2014年4月12日、13日の2日間、埼玉県川口市西川口の酒販店、「酒のかづさ屋」様の試飲販売会が開催され、米鶴がかづさ屋様ではじめて試飲販売をおこないます。地図 酒のかづさ屋 埼玉県川口市西川口1丁目35−8☆米鶴 純米大吟醸 亀の尾(ワイングラスで美味しい日本酒アワード2011金賞)☆マルマス米鶴 限定純米吟醸 生(米鶴が日本酒の理想像を追及して醸すイチオシ商品)☆米鶴 米の力 特別純米 亀粋 生原酒☆米鶴 米の力 特別純米 亀粋 (亀の尾が大粒に変化した品種「亀粋」100%使用の珍しい特別純米の生原酒と火入酒)☆米鶴 純米かすみ酒(新商品、ラベルもカラフルな米鶴の春酒)☆米鶴 田恵 特別純米 (純米酒大賞2013金賞、ワイングラスで美味しい日本酒アワード2011最高金賞)☆米鶴 山廃純米旨燗(お燗に向く旨み成分の多い純米酒)☆米鶴 純米 あんだんて(身体にやさしい純米酒、燗酒コンテスト2013金賞)☆米鶴スパークリング (日本酒では珍しい、ホームパーティの乾杯に使える辛口スパークリング日本酒)以上の充実のラインナップでお待ちしております。今回は梅津が担当します。足を運んでいただければ実際に味を確かめて購入できる機会ですので、お見逃しなくご利用下さい。
2014年4月11日から13日までの3日間で、大阪・阪急百貨店うめだ本店の9階・阪急うめだホールにて開催の「第3回蔵元まつり」に米鶴酒造がブース出展しています。現在の阪急うめだ本店催事場開催イベントはこちらをご覧ください。☆米鶴 大吟醸 巨匠(米鶴の鑑評会出品酒、ワイングラスで美味しい日本酒アワード2013金賞)☆米鶴 純米大吟醸 F-1(米鶴純米ラインナップの最高峰)☆米鶴 純米大吟醸 亀粋(インターナショナルワインチャレンジ2012銅賞)☆米鶴 純米大吟醸 亀の尾(ワイングラスで美味しい日本酒アワード2011金賞)☆米鶴 純米大吟醸 自然流(純米酒大賞2010優秀賞)☆米鶴 特別純米 しぼりたて生(今シーズンの特別純米新酒の生酒)☆米鶴 純米吟醸まほろば(蔵元地元産酒米100%使用、山形県酒造組合純米吟醸酒規格に合格したお墨付き商品)☆米鶴 純米まほろば(蔵元地元産酒米100%使用、山形県産品ブランド規格に合格したお墨付き商品)☆米鶴 純米かすみ酒(新商品、ラベルもカラフルな米鶴の春酒)以上のラインナップでお待ちしております。米鶴杜氏の須貝、関西営業担当の土田がお世話いたします。足を運んでいただければ実際に味を確かめて購入できる機会ですので、お見逃しなくご利用下さい。
日本酒の世界には、蔵元の技術の向上のために、市販の是非に関係なく出品ができる、「鑑評会」とよばれる日本酒コンテストがあります。鑑評会に出品される日本酒は、昭和30年代以前は造るのにも売るのにもあまりに高額になるため市販されていませんでした。ですから、当時の鑑評会出品酒は自動車の世界でいうF-1マシンのようなものです。鑑評会では銘柄を隠して審査されるため、有名無名にかかわらず純粋に味だけで評価されます。無名の蔵元にとっては自分たちの技術力を披露することができる数少ない舞台のひとつだったのです。 米鶴でも長年、鑑評会出品酒を市販することはありませんでしたが、当時の鑑評会のひとつ、「全国酒類調味食品品評会」で1968年に山形県初のダイヤモンド賞を受賞します。それを記念してその翌年から鑑評会出品酒の市販にチャレンジしたのです。それが「米鶴F-1」のはじまりです。それ以来、米鶴の最高級酒として40年以上にわたり発売を続けてきました。 1987年は、当時F-1レースに本田技研工業(株)がウィリアムズチームへのエンジン供給メーカとして参戦しており、そのウィリアムズホンダチームが年間コンストラクターズ王者、チームドライバーのネルソン・ピケが年間ドライバーズ王者の2冠を達成した年です。当時の米鶴社長である11代梅津伊兵衛が本田技研工業創業者の本田宗一郎氏に手紙と共に「米鶴F-1」を2冠制覇のお祝いとしてプレゼントしています。それに対して、本田宗一郎氏からはお礼状を頂きました。「米鶴F-1」は「世界のホンダ」にも知られる存在となったのです。 日本酒における商標権の取得には難航しました。「F-1」という記号での商標登録は商標法の要件を満たしていないために登録できず、様々な形で登録を試みましたが、結果的には1994年に出願した「えふわん」というひらがなで1997年に登録されました。 しかしながら2011年11月に、モータースポーツのF-1ブランドを管理しているフォーミュラワン・グループのブランド管理会社「フォーミュラワン・ライセンシング・BV」から、米鶴酒造が所有する日本酒での「えふわん」の商標権取消および米鶴F-1の販売停止を求められます。先方の主張は、フォーミュラワン・グループがこれまで築き上げてきたモータースポーツ界最高峰のブランドイメージにタダ乗りしているため、商標権侵害にあたるというものでした。 米鶴最高峰の日本酒として「F-1」を40年以上も販売してきた実績と、「F-1」を最高峰の代名詞としての地位を築くために努力してきた自負もありましたので、私達としてもこれまでの実績をまとめた200ページを超える資料を提出すると同時に、正式なライセンス契約を結ぶことも視野に入れて誠実な交渉を2年間継続してきました。しかしながらこちらの努力の甲斐もなく、商品の存続も、ライセンス契約も、認められる見通しがないことを、2013年12月に先方から通達されました。 40年以上の販売実績とF-1を名乗るのにふさわしい米鶴の最高峰に名付けた「米鶴F-1」は、商標権裁判を受ければ勝つチャンスもあったでしょう。しかしながら、私達は「米鶴にかかわるすべての人の幸せに貢献する」という理念を掲げており、私達にとってフォーミュラワン・グループは米鶴と深い関係にあるものと信じています。重要なのは、フォーミュラワン・グループが米鶴F-1の存続を友好的に認めることであると考えたのです。裁判で争う道は全く考えないことにしました。 以上のことから、2014年3月10日現在の状況では、「米鶴F-1」の醸造元からの出荷は2014年12月31日までとし、2015年からは同じ名前での商品出荷は致しません。同じ酒質で違う商品名での販売継続についてはこちらをご覧ください。米鶴 純米大吟醸 天に舞う鶴の輝きのご案内 しかし、私達の中ではせっかく築き上げた「米鶴F-1」が2014年で終わってしまうのは非常に残念でなりません。もし販売復活の機会が与えられれば喜んでそれに応えるべく、「F-1」の名にふさわしい最高品質の純米大吟醸を目指します。古くからの日本酒ファン、そして日本のモータースポーツのF-1ファンの方々からの要望が数多く集まれば、その機会は再び訪れるものと信じています。