山形鉄道中井社長も駆けつけての柴刈作業の結果は、ご覧のとおりです。ある方は、「夏頭になったな。」と言い、またある方は「西山が見えてスカッとするなぁ。」と語っていました。最後に、駅協力会の鈴木会長から、「来年度も手をかけて行きたい。」との挨拶がありました。作業に参加された皆様、ほんとにお疲れさまでした。

柴刈り作業の開始にあたって、成田駅・白兎駅協力会の鈴木会長から挨拶があり、「いざ出陣」。上り列車が到着する６時３１分には、ホームで休憩。列車に乗ろうとしていた娘さんも、いつもと違う雰囲気に戸惑っている様子。機械の苦手なおらだの会のメンバーは、鉄ちゃんの（丁寧な?）指導で花壇の草むしりをしました。柴刈作業を担当した方は、「さすがに疲れた。」と言ってました。ほんとにご苦労様でした。さて、次回はいよいよビフォー・アフターを紹介します。

７月３０日（日）午前６時、羽前成田駅・白兎駅協力会の皆さんが中心となって、成田駅ホーム西側の草刈り作業が行われました。「草刈り」というより「柴刈り」という状況でした。背丈ほども伸びた手ごわい敵に、果敢に挑戦している雄姿をご覧ください。ビフォア・アフターは次回、ご報告します。

   6月から、週末の午後は、可能な限り駅茶（駅長室）を開けるようにしている。駅舎を訪れる人に、中を覗いてもらいたいとの気持ちである。いろいろな方が訪ねて来てくれるが、そんな中に、おふくろさんを連れて来られたご家族がおられた。話を聞くと、おふくろさんは長井市西根出身で、高校時代に成田駅から南長井駅まで通ったのだという。今、西根の実家には誰もいなくなり、お墓も東京に移すのだという。

　ひとしきり想い出談議に花を咲かせての帰り際、「お母さんの想い出の場所を守っていてくれてありがとうございました。」と、娘さんが丁寧に頭を下げられた。故郷の家やお墓がなくなる時代なのだという寂しさと共に、この駅舎の風景を、母娘が想いを重ねて眺めていることに深い感動を覚えたものです。

停車場憧憬　それは母の人生を想う旅