山形の地酒|米鶴酒造

山形の地酒|米鶴酒造
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去る6月5日に、第12回目となる米鶴 田植え祭りを開催いたしました。

田植え祭り前の一週間はあいにくの天気が続きましたが、当日は好天に恵まれ、田植え日和となりました。

ここで当日撮影させていただいた写真を交え、田植え祭りの様子を振り返りたいと思います。

午前9時の受付開始と共に、多くのお客様にお出で頂きました。


午前10時から安久津八幡神社宮司による祈祷が始まり、田植えの安全、豊作を願いました。


続いて、居合道による奉納演武がございました。


居合演武に続いて、稚児による田植え舞が披露されました。
新緑に赤い稚児衣装が鮮やかでした。

田んぼに入る前に、醸造課の志賀から今回の苗である幻の名品種「亀の尾」の説明と、植え方のポイントやコツなどのアドバイス。
アドバイスを聞いたら、いよいよ田んぼに入っていきます。


今年は安全面を考慮して、軍足(厚手の靴下のようなもの)を履いて田んぼに入り、田植えを体感していただきました。


係員が目印となるラインを引っ張り、合図の掛け声・太鼓に合わせて植えていきます。






大人も子供も、田植えの経験がある・なしも関係なく、皆さん田植えに没頭していらっしゃいました。


今回は、真ん中でピッタリ植え終わることができるでしょうか?
(端から植えていきますので、真ん中で終わればバランス良く植えられた、ということになります!)


どんどん向かい側との間隔が狭くなり…


田んぼの真ん中ではち合わせできて、無事田植えは終了!
皆さんお互いに「お疲れさま!」と声を掛け合っておいででした。

ここで、田植えに使ったものと同じ苗を使っての「バケツ栽培」の説明も行われました。
秋に行う収穫祭では、バケツ栽培の出来栄えを競うコンテストを開催し、優秀な栽培者には表彰状と賞品が進呈されます。
今年の最優秀賞は誰が獲得するのでしょうか?


田んぼの泥を綺麗に洗い流したら、米鶴のイベント恒例「なおらい」の始まりです。
「乾杯!」の音頭を皮切りに、テーブルからは笑い声が聞こえていました。


今回田植えされた稲「亀の尾」は、10月の収穫祭で刈り取り、来年2月の仕込み体験を経て新酒となります。
逞しく育ってくれることを願って、田植え体験レポートとさせていただきます。


↓まほろばの酒蔵 米鶴酒造のホームページははこちら↓
米鶴酒造株式会社 公式ホームページ【別ウィンドウが開きます】
東北関東大震災により、米鶴商品の配送に関して、以下のような影響を受けております。

配送不可能な地域
 宮城県の一部地域、岩手県の一部地域、福島県の一部地域、茨城県の一部地域、
 長野県の一部地域

配送可能な地域
 上記以外の地域

一般のお客様への配送も受け付けられるようになりました。

(注意点)
1.配送可能な地域であっても、状況により配送できない場合がございます。また、日時指定はお受けできません。

2.通常よりも出荷から到着までに時間がかかっております。


詳しくは弊社へ直接お問い合わせ下さい。
以上、ご了承下さいますよう、どうぞよろしくお願いします。
米鶴商品の酒類卸店様、酒販店様への配送に関して、以下の配送可能エリアにつきましては、物流が回復しつつあります。

配送可能エリア
山形県、東京都、千葉県、埼玉県、神奈川県、静岡県、愛知県、三重県、関西地区全域、関西以西全域

燃料不足の関係から、毎日出荷ができる状態ではありませんし、発送した後も、到着までの時間が通常よりもかかっている状況ですが、既にご注文を頂いている分は、準備が出来次第出荷しています。出荷しましたら、改めてご連絡差し上げております。また、日時指定でなければご注文を受け付けております。

なお、一般のお客様への配送に関しましては、回復までもう少し時間がかかりそうです。

ご理解のほど、どうぞよろしくお願いします。
まずはじめに、私たちよりも被害が甚大な被災地の方には、無事を祈るばかりです。
不幸にも亡くなられた方とそのご家族に、哀悼の意を表します。

