朝日町エコミュージアム|大朝日岳山麓 朝日町見学地情報

5月5日は、国指定名勝地「大沼の浮島」を神池とする大沼浮嶋稲荷神社の例大祭です。狩衣姿の浮島雅楽保存会の雅やかな演奏とともに、宮司や氏子らが社務所から神社まで参進します。

大沼浮島稲荷神社
 5月3日は豊龍神社のお祭りです。宮宿地区を挙げて盛大に行われます。午前9時半より大獅子、小獅子が、10時より小学生低学年の樽神輿、高学年の宮神輿渡御が行われます。屋台も出て賑やかです。商店街では「豊玉姫まつり」も開催されます。前夜祭は2日午後6時より大人の神輿渡御が行われます。
(所在地/朝日町宮宿)
※写真は前夜祭(朝日町ホームページより抜粋)

豊龍神社
アクセスマップはこちら

 エコミュージアムコーナーのパネル展示を4枚新しくしました。
 そのうち2枚は、春に出版した『明鏡橋物語』より、橋の両端にお住まいのお二人の話をパネルにさせていただきました。和合側の菅井一夫さんからは「明鏡橋の傍らで」と題した光玉堂菓子店と明鏡橋の思い出を、また、栗木沢側にお住まいの志藤正雄さんからは、橋の下で若者達が出会いの場として度々行っていたという「夏の芋煮会 えるが汁」のお話です。
 残りの2枚は、今年度募集し選定した「朝日町から見える大朝日岳のビューポイント」33ヵ所をきれいな写真で紹介しております。ぜひご覧下さい。

 場所 朝日町エコミュージアムコアセンター「創遊館」内エコミュージアムコーナー
 時間 午前9:00〜午後9:00(月曜日休館)



 
{PDF} ダウンロード 318.5KB_Adobe PDF

お話/ 菅井一夫氏

〈古い明鏡橋のこと〉
 小さい頃、母親に手を引かれて二見屋の鉱泉によく入りにいったな。旧明鏡橋の前に架かっていた橋は木の橋で、川が板のすき間から見える作りで渡るのがとても怖かった。

〈光玉堂について〉
 父が始めたお菓子屋「光玉堂」は、昭和一九年に沼向から今の明鏡橋のたもとに移転したんだ。終戦後は小さな店だった。物資や原料があまりない時代で、最初は最中を作っていた。
 私は、若い頃に川崎の軍需工場に就職して、上陸舟艇や特攻機用のエンジンを作っていた。東京空襲は川を挟んで目の前で見た。終戦前に体を壊してしまい、帰って来て光玉堂を継いだ。お菓子作りは、父も世話
になった宮宿の永勝堂さんで修行させてもらった。
 明鏡橋にちなんだお菓子「明鏡の月」というお菓子も作っていた。黄身あんをカステラまんじゅうで包んで、型に入れて形を整えてから電気釜で焼いた。法事などで頼まれると忙しくて、三日も寝ないで作ったことがあったな。昭和四八年(一九七三)の全国菓子博覧会に朝日町の菓子組合のみんなで出品したことがあったけど、うちではこの「明鏡の月」を代表作として出した。でも、十数年前に妻が体を壊してから菓子作りは辞めてしまった。

〈明鏡橋付近の様子(大隅側)〉
 移転した当時、近くにはお茶屋さんやタガ屋(桶屋)さん、魚屋さんもあった。うちもバスの停留所だったから、祖母が待っている人にお茶を出したりしていたな。
 明鏡橋は男女の出会いの場で、夏の夕方になると若い男女が「ヤーヤー」と集まって来て、橋が落ちるほ
ど賑わっていた。うちでは左沢の柏屋から氷を買ってきてかき氷を出していた。けっこう繁盛した。橋のすぐそばには簡易な小屋を建てて天然
氷で商売した人もいた。今なら許可出ないだろう。大隅の堤に張った氷を冬のうちに切り出して、大竹国治さんの屋敷にあった穴蔵を借りて夏まで保管していたんだ。国治さんは蚕の種屋をしていたから大きな穴蔵があったんだ。  
 橋の欄干の両脇には、皇紀二六〇〇年(一九四〇)を記念して植えられた大きな松の木があった。今は枯れてしまった。今考えるともったいながったな。

