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若者達へ ⑯夢・ユメ・Dreamを考えるか・・・

  • 若者達へ ⑯夢・ユメ・Dreamを考えるか・・・
 最近はAKBとかが人気でありますが、ワシらの年代では松健サンバが最高な訳です。松健はかの有名な「暴れん坊将軍」であります。さてさて、「暴れん坊将軍」の挿入歌の題名が、『夢灯り』であることをご存知の方は少ないことと思います。(斯く云うワシもこんな歌はあまり記憶にないが)『夢灯り』と聞いて、長井青年会議所があやめ祭りの時に実施している『夢灯り2012 絆』を思い出しました。【写真参照】
 これから“若者と夢”について考えてみたいと思っていますが、とりあえず初回は、“ゆめ・ユメ・夢・Dream・Somnium”に関連するものを集めてみようか。「悪夢」「正夢・逆さ夢」「夢物語」「同床異夢」「夢で逢いましょう」「ドリーム・カムズ・ツル―」「夢分析(フロイト著)」「神霊感応夢判断秘蔵書(安倍晴明著)」「夢十夜(夏目漱石著)」・・・・。 そして私が大好きな「白日夢」ならぬ「白昼夢」ですね。
 

若者達へ ⑮ある継母のこと 

  • 若者達へ ⑮ある継母のこと 
 さて『白雪姫』には程遠い、『白雪ママ』がいる「自由の家」というスナックがある。そのマスター夫婦に『長井訛り』がないので、「どっから来たんだべな?」って思っていました。それで、「何処で一緒になったなや」とか「息子さんは長井にいんなが」などと質問したらば、人生の重みを知る話を聞かせてもらったので、さら~っとお話します。
 長井出身のママさんは、60年前?に東京の会社に就職しました。田舎の高卒の娘は、社長さんや会社の上司からたいそう可愛がられたそうです。そして会社の人達と食事に行くお店の主人が、マスターだったのだそうです。マスターの奥さんは、可愛い二人の娘さんを生んで、しばらくしてから交通事故で亡くなったそうです。ママが二人に食事を作ってあげている中で、一緒になることになったのだそうです。この結婚には、田舎の両親も会社の人達も大反対だったそうですが、ママはそれを押し切って「継母」になったのです。
 「継母となってから、私は365日の食事と209日の弁当を、一日も欠かしませんでした。靴の脱ぎ方が悪い、箸の置き方が悪い、と厳しく躾けました。その二人も今は母親となり、今では、父親以上に私に相談を持ちかけ、私を助けてくれます。孫達が「爺、ババ」といって遊びに来てくれます。これまでの歳月の間には、幾つもの山がありました。でも、その時々に、娘の生みの母親が助けてくれていたような気がするんです。」
 私は、「悲しい家族の風景」があちらこちらに見えている今の社会の中で、全くの他人が繋がることができる家族があるのだと思う。ママさんが血の繋がっていない子供達に、強い愛情を注ぎ続けられたのは何故なのだろう。もしかして、「生命を伝える」「この子が親になったら生まれるであろう子供達の生命を、つなげてやりたい」という「無償の愛」なのか、と思う。それにしても、もっとわからないのが、私以上に“変な”マスターが、何と言ってプロポーズしたものか・・・。(笑)

