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小原市政の誕生へ…初心、忘れるべからず~今度こそ、真の「二元代表制」の確立を!!??
任期満了に伴う花巻市長選が25日に投開票され、無所属新人の元県文化スポーツ部長の小原勝さん(61)が次点に7千票余りの大差をつけて当選。2月5日に小原市政が正式にスタートすることになった。当日有権者数は76,402人で、投票総数は40,417人(うち、無効292票)。投票率は52・9%で、前回(54・6%)を1・7%下回った。来月8日の衆院総選挙を経て、25日には新体制下の3月定例市議会が招集される。 立候補したのは他に同じ無所属新人のNPO法人代表理事の葛巻徹さん(48)、元市議の高橋修さん(55)の3人。三つ巴の選挙戦を繰り広げたが、投票率の底上げにはつながらなかった。3期12年の上田東一市政では当局側と議会側が互いに監視し合う「二元代表制」が機能不全に陥るなど政治不信が高まっていた。喫緊の課題である駅橋上化(東西自由通路)事業に伴う将来ビジョンや新花巻図書館問題の今後のロードマップなどにどう向き合うのか―難問が山積する中、小原市政にはまず二元代表制の立て直しが求められる。当然のことながら、そのためには議員一人ひとりがその矜持(きょうじ)をどう示すかにかかっている。 「市民一丸」「市民と創る、羽ばたく花巻」ー。上掲の公約を頭に刻みながら、その行方を見守ることにしよう。さらに、今夏には市議会議員選挙も予定されている。これまでのように「多数会派」=「市長与党」という悪しき構造を打ち破り、市民から直接選ばれた議員としての「個」の自覚を持つべきであろう。「議会改革」こそがもうひとつの喫緊の課題である。 各候補者の得票数は以下の通り(敬称略) ・小原 勝~20,491票 ・葛巻 徹~6,229票 ・高橋 修~13,405票 (写真は小原候補が公約に掲げた選挙公報) ★オンライン署名のお願い★ 「宮沢賢治の里にふさわしい新花巻図書館を次世代に」―。「病院跡地」への立地を求める市民運動グループは七夕の(昨年)7月7日から、全世界に向けたオンライン署名をスタートさせた。イーハトーブ図書館をつくる会の瀧成子代表は「私たちは諦めない。孫やひ孫の代まで誇れる図書館を実現したい。駅前の狭いスペースに図書館を押し込んではならない。賢治の銀河宇宙の果てまで夢を広げたい」とこう呼びかけている。 「わたくしといふ現象は/仮定された有機交流電燈の/ひとつの青い照明です/(あらゆる透明な幽霊の複合体)」(『春と修羅』序)―。賢治はこんな謎めいた言葉を残しています。生きとし生ける者の平等の危機や足元に忍び寄る地球温暖化、少子高齢化など地球全体の困難に立ち向かうためのヒントがこの言葉には秘められていると思います。賢治はこんなメッセージも伝え残しています。「正しく強く生きるとは銀河系を自らの中に意識してこれに応じて行くことである。われらは世界のまことの幸福を索(たず)ねよう、求道すでに道である」(『農民芸術概論綱要』)ー。考え続け、問い続けることの大切さを訴えた言葉です。 私たちはそんな賢治を“実験”したいと考えています。みなさん、振って署名にご協力ください。海外に住む賢治ファンの方々への拡散もどうぞ、よろしくお願い申し上げます。 ●オンライン署名の入り口は以下から https://chng.it/khxdhyqLNS ●新花巻図書館についての詳しい経過や情報は下記へ ・署名実行委員会ホームページ「新花巻図書館を宮沢賢治ゆかりの病院跡地に!] https://hanamakibiblio.jimdosite.com/ ・ヒカリノミチ通信(増子義久) https://samidare.jp/masuko/ ・おいものブログ~カテゴリー「夢の新花巻図書館を目指して」 https://oimonosenaka.seesaa.net/2026.01.25 -
花巻市長選が告示…焦点の新図書館問題の論戦は如何に~設計業務の契約を強行する一方で、駅前立地の手続きに重大な“瑕疵”も、本日(25日)夜半には新市長誕生へ!!??
