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木村トシオ句集② 第1章 四季の彩りに

第一章  四季の彩りに  

1月
 初春に 夢と希望の 雪が舞う(賀正)
 春雪に 孫達来たりて 愛の歌

2月
 春なのに いつまで続く 冬衣
 今宵また 寒風雪が 窓をうち

3月
 鶯の 鳴く声きけば 春来たる
 雪溶けて 梅に桜に 美の百花

4月・5月

 春来たる 俺の出番だ 久保櫻
 生命なり 心癒すや 櫻花
 散りてなお 心伝える 櫻花 わが人生も かくぞ有らんと
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木村トシオ句集③ 第1章四季の彩りに 

6月・7月
 大和楽 咲くや 五尺の あやめ草
 あやめ花 こよなく愛する 私かな
 霧の世に 心なごます あやめ花

8月
 大花火 長井の空に 舞い踊る

9月
 陽だまりを 袖に入れたる 穂波かな
 こがね色 実る稲穂に 秋の陽の 優しき光 我を包まん
 秋の陽に 実る稲穂のさざ波に 舞うがごとくに 蜻蛉群れ飛ぶ

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木村トシオ句集④ 第1章四季の彩りに 

9月・10月
 秋風に 色とりどりの 花心
 つかのまの 癒しの心 モミジ葉に 

11月・12月
 秋深し 添え木片手に 冬支度
 白き雲 今年も来たり 雪桜 (2005.12.3)

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木村トシオ句集⑤ 第2章妻に|

第二章  妻 に  

 創作(生)の美しさと素晴らしさ、そして人生に夢と希望を与えてくれた妻との 出会いに感謝します。やさしい言葉、愛らしい笑顔、最高の宝物。
 ありがとう,ありがとう・・。

 我が人生 脱線せずに まっすぐに 生きて着きたる 終着駅
 流れ来て 仰ぐ山並み 紅葉燃ゆ 我が人生に 悔いぞこれなし

 六甲の 山を想いて 紅葉燃ゆ 強く生きんと 誓いし二人
 みちのくの 風雪に泣く 妻が居て
 風雪に 耐えて春待つ 私かな
2012.12.10:orada:コメント(0)

木村トシオ句集⑥ 第2章妻に

《 平成17年11月13日 妻と旅して 》

 笹舟で 渡る最上の 老夫婦
 人生の 小舟に乗りて 共白髪 最上の川面に 夢もうろう

 出羽三山 男の命に 力沸く

 時に静かに 時に荒ぶる 日本海
 どちらも絶景 絶景かな (妻の優しさと強さを感じつつ)

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