ちょっとピンぼけ 新版
ロバート・キャパ (著), 川添 浩史 (翻訳), 井上 清一 (翻訳)
キャパの写真集を初めて手にとったのは、
おそらく大学の図書館か何かだったように思います。
生きること、死ぬこと、幸福とは?、人間とは?・・
何十万語の言葉で語る文章よりも、
はるかに情報量を持った1枚の写真があるのだと、初めて認識した瞬間でした。
部屋に飾って、見る度に心を癒してくれる写真ではないんだけれども、
何か切実なパワーで、折れそうな心を押し上げてくれるような存在でした。
そこでシャッターを切るという行為は、
空間を切り取り、時間を切り取る行為のように思います。
で、優れた写真家の優れた作品は、1度切り取った後でも、見る側にそこから先の広がりを感じさせる・・ような気がする。
つまりは人の想像力に作用する。(気のせい?)
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