〈人助けの杉の木〉
 事故は毎年のようにあった。十五年くらい前の雪の朝、トレーラーが橋の入口で横倒しになって通行止めになったことがある。幸い運転手は川に落ちなかったが、橋の欄干を川に落としてしまった。その時は、冷蔵庫の電気や電話線も切れて大変だった。
 いつだったかは、乗用車が橋と公民館の間から落ちそうになったが、橋のそばの杉の木に引っかかって川に落ちなかった。その杉の木を「人助けの杉の木」と言っている。今もその杉の木は健在だ。

〈増えている見学者〉
 最近、旧明鏡橋を見に来る人が少しずつ増えているようだ。夏には、熊本の学生さんが来た。大学の先生から「明鏡橋を見てくるように」と言われたと言っていた。しばらく前には、ダニエル・カールさんが取材で歩いて来てトイレを借りていったことがあった。
 古い明鏡橋を壊さないで、そのままにしていただいてありがたいと思っている。私は明鏡橋の恩恵をもらって生活してきた。とてもありがたい橋なんだ。

菅井一夫(すがい・かずお)氏 / 昭和4年生まれ。光玉堂代表。

(2011年1月 取材/小野重信)

※上記、ダウンロードボタンより印刷用pdfファイルを開けます
{PDF} ダウンロード 497.8KB_Adobe PDF

故阿部幸作記念
「朝日町から見える大朝日岳ビューポイント33」写真展開催中!


多くのみなさんに推薦いただきました大朝日岳のビューポイント33ヵ所が、選定委員会により選ばれ決定致しました。知らなかったポイントがたくさんあります。ぜひご覧下さい。

日時 2月5日(日)〜26日(日) 
   9:00〜19:00(月曜休館日)

場所 朝日町エコミュージアムコアセンター「創遊館」ギャラリー
   (山形県西村山郡朝日町宮宿2265)


選定委員会メンバー:安藤昭郎(朝日町教育長)、石井喜久男(町観光協会長)、花山忠夫(山岳会長)、長岡義夫(長岡カメラ店代表)、長岡信悦(NPO法人朝日町エコミュージアム協会長)※敬称略

※ビューポイント33ヵ所の一覧は上記ダウンロードボタンより

故阿部幸作氏について

 写真展開催前日の2月4日「朝日町から見える大朝日岳ビューポイント33」を推薦して下さった町内外の皆様に認定証を交付いたしました。一足先に展示もご覧いただきましたが、他の方のビューポイントにもみなさん大変感心されていらっしゃいました。
 朝日町エコミュージアムでは、今後この33ヵ所のポイントをもとに、パンフレットを作ったり、見学会を開いたりを予定しております。町の観光にも活かされることを期待いたします。ご推薦いただいた皆様に心から御礼申し上げます。ありがとうございました。

{PDF} ダウンロード 313.5KB_Adobe PDF

2012年2月1日発行
上記ダウンロードボタンで大きなサイズが開きます。
 朝日町の地酒「豊龍」を作る鈴木酒造(月山酒造に合資)は、朝日銀山の歴史とともに300年の歴史を誇る県内一小さな酒蔵です。今も杜氏がもろみの発酵する音を聞いて管理しています。蔵の梁の上には天保8年改築の棟札が残ります。歴史と迫力を感じる建物もとても興味惹かれます。当日は代表の鈴木さんや蔵のみなさんにお話をうかがいます。町外の方も大歓迎いたします。

 日 時 2012年 2月 5日(日) 午後1時より
 案内人 長岡秀典
 定 員 先着15人(初めての方を優先いたします)
 参加費  500円(保険料込み)
 申込み  朝日町エコミュージアムルーム TEL0237-67-2128(月曜休)

鈴木酒造について
フォトギャラリー(PC)
   