弊社にもたくさんの方からお見舞い、応援の言葉を頂きました。
大変ありがたく、また、大変勇気づけられました。この場を借りて、厚く御礼申し上げます。

弊社の状況は、幸いにして人的被害はなく、
地震直後から続いていた停電も3月12日の17時ごろに回復し、
時間は前後しましたが、予定通りの仕込み作業を継続することができています。
酒の破損廃棄は215リットルと、これまで経験したことのない量を失いましたが、
弊社所有の量と比較すれば軽微な損害で済みました。
建屋の損傷もありますが、雨風は防げるように応急処置は済んでいます。
思いがけない被害としては、
出張のために仙台空港近くに駐車していた社用車を1台失いました。

10日、11日ごろに出荷した荷物につきましては、14日から動き出した様子です。
これらの荷物には、到着に遅れが生じます。
お急ぎの荷物についてはご連絡いただければ、可能なかぎり追跡調査して、
状況をお伝えするよう努めます。

今後の出荷については、自社配送、運送会社委託分ともに、
輸送燃料不足のため、見通しが立っておりません。
日時指定が必要ない注文であれば承っております。
蔵元に直接来ていただけるのでしたら、品物をお渡しすることは可能です。
いずれにしても、当面の間、配送でご不便をおかけ致しますが、なにとぞご了承下さい。

酒造りに必要なボイラー燃料が続く限り、酒造りは継続して参ります。

毎年4月第一日曜日に弊社敷地内で実施している「米鶴の酒蔵開き」につきましては、
残念ですが中止と致します。
元気を取り戻すための助けになりたいという思いもありますが、
生活の安定すらままならない今の状況を考えると、開催は時期尚早と判断しました。
楽しみにしていた方には大変申し訳ありませんが、ご理解下さい。

日本のいち早い復興のために、今できることを確実にやっていく所存です。

2011年3月15日
米鶴酒造株式会社 12代目蔵主 梅津陽一郎
いよいよ仕込が始まりました。
今年も良いお酒ができるように、怪我や事故がないようにと社長をはじめ蔵人全員で祈願しました。




こしき(甑)による蒸作業


きれいな輝きを見せる「蒸米」

これから、春から秋まで農家をしていた蔵人たちが徐々に合流し、蔵の中が活気付いていきます。

先日、米鶴に「折り鶴の焼き物」が届きました。

焼いて下さったのは米鶴のお客様でいらっしゃる、京都にお住まいの岩田様です。
岩田様は陶芸がご趣味という事で、4月に京都で開かれた「米鶴を楽しむ会」にいらした際、

「陶芸が趣味なので、なにか米鶴のために焼きましょうか?」

と提案して頂き、お言葉に甘えて作って頂くことになりました。

「米鶴」の名前になぞらえたものを作る、という事で、

「米」という字を崩していくと「米 → `´・ 十 ・ 八 → 八十八」になる

ことを活かして、「『八十八羽の折り鶴』ではどうか」となったのです。

そして先週、出来あがった折り鶴を届けるために、岩田様自らわざわざ米鶴までお越し下さいました。

京都を深夜の12時半に出発し、北陸道経由で高畠に到着されたのが11時半とのことですから、実に11時間も運転して来られたということになります!

更に、荷ほどきや展示までお手伝いして頂きました。

こちらが、八十八羽勢ぞろいしている様子です。

制作された岩田様いわく、

「こうしたタイプの焼き物は2割以上がダメになってしまうもので、本職にしている人なら絶対作らない」

とのことでした。

そんなものを作ってしまう岩田様の情熱・こだわりが垣間見えるような、素晴らしい焼き物です。


下の写真の、右から2番目にいらっしゃるのが岩田様です。
岩田様、本当にありがとうございました。


八十八羽の折り鶴は現在、売店の一角に展示させていただいております。
見学・買い物でお越しの際はぜひご覧になって下さい。

※売り物ではございませんのでご了承ください。