停車場で若者達と酒を酌み交わしたものだ。カフェをやりたいとか、それぞれの夢を語ってくれた。いつか彼らは、それぞれの道に向かって飛び立って行った。「大きくなって顔を見せに来るよ。」などと、生意気なことを言っていたものだ。
現実は決して楽なものではない。元気でやっているだろうか。平凡な幸せをつかんでほしい。我が子と同じように彼らのことが気にかかる。いつかまた、彼らと酒を酌み交わす日が来ることを願っている。
いつかまた彼の旅人に会う時を我は待つらん小春日和に
残心の時を過ごせし君なれば背なに祈らんささやかな幸
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