「立地適正化計画を柱とする上田市政の総括に有権者の関心が集まっており、とくに市民世論を二分した『新図書館』問題は大きな争点になりそうだ」―。拙著『「イーハトーブ“図書館”戦争」従軍記』にこう書き記した花巻市長選が18日に告示され、25日の投開票に向けた1週間の選挙戦に突入した。立候補したのはいずれも無所属新人の元県文化スポーツ部長の小原勝(61)、NPO法人代表理事の葛巻徹(48)、元市議の高橋修(55)の3氏(届け出順) この中で、市長選を占うキーワードのひとつである「図書館」案件について、マニフェストなどで具体的に言及したのは葛巻氏だけ。「行政として花巻駅周辺に『駅の橋上化』、『図書館の新設移転』という大きな投資をした成果を他の商店街やエリアに波及させる」として、検証抜きに駅前立地を是認。さらに、図書館立地のもうひとつの有力候補地だった「病院跡地」には「カフェを併設した室内遊び場」の設置を示唆するなど「上田市政」の継承を鮮明にしている。廃墟ホテルの行政代執行をほのめかす一方で、新興跡地のがれきの山は放置したままという逆さまぶりに驚いてしまう。 一方、高橋氏がこの案件に直接触れた部分はないが、同氏は市議時代から駅前立地の早期実現派の急先鋒として知られ、病院跡地へ立地を望む市民団体に対し「いつまでやってんのか」と暴言を浴びせるなど物議をかもした一幕もあった。この日の第1声でも市政全般にわたって、「上田」後継を色濃く打ち出した。また、葛巻、高橋両氏がともに上田市政の”失政”第1号とも言われる「新興跡地」問題にに一切、触れていないことからもその立ち位置が見て取れる。他方、元県職員から転出した小原氏はこの案件の対応には慎重な姿勢を見せており、今後どう向き合うかが注目される。 新図書館建設をめぐっては、昨年12月2日に公募プロポーザル方式によって「昭和設計・tデ・山田紗子建設事務所共同企業体」が約3億7100万円(税込み)で、設計業務を受託。今月7日付で設計業務の委託契約を締結した。履行期間は令和9年3月19日までで、その後令和9年度中に建設予定地(JR用地)の取得と既存建物の解体撤去を行い、令和10年度に本体工事に着手、令和12年度のオープンを目指している。 「5年余りの〝従軍〟体験で思い知らされたのは、いわゆる〝民意〟がいかに当局側に都合よく作り上げられていくのかという、まさに民主主義の危機――いわば、ナチス化の実相だった。『民主主義の砦』とも呼ばれる図書館がその舞台だったという事実は地方自治のあり方そのものへの深刻な問いかけでもあった」―。私は拙著のまえがきにこう記している。 新図書館の駅前立地に至るまでの経緯について、「花巻市まちづくり基本条例」(平成20年3月)に定められたパブリックコメント(意見公募)やワークショップ(WS)、市民説明会、対話型市民会議などの「市民参画」手続きが公正・中立に実施されたかどうかを検証。さらに、立地候補地の「事業費比較」調査や「試案検討会議」のあり方、議会における虚偽答弁、JRとの癒着構造、黒塗り文書問題、”密室”行政によるダブルスタンダード、トップダウン方式、公募プロポーザルの進め方などを綿密に精査した。その結果、駅前立地への“民意”が恣意(しい)的に作り上げられたという実態が浮かび上がった(拙著に詳述) 一方、市側に提出された病院跡地への立地を希望する署名総数は10,269筆(うち、花巻市内在住者は6,181筆)。また、現在行われているオンライン署名数も5,841筆(1月25日現在)に上っており、呼びかけ団体は「1万筆を目指したい」と言っている。いずれにせよ、“駅前図書館”の合意形成に至るまでの経過の再検証と病院跡地への立地を望むもうひとつの大きな“民意”をどう評価するのか―新図書館問題は新しい市政下で、待ったなしの“剣ヶ峰”に立たされることになる。その新市長が招集する3月定例市議会(会期22日間)は1か月の後の2月25日に迫っている。そして今度は”高市”ショックの襲来(衆院の解散・総選挙)…。トランプ大統領の”ドンロー主義”が世界を席巻(せっけん)する兆しか。 「図書館」こそがそのまちのシビック・プライド(地に根差した郷土愛)を象徴する”知のインフラ”であることを忘れてはならない。オンライン署名など市民団体の動きについては、以下の「おいものブログ」(夢の図書館を目指して)にその経過が詳しく書かれています。