若者達へ ⑭再び家族とは・・継母のこと

  • 若者達へ ⑭再び家族とは・・継母のこと
 さてさて、今まで桃太郎伝説や嫁姑戦争、ファミリーヒストリー、座敷童などを題材に“家”や“家族”について、思うことを綴ってきました。これらは基本的に「血が繋がっている」ことを前提としています。それでは、血が繋がっていなければ、家族は存在しないのか、ということを考えてみたいと思います。
 『白雪姫』も継子である。「継母」という言葉からは、先妻の子をいじめる怖い母のイメージが浮かびます。こうした童話は世界共通にあるようです。「村田喜代子さんの世界を遊ぶ」というホームページから、考えてみたいと思います。(許可を得ず掲載することをお許しください。)
【村田喜代子さんの世界を遊ぶ】から
 「白雪姫」(グリム童話の初版では実子だが第2版以降は継子となっている)のように最後は継子に勝たせる話が多い。西洋の凶暴な継母に対抗する継子も相当なもので、「白雪姫」のラストは王子とのハッピーエンドの結婚式で、継母は真っ赤に焼けた鉄の靴を履かされて悶死するのである。やわでない狩猟民族の童話は、ときとして虐待された継子が継母以上の残酷な仕返しをするものだ。
 これに較べると、日本の継子いじめの古典「落窪物語」や「住吉物語]では、幸せになった継子が積極的に継母へ復讐するような攻撃性はみられない。神仏の加護を得た娘たちはみずからの手を汚さなくても、天の懲罰によって継母は零落の途をたどるのだ。しかし独占欲の強い後妻にとって、継子は不純物である。こうした継母と生きる子供の人生は悲しいものであろう。

こんな世界は、今の日本にもあるのではなかろうか。現代的には、モンスターペアレンツや虐待ママ、ニグレクトママなどが浮かびます。でも不思議なのが 「ママ」と「継母」のいづれもが、“ママ & Mama”があることが不思議ですね。

イベント予告:金婚夫婦が成田駅から新婚旅行

 昨年度は、峯村夫婦の「還暦祝い列車」をニギニギしく挙行いたしましたのを覚えていらっしゃるでしょうか。(おらだの会会員紹介③参照)
 が、この春は、還暦を超えて『金婚式祝い列車』を走らせようと考えております。新郎は、北海道に生まれたはずなのに、流れ流れて成田に来た人なんです。どうして夫婦になったのか誰も知らないのですが、成田に来て『いちぜん』というラーメン屋をやっているのです。かの有名な徳富政樹さんという写真家のブログに登場したラーメン屋のご夫婦です。(tokutomimasaki.com/.../railways_pictures_to_cheer_up_07.ht... )

会長談:こんな戦中派の夫婦は、赤紙が届いていて、少しも華やかな結婚式をあげられなかったはずなんです。そんな二人に、ささやかなウェディングドレスを着せてあげて、新婚旅行(間違っても『黄泉の国』への旅ではありませんぞ!)に旅立たせたいという気持ちと、「また飲めるな、ラッキー」という気持ちです。志村けん風に言えば「爺さんや」「ばあさんや」の二人が、どんな新婚旅行に旅立つか、こうご期待!!!。(笑)
 事業協力:長井市栄町 パール衣装様  ご協力誠にありがとうございます!
 

2013.03.22:orada:コメント(0):[成田駅イベント情報]

若者達へ ⑬卒業式に思うこと

 3月は卒業式のシーズンです。自分の子供が小学校に入学した時、妻と並んだ記念写真には、桜の花が満開でした。あんな小さな子供が、この春、卒業を迎えました。キロロの「未来へ」という歌が流れていました。そんな時、ふと恩師の言葉を思い出しました。
 女性の先生:卒業式の時にどういう訳か、父を思い出すんです。父は、秋の刈り入れが終わった田んぼの畦道に腰をかけて、タバコを吸いながらぽそっと言っていたのです。「春から育ててきた稲がなくなった田んぼを見るのは、本当に寂しい。でもな、行ってしまった米に言うんだ。お前らな、もらわっちぇった家で、『うんまえ米だなあ』って褒めでもらえよな。」
 高校の先生:卒業式の日に、流雪溝を思い出すんだよな。流雪溝の中を、雪がどんどんどんどん流れて行くんだ。卒業していくお前たちと同じように。お前らともっと一緒にいたいのに、お前らは行ってしまうんだよ。寂しいけど、最後にお前たちに伝えたい。『大きくなって帰って来いよ。その日を楽しみにしています。一期一会・出会いは必然』」