第5回阿部幸作写真展
「朝日町の昭和〜忘れられない笑顔がここにある〜」開催中


故阿部幸作氏の撮影した昭和の生活風景や行事のカラー写真を中心に展示致しております。ぜひご来場ください。朝日町50周年を記念して展示された、西部公民館所蔵の写真も一緒に展示しております。

日時 12月21日(水)〜1月29日(日) 
   9:00〜19:00(月曜休館日)
   ※12/29〜1/3は年末年始休のため休館になります。

場所 朝日町エコミュージアムコアセンター「創遊館」ギャラリー
   (山形県西村山郡朝日町宮宿2265)

故阿部幸作氏について

春日神社宮司の宮本建一氏の案内のもと、大石の化け石や生き地蔵の自在坊など、話題の八ッ沼の七不思議伝説の場所を巡ります。

日 時 11月13日(日)午前9時〜12時
案 内 宮本建一(春日神社宮司)
参加費 500円
主 催 朝日町エコミュージアム案内人の会
申込み / 電話0237-67-2128エコルームまで(月曜休) 
八ッ沼について
170mの高さを誇る明神断崖には、少し前まで竜の棲むといわれる穴があり「穴山」と呼ばれていました。用や船渡地区は弁財天や如意輪観音を祀る竜神信仰の地区です。最上川一の絶壁を川原から間近に眺め、頂上からは美しい朝日連峰や北部地域の風景を眺めます。

日 時 / 10月2日(日)午前9時→12時位
案 内 / 堀 茂
注 意 / 20分ほどの軽い登山になります。
主 催 / 朝日町エコミュージアム案内人の会 
申込み / 電話0237-67-2128 エコルームまで(月曜休)

参考写真
用のはげ
立木地区より朝日鉱泉にかけての美しいポイントが町民有志により「朝日川十景」として表されました。もっとも美しい紅葉の季節に訪ねます。

日 時 10月16日(日)午前8時〜12時
案 内 西澤信雄(朝日鉱泉ナチュラリストの家)
参加費 500円
主 催 朝日町エコミュージアム案内人の会
申込み / 電話0237-67-2128エコルームまで(月曜休) 

朝日川について
写真集『橋を見に行こう〜伝えたい日本の橋〜』で旧明鏡橋を紹介下さった平野暉雄氏が、今度は連載されている聖教新聞にて再度紹介下さいました。平野氏は明鏡橋70周年記念講演の折「明鏡橋は開腹型アーチ橋では日本一心なごむ橋」とお話下さいました。
※写真は写真集より抜粋
記事
旧明鏡橋について
平野暉雄氏のお話
心なごむ明鏡橋を見つめて
 台風などの風災害を鎮め、豊作を祈る「大谷風神祭」が今年も賑やかに開催されます。子供たちの田楽提灯行列→天狗(猿田彦命)→御神輿→村役→大谷獅子踊り(県無形文化財)→各地区の屋台の大行列が2時間かけて村中を巡行します。写真は屋台の演し物風景です。撮影/堀敬太郎氏

日 時 8月31日(水)午後7時巡行開始 白山神社より大谷地内一円
屋 台 第4区/角田流大谷獅子踊り 第3区/風神太鼓と子供神楽
    第5区/水戸黄門 第6区/風神花笠神輿 
    第1区/藤森信吾&あやまんJAPAN 第2区/浦嶋太郎
※各地区の演しもの披露は、旧田中屋前十字路を皮切りに各所で行われます。
花 火 時間中およそ150発
主 催 大谷風まつり実行委員会 白山神社氏子会 大谷連合区 町消防団3-1
    町商工会北部支部 交通安全協会大谷支部 他
問合せ 大谷風まつり実行委員長 白井淑浩さん Tel 0237-68-2537 

風神祭の詳細はこちら
角田流大谷獅子踊

▼こども神輿 同日午後2時より
大谷往来館(松谷屋菓子店の斜め向かい)より大谷地内一円

白山神社マップ
風祭り駐車場マップ
※他にもJA大谷支所、北部体育館、秋葉山交遊館も利用できます。