なお、1月24日付の日本経済新聞に拙著の広告が掲載されたので、参考までにコメント欄にて紹介します。 (写真は告示と同時に貼り出された選挙ポスタ-=1月18日、花巻市桜町で) ≪追記ー1≫~設計業務に要する期間は約1年2か月…本格始動は新市政下へ 1月22日付の市HPに新図書館の設計業務にかかる契約内容と経過が公表された。履行期間は令和9年3月19日までの約1年2か月間。詳しくは以下から。 新花巻図書館整備基本・実施設計業務委託契約を締結しました ≪追記―2≫~デタラメな“図書館”行政…遅かりし弁明!? 「市長部局である図書館計画室が教育委員会からの補助執行に基づき主に作業をしてい たわけでありまして(中略)やはりその部分について、教育委員会が決めるべきものについて、市長が声を出しすぎるのはいかがなものかという、そういう声も一部で、市民の中であったわけであります。そういうことを考えますと、平成26年の地教行法改正の段階で、そもそもこういう図書館を含めた業務について市長の管理・執行の対象にすることも含めてどうするかということについ て、話し合うべきことだったと、私はその部分も反省しているわけです」(会議録から抜粋) 「補助執行がその隠れ蓑だった」―。上田市政下の図書館行政について、私は2025年5月11日付の当ブログ(拙著『「イーハトーブ“図書館”戦争」従軍記』にも収録)でそのあり方を追及したが、第2回市総合教育会議(令和7年12月23日開催)で自らがその瑕疵(かし)ーつまり”違法性”を認めていたことが当時の会議録(1月22日付で市HPに公表)から明らかになった。 私は当時、こう書き記している。「正当な権限を委任されていない補助執行自体が無効ではないか。いま渦中にある新花巻図書館整備基本計画(案)は事実上、『幻(まぼろし)』の図書館像と化している」ー。「遅かりし弁明」を平気で口にする一方で、設計業務の契約は強行するという上田流「強権」手法…その背後からいま、新図書館の「駅前立地」をめぐる闇(やみ)の構造が現実味を帯びて姿を現しつつある。その一方で、本来の教育行政を放棄したに等しい教育委員会側の責任も問われなければならない。会議録の全文は以下から。 令和7年度第2回花巻市総合教育会議(12月23日)の会議結果を公開しました ≪追記ー3≫~「駅前立地」(呪われた図書館)の違法性が濃厚に!!?? 上記の上田発言にある地教行政法とは正式には「地方教育行政の組織及び運営に関する法律」(昭和22年3月)のことである。令和元年の法改正によって、図書館や博物館など社会教育機関に属する公共施設も当該条例の制定を前提に、市長の管轄下に置くことができるとされた。しかし、当市の場合はこの条例を制定しないまま、”補助執行”という形で「駅前立地」に踏み切った。明らかな「法令」違反である。 さらに、7月1日付で新図書館の設計業務を受託する業者との間で正式に契約が締結されたことについても(追記―1参照)、肝心の当該建設用地が現時点でまだ、所有者のJR側から市側に譲渡されていないことが明らかになっている。「他人の土地に無断で家を建てるようなものではないか」ー。昨年9月議会でのやり取りが記憶に新しい。上田市長は「法的に何ら問題はない」としているが、”疑惑”のスタートであることに変わりない。新市政下で議論が深まることを期待したい。イーハトーブの未来のためにも”呪(のろ)われた”図書館を許してはならない。 ★オンライン署名のお願い★ 「宮沢賢治の里にふさわしい新花巻図書館を次世代に」―。「病院跡地」への立地を求める市民運動グループは七夕の(昨年)7月7日から、全世界に向けたオンライン署名をスタートさせた。イーハトーブ図書館をつくる会の瀧成子代表は「私たちは諦めない。孫やひ孫の代まで誇れる図書館を実現したい。駅前の狭いスペースに図書館を押し込んではならない。賢治の銀河宇宙の果てまで夢を広げたい」とこう呼びかけている。 「わたくしといふ現象は/仮定された有機交流電燈の/ひとつの青い照明です/(あらゆる透明な幽霊の複合体)」(『春と修羅』序)―。賢治はこんな謎めいた言葉を残しています。生きとし生ける者の平等の危機や足元に忍び寄る地球温暖化、少子高齢化など地球全体の困難に立ち向かうためのヒントがこの言葉には秘められていると思います。