春と晩秋はアーチの全景が見られます。
 玉石橋のたもとに昭和14年(1938)に建てられた朝日橋竣工記念碑があります。施工関係者4人の寄付によるもので、50分の1の構造図が刻まれてあり、施工にかけた思いや誇りが伝わってきます。同年代の昭和12年には最上川の明鏡橋(朝日町)や寒河江川の臥竜橋(寒河江)、同14年には最上橋(大江町)など、近隣にアーチ橋が相次いで架橋された時代でした。
 光源寺は、その昔朝日山を開いた朝日寿仙尊者の開創と伝えられています。当時は天台宗でしたが、一時は八ッ沼の若宮寺の配下になったとも伝えられています。その後、曹洞宗に転宗し、慶安元年(1648)山形市七日町長源寺和尚が光源寺を開山しました。昭和9年に立木地区に20戸を全焼する火災があり光源寺も類焼しました。以来仮本堂でしたが、平成18年についに本堂が再建されました。
 参考文献/『郷土学習辞典』阿部美喜男編著

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※本堂内の見学は事前にお問合せ下さい。
 光源寺 Tel0237-67-7343
エリア地区 / 川通、栗木沢、船渡、真中、中沢
川通地区より下流へ順番に紹介してあります。

(お願い)
 このサイトは、朝日町エコミュージアムがこれまで培ってきたデータを紹介することにより、郷土学習や観光により深く活用されることを目的に運営いたしております。
 よって、サイト内で紹介しているほとんどの見学地は、観光地として整備している場所ではありません。夏は草が茂り道がなくなる場所もあるかも知れません。もちろん冬は雪に閉ざされます。また、個人所有の神社や建物等も一部含まれております。アクセスマップも細道までは表示されません。
 予め御了承の上、見学の際は下記についてご留意下さるようお願い申し上げます。

・安全に留意し危険な場所には近づかないで下さい。
・マナーを守り、無断で個人敷地内に入らないで下さい。
・不明な場所につきましては、エコミュージアムルームへお問い合わせ下さい。または、エコミュージアムガイドをご利用下さい。
Tel0237-67-2128(月曜休)
 朝日町では、恵まれた自然環境のもと、ぶどう栽培農家とワイン工場職員の熱意により人気のワインが造られています。
 朝日町のワイン製造は、昭和19年(1944)に「山形果実酒製造有限会社」が政府の命令を受け、電波探知機に使う軍需物資ロッシェル塩を取り出すことを目的として始まりました。昭和27年からの大手サントリー「赤玉ポートワイン」の原酒造りを経て、昭和48年に農協の援助を受け自社ブランドの「サンワイン」を発売します。昭和50年(1975)には、農協と朝日町の共同出資の会社を設立し現在地に新工場を建設しました。研鑽を重ね、昭和54年にはついにマスカットベリーA、セーベル、リースリング種を原料とした新製品「朝日町ワイン」が誕生。平成2年には社名も「朝日町ワイン」と変わりました。平成 11年にはブランデー「高野」も発売。翌年に整備された「ワイン城」では、ぶどう園や工場で一部生産工程の見学や試飲・購入もできるようになり多くのワインファンが訪れています。
(有)朝日町ワイン
 〒990-1304 山形県西村山郡朝日町大字大谷字高野1080番地
 TEL 0237-68-2611  FAX 0237-68-2612
(有)朝日町ワイン公式サイト(PC)


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