山形市在住の写真家・小野孝志さんの写真展『思い出は汽車に乗って』が、山形鉄道・西大塚駅で開催されています。小野さんが10代の頃に、「この景色は残しておきたい」とシャッターを切った諸作品は、単なる“鉄道写真”の域を超えて“街の記憶・暮らしの追憶”を感じさせるものです。森泉さんも応援している真面目な青年写真家・小野さんの作品をとおして、それぞれの昭和を振り返ってみてはいかがでしょうか。
◇小野孝志写真展 『思い出は汽車に乗って』
◇期間 8月10日~8月15日 (午前10時~午後6時)
写真展のフィナーレを飾るのは、ビアガーデンだ!。宮崎会長のご指名により、今回も地元のよさこいグループの姫憂兎を招聘しました。それで今回は、「姫憂兎の魅力」に迫ります。写真提供は「チェリー薬局」のN.K姫です。なお、姫憂兎は、仙台市の勾当台公園で行われた「みちのくYОSAKОIまつり2012」にも出場した団体です。その際のユーチューブは、次のアドレスをご覧ください。
http://www.youtube.com/watch?v=4xAWH4NN5uQ
【会長談】 姫憂兎のリーダーは、俳優の石野真子ちゃんに似てるんだよね!そう思わない?
仲順流り(ちゅんじゅんながり)
(1番) 盆は七夕から 中旬の10日の頃
※(囃子)エイサー エイサー ヒヤルガ エイサー スリサーサー スリ
若者たちが 揃そろって踊おどっているよ
(2番)仲順流れの 教えはいつまでも 黄金の林の 物語もいつまでも
(3番)仲順大主(ちゅんじゅんたいしゅ)は 果報な人だ 三人の子宝に 恵まれて
(4番)子どもの心は 今は知らないが 今日は、なんとめでたい いい日だ
(5番)父親の遺言は 山よりも高く 母親の遺言は海よりも深い
(6番)生まれて 5歳で母を失ない 七歳で 母を思い出し
(7番)国々方々を巡っても 我母に似る人は 一人も居ない
※仲順太守の伝説については、改めて紹介をしたいと思いますが、親が子を思う気持ち、子が親を想う気持ちこそが家族の絆であり、 世界も日本も、都市も地方も、男も女も、普遍のものなのだと深く共感する今日この頃です。
けれど少しだけ寂しいのは、最後は母への感謝の方が強いということですかね。(男は寂しいねぇ 。)
8月3日に行われた「長井水祭り」に、長井市伊佐沢地区と20年の間、交流を続けてきた沖縄県金武町並里地区の青年会の皆さんが、本場の「エイサー」を披露してくれました。
エイサーは沖縄の念仏踊りである。エイサーの王様曲・原曲とも言われる『仲順流れ』は、北中城村仲順に伝わる仲順大主の伝説をもとに先祖供養の歌としてつくられたものです。通常、琉歌は八八七八の音数であるのに対して、不思議なことに、『仲順流れ』は五七調のリズム。エイサーは、本土の仏教僧・袋中上人が念仏踊りを沖縄の音楽にのせて伝えたのが始まりだとされています。琉球舞踊と本土の念仏踊りが合体したの「エイサー」です。さらに、この袋中上人は、福島県いわき市出身の僧です。福島は山形県の隣の県であることに不思議な「縁」を感じませんか?
次回は、『仲順流れ』の現代語訳を教えます。