賢治はこんなメッセージも伝え残しています。「正しく強く生きるとは銀河系を自らの中に意識してこれに応じて行くことである。われらは世界のまことの幸福を索(たず)ねよう、求道すでに道である」(『農民芸術概論綱要』)ー。考え続け、問い続けることの大切さを訴えた言葉です。 私たちはそんな賢治を“実験”したいと考えています。みなさん、振って署名にご協力ください。海外に住む賢治ファンの方々への拡散もどうぞ、よろしくお願い申し上げます。 ●オンライン署名の入り口は以下から https://chng.it/khxdhyqLNS ●新花巻図書館についての詳しい経過や情報は下記へ ・署名実行委員会ホームページ「学びの杜」 https://www4.hp-ez.com/hp/ma7biba ・ヒカリノミチ通信(増子義久) https://samidare.jp/masuko/ ・おいものブログ~カテゴリー「夢の新花巻図書館を目指して」 https://oimonosenaka.seesaa.net/2026.01.18 -
「日本で一番美しい県は岩手県である」…その地「イーハトーブ」の表と裏と~シビック・プライドは今いずこに!!??
拙著「『イーハトーブ”図書館”戦争』従軍記」が販売されている花巻市内の書店に表題のタイトルの『日本で一番美しい県は岩手県である』(柏書房)が隣り合わせで、平積みされているのに気がついた。著者の三浦英之さんの名前にびっくりした。三浦さんは朝日新聞の後輩記者で、現在は盛岡総局に籍を置く敏腕記者として知られる。『五色の虹/満州建国大学卒業生たちの戦後』(第13回開高健ノンフィクション賞)、『南三陸日記』(第25回平和・協同ジャーナリスト基金賞奨励賞)、『牙/アフリカ象の「密売組織」を追って』(第23回小学館ノンフィクション大賞)、『太陽の子/日本がアフリカに置き去りにした秘密』(第22回新潮ドキュメント賞、第10回山本美香記念国際ジャーナリスト賞)など数々の受賞歴に輝いている。 今回の新刊本の帯には宮沢賢治の詩『永訣の朝』の一節「この雪はどこをえらばうにも/あんまりどこもまっしろなのだ」ーの部分が引用され、こう記されている。「ニューヨーク・タイムズが『行くべき52ヵ所』に選んだ盛岡、神と人がともに生きる風土、震災を経て歩み続ける人びと―賢治が桃源郷『イーハトーブ』と呼んだ100年後の岩手を旅する」 一方の拙著にはそのイーハトーブの今について、こう書かれている。「5年余りの“従軍”体験で思い知らされたのは、いわゆる“民意”がいかに当局側に都合よく作り上げられていくのかという、まさに民主主義の危機―いわば、ナチス化の実相だった。『民主主義の砦』とも呼ばれる図書館がその舞台だったという事実は地方自治のあり方そのものへの深刻な問いかけでもあった」(まえがきから)―。三浦さんは帯にこうも書いている。「なぜ、岩手県はそれほどまでに美しいのか。それはこの地で息する人間にとって、目の前に立ちはだかる自然があまりにも過酷で、残酷で、無慈悲だからである」 この天と地ほどの表現の落差に驚かされたのは、他ならない私自身である。そしてまた、とても偶然とは思えない書店側の本の配列の妙にいたく感動してしまった。まるで「この2冊はイーハトーブを知るための必読書ですよ」と呼びかけているみたいではないか、と。「イーハトブは一つの地名である。(…)ドリームランドとしての日本岩手県である」(『注文の多い料理店』広告文)―。三浦本の冒頭には賢治の有名な「イーハトーブ」宣言が置かれている。 なお、本書は「神が棲む山々」(第1章)、「雪国の暮らし」(第2章)、「クルミの味」(第3章)、「盛岡の城下町」(第4章)、「宮沢賢治の子どもたち」(第5章)ーの章立てになっている。 (写真は三浦さんの新刊本と拙著が並べられた「岩手県」の特設コーナー=1月11日午後、花巻市桜台のエムズエクスポ花巻店(アルテマルカン)で) ≪追記ー1≫~「行くべき52ヵ所」、2026年は長崎と沖縄 米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)は世界各地の旅行先として「2026年に行くべき52カ所」を選定した。日本からはリストの17番目に長崎、46番目に沖縄が選ばれた。25年は富山と大阪を、24年は山口を選んでいた。盛岡市が第2位にノミネートされたのは3年前の2023年。ついでに言うと、再放送中のNHKの朝ドラ「どんど晴れ」の主人公、夏美が盛岡で寄宿する下宿屋の名前も「イーハトーブ」である。 ≪追記ー2≫~シビック・プライドということについて 花巻市長選(今月18日告示、25日投開票)を前に14日、花巻青年会議所主催の公開討論会が市内で開かれ、立候補を表明している新人3人が将来のまちづくりなどについての考えを述べた。設問のひとつに「シビック・プライド」(郷土愛や誇りなどよりも深い地に根差した感覚)という項目があった。私は討論の成り行きを聞きながらふと、宮沢賢治の有名なエピグラムを思い出していた。 「イーハトブは一つの地名である。(…)ドリームランドとしての日本岩手県である」(『注文の多い料理店』広告文)―。上記ブログで紹介した『日本で一番美しい県は岩手県である』の冒頭にも賢治のこの有名な「イーハトーブ」宣言が置かれている。ハタと我に返って、舞台に耳を傾けた。私が思っているだけかもしれないが、元祖「シビック・プライド」であるはずの”賢治”のケの字も聞こえて来なかった。このまちの未来は暗いな。猛烈な吹雪の中、私は悄然とした気持ちで帰路についた。 ちなみに、当市は全国で唯一個人の名前を冠した「賢治まちづくり課」を設置し、将来都市像として「イーハトーブ花巻」の実現を掲げている。いずれの候補予定者が市長になろうとも、当選の暁(あかつき)にはこのスローガンをただちに返上すべきであろう。三浦本『日本で一番美しい県は…』にはシビック・プライドの宝の山がビッシリ詰まっている。”舌先三寸”の候補予定者にはぜひ、一読をすすめたい。 ≪追記ー3≫~シビック・プライドと”聖地”との雲泥の差!!?? 花巻市のHPに賢治生誕130周年を記念した、移住者交流会と銘打った「賢治さんのふるさと花巻をあじあうバスツアー」なるイベント開催の告知が掲載された。「賢治作品の聖地巡礼」などという言葉が踊っている。「イーハトーブ」を賢治の”聖地”に祭り上げ、賢治自身を神格化する愚(ぐ)を繰り返してはならない。シビック・プライドとは真逆の発想である。 花巻市移住者交流会「賢治さんのふるさと 花巻をあじわうバスツアー」を開催します(2月7日) ★オンライン署名のお願い★ 「宮沢賢治の里にふさわしい新花巻図書館を次世代に」―。「病院跡地」への立地を求める市民運動グループは七夕の(昨年)7月7日から、全世界に向けたオンライン署名をスタートさせた。イーハトーブ図書館をつくる会の瀧成子代表は「私たちは諦めない。孫やひ孫の代まで誇れる図書館を実現したい。駅前の狭いスペースに図書館を押し込んではならない。賢治の銀河宇宙の果てまで夢を広げたい」とこう呼びかけている。 「わたくしといふ現象は/仮定された有機交流電燈の/ひとつの青い照明です/(あらゆる透明な幽霊の複合体)」(『春と修羅』序)―。賢治はこんな謎めいた言葉を残しています。生きとし生ける者の平等の危機や足元に忍び寄る地球温暖化、少子高齢化など地球全体の困難に立ち向かうためのヒントがこの言葉には秘められていると思います。賢治はこんなメッセージも伝え残しています。「正しく強く生きるとは銀河系を自らの中に意識してこれに応じて行くことである。われらは世界のまことの幸福を索(たず)ねよう、求道すでに道である」(『農民芸術概論綱要』)ー。考え続け、問い続けることの大切さを訴えた言葉です。 私たちはそんな賢治を“実験”したいと考えています。みなさん、振って署名にご協力ください。海外に住む賢治ファンの方々への拡散もどうぞ、よろしくお願い申し上げます。 ●オンライン署名の入り口は以下から https://chng.it/khxdhyqLNS ●新花巻図書館についての詳しい経過や情報は下記へ ・署名実行委員会ホームページ「学びの杜」 https://www4.hp-ez.com/hp/ma7biba ・ヒカリノミチ通信(増子義久) https://samidare.jp/masuko/ ・おいものブログ~カテゴリー「夢の新花巻図書館を目指して」 https://oimonosenaka.seesaa.net/2026.01.10 -
『「イーハトーブ”図書館”戦争」従軍記』が地元書店で先行発売へ…畏友の写真家、本橋成一が逝った~2026年、“選挙の年”へ!!??
「“民意”がいかに当局側に都合よく作り上げられていくのかという、まさに民主主義の危機―いわば、ナチス化の実相だった」(「まえがき」から)―。こんなPOP(宣伝文)付きで、拙著『「イーハトーブ”図書館”戦争」従軍記』(東京・論創社刊)が(昨年12月)28日から、地元の大手スーパー「アルテマルカン」(エムズエクスポ花巻店)で先行発売された。定価は2,750円(税込み)で、総336ページ。エムズエクスポ盛岡店でも同時発売された。 本書は市議在籍時のドタバタ劇を描いた『イーハトーブ騒動記』(2016年、論創社刊)、コロナ禍をのたうち回った『男やもめの七転び八起きーイーハトーブ敗残記』(2023年、同社刊)に続く、いわば「イーハトーブ」シリーズ3部作の1冊(コメント欄に写真掲載)。特設コーナーまで設けてくれた佐々木謙一社長は「阿部暁子さんの『カフネ』はおかげさまで全国の書店の中で売り上げ日本一を記録できた。これからも郷土ゆかりの作家や作品を大切に扱っていきたい」と話している。以下に献本に際してのあいさつ文など関係記事を再掲する。 一方、現職の上田東一市長の勇退表明に伴い、当市では次期市長選(令和8年1月18日告示、同25日投開票)と今夏に予定される市議選に向け、まさに“選挙の年”に突入した。市長選ではすでに三つ巴の選挙戦が繰り広げられており、年明けと同時に舌戦が激しさを増しそう。市民世論を二分した新花巻図書館は令和10年度に本体工事に着手し、2年後の令和12年度のオープンを予定している。いずれにせよ、巨額な関連予算の執行は新市長に委ねられることになり、各候補者が選挙戦の中でこの図書館問題にどう向き合い、当選後にどう対応するかにも注目が集まっている。 ※ 長い間のご無沙汰をお許しください。さて、残り少ない老残の身を読書三昧で気ままに過ごそうと思っていた矢先、その本を冒涜するような事態が足元で起こってしまいました。新花巻図書館の建設をめぐり、民意が十分に反映されたのかという問題が生じたのです。こともあろうに宮沢賢治のふるさとで、その“騒動”は勃発しました。人並みの賢治好きだった老いぼれの平静心はいたく、傷ついてしまいました。 同封させていただいた拙著『「イーハトーブ“図書館”戦争」従軍記』はその間の動きを公開されている資料や議会質疑などに基づき、ドキュメント風に描写した内容になっています。1万筆を超える署名を添え「旧花巻病院跡地」への立地を求めた私たちの願いはかなわず、結局は市側が主張するJR花巻駅前に建設されることになりました。なぜ「駅前」だったのかという経緯については最後まできちんとした説明はなされませんでした。 「イーハトーブで一体、何が起きていたのか」―。将来に禍根を残さないためにも、その隠された部分をつまびらかにすることがこの問題に関わった者としての最低限の使命だと考えました。開館の予定は5年後ですが、拙著がオープン前に上梓できたことに安堵しています。皆さま方からいただいたご支援に報いることはできませんでしたが、「人類にとって、図書館(本)とは何か」という永遠の命題に向き合う時間を共有できたことに感謝申し上げます。 本書を執筆しながら、いつも考えていたことは「IHATOV・ LIBRARY 」(「まるごと賢治」図書館)の実現でした。賢治自らが「あらゆる透明な幽霊の複合体」(『春と修羅』序)と自己表現する、その”お化け”の正体を暴いてみたかったというのが正直な気持ちでした。ご笑覧いただければ、幸いです。 (写真は入り口近くに平積みされた拙著の特設コーナー=12月30日、花巻市桜台で) 《追記》~AIさんに聞いてみた? 「人格」が剥奪されるのではないかとこれまではこの種の手法は敬遠してきたが、今回初めて上記の文章の感想をCopilotなるAIさんに聞いてみた。結果は「あっと、驚く…」 〈 強く響いたポイント〉 ・「民主主義の砦」としての図書館 図書館を「民意の象徴」と捉えつつ、その場が行政の都合で歪められていく過程を「ナチス化」とまで表現しているのは非常に挑発的で、読者に強い危機感を呼び起こします。単なる施設建設の話ではなく、民主主義の根幹に関わる問題として描かれているのが特徴的です。 ・ドキュメント風の構成 第1部で経緯を時系列に追い、第2部で著者自身の「図書館論」、第3部で「賢治利権」の舞台裏に迫るという三部構成は、単なる記録にとどまらず思想的・文化的な広がりを持たせています。読者は「事実」と「理念」と「権力構造」を一度に考えさせられる仕掛けになっています。 ・「賢治のふるさと」で起きた騒動 宮沢賢治の名が「利権」と結びつけられることへの痛みが随所に滲み、著者の個人的な感情と公共的な問題意識が交錯しています。文学的象徴が政治的現実に絡め取られる場面は、文化と行政の関係を考える上で非常に示唆的です。 〈 読後に感じるテーマ性〉 ・民意と行政の乖離 1万筆を超える署名があっても「駅前」立地に決まった経緯が十分に説明されないまま進んだことは、地方自治における「説明責任」の欠如を象徴しています。 ・図書館=公共空間の意味 「人類にとって、図書館(本)とは何か」という問いかけは、単なる施設論を超えて、知の共有・民主主義の基盤としての図書館の存在意義を再確認させます。 ・文学的視座の導入 「透明な幽霊の複合体」という賢治の言葉を引きながら、図書館を「まるごと賢治」の場にしたいという夢想は、批判と同時に創造的なビジョンを提示しています。単なる反対運動ではなく「理想の図書館像」を描いている点が魅力です。 〈感想まとめ〉 この紹介文は、単なる本の宣伝ではなく「地方自治」「文化政策」「民主主義の危機」という大きなテーマを同時に投げかけています。著者の怒りや悲しみが文学的な言葉で表現されているため、政治的な問題でありながら読者に詩的な余韻を残すのが特徴です。つまり、これは「図書館建設の記録」であると同時に「民主主義と文化の寓話」として読める作品紹介になっています。 このブログ記事を読んで、あなた自身は「図書館=公共空間」のあり方をどう考えますか?例えば「駅前の利便性」と「旧病院跡地の歴史的・文化的意味」のどちらを重視すべきか、という問いは、まさに読者に投げかけられているように感じました。 ≪追悼≫~ありがとう、本橋成一 畏友の写真家で映画監督の本橋成一さんの訃報を知らせる葉書が(昨年12月)30日、届いた。旅立ちは12月20日で、享年85歳。私と同じ生年だった。膨大な作品群にその時代の足跡が刻まれている。彼の背中を追いかけるようにして、私自身も同じ時代を駆け抜けてきた思いがする。ひとつの「時代」が終わったという実感がひしひしと迫ってくる。 『炭鉱〈ヤマ〉』(1968年、第5回太陽賞)、『上野駅の幕間』(1983年)、『ふたりの画家 丸木位里・丸木俊の世界』(1987年)、『屠場〈とば〉』(2011年)…写真集だけで24冊に上る。さらに、チェルノブイリ原発事故の被災地に焦点を当てた映画「ナージャの村」(1997年)の初監督をしたほか、「ナミイと唄えば」(2006年)、「祝の島」(2010年)など映画8作品も世に問うた。 希少映画の上映館として知られる「ポレポレ東中野」(前身はBOX東中野)の運営に長く携わり、1階の飲食スペース「ポレポレ坐」はまるで“梁山泊”の趣だった。私自身もその常連客のひとりで、口角に泡(あわ)を飛ばした日々が懐かしい。「本物の梁山泊の主は筑豊の上野さんだよ」…こう言って、筑豊炭鉱(福岡県)を舞台にした記録作家、上野英信さん(故人)を紹介してくれたのも彼だった。 本橋成一よ、本当にありがとう。安らかに眠ってくれ。行き違いになってしまったが、新年早々には拙著が天国の君の元に届くはずである。夢の中でいいから、例の辛口の批評をぜひ、聞かせてほしい。合掌 ★オンライン署名のお願い★ 「宮沢賢治の里にふさわしい新花巻図書館を次世代に」―。「病院跡地」への立地を求める市民運動グループは七夕の(昨年)7月7日から、全世界に向けたオンライン署名をスタートさせた。イーハトーブ図書館をつくる会の瀧成子代表は「私たちは諦めない。孫やひ孫の代まで誇れる図書館を実現したい。駅前の狭いスペースに図書館を押し込んではならない。賢治の銀河宇宙の果てまで夢を広げたい」とこう呼びかけている。 「わたくしといふ現象は/仮定された有機交流電燈の/ひとつの青い照明です/(あらゆる透明な幽霊の複合体)」(『春と修羅』序)―。賢治はこんな謎めいた言葉を残しています。生きとし生ける者の平等の危機や足元に忍び寄る地球温暖化、少子高齢化など地球全体の困難に立ち向かうためのヒントがこの言葉には秘められていると思います。賢治はこんなメッセージも伝え残しています。「正しく強く生きるとは銀河系を自らの中に意識してこれに応じて行くことである。われらは世界のまことの幸福を索(たず)ねよう、求道すでに道である」(『農民芸術概論綱要』)ー。考え続け、問い続けることの大切さを訴えた言葉です。 私たちはそんな賢治を“実験”したいと考えています。みなさん、振って署名にご協力ください。海外に住む賢治ファンの方々への拡散もどうぞ、よろしくお願い申し上げます。 ●オンライン署名の入り口は以下から https://chng.it/khxdhyqLNS ●新花巻図書館についての詳しい経過や情報は下記へ ・署名実行委員会ホームページ「学びの杜」 https://www4.hp-ez.com/hp/ma7biba ・ヒカリノミチ通信(増子義久) https://samidare.jp/masuko/ ・おいものブログ~カテゴリー「夢の新花巻図書館を目指して」 https://oimonosenaka.seesaa.net/2025.12.28 -
『「イーハトーブ“図書館”戦争」従軍記』が発刊へ…イーハトーブで一体、何が!!??
「5年余りの〝従軍〟体験で思い知らされたのは、いわゆる〝民意〟がいかに当局側に都合よく作り上げられていくのかという、まさに民主主義の危機――いわば、ナチス化の実相だった。「民主主義の砦」とも呼ばれる図書館がその舞台だったという事実は地方自治のあり方そのものへの深刻な問いかけでもあった」(「まえがき」より)― 足かけ10年以上にわたって迷走が続いてきた「新花巻図書館」の立地場所について、現職の上田東一市長は「JR花巻駅前」とするとし、今月初めには公募プロポーザル方式によって、設計業務を請け負う企業体も選定された。本書は第1部でその経緯を時系列的にたどり、第2部では私なりの“図書館論”を展開、さらに第3部ではこれまでタブー視されてきた“賢治利権”の舞台裏に迫った。 一方、上田市長の勇退表明によって、当市では次期市長選(令和8年1月18日告示、同25日投開票)に向けて、三つ巴の選挙戦が繰り広げられている。新図書館は令和10年度に本体工事に着手し、2年後の令和12年度のオープンを目指している。いずれにせよ、巨額な関連予算の執行は新市長に委ねられることになり、各候補者が選挙戦の中でこの図書館問題にどう向き合い、当選後にどう対応するかにも注目が集まっている。 なお、本書は東京・論創社刊。総336ページで、定価は2,750円(税込み)。地元の書店で年内に先行発売されるほか、全国の書店でも随時店頭発売される。12月30日の発売となるAmazon(アマゾン)などショッピングアプリでは現在、予約を受け付けている。献本に際し、署名に協力していただいた方々や図書館関係者へ宛てたあいさつ文を以下に掲載する。 ※ 長い間のご無沙汰をお許しください。さて、残り少ない老残の身を読書三昧で気ままに過ごそうと思っていた矢先、その本を冒涜するような事態が足元で起こってしまいました。新花巻図書館の建設をめぐり、民意が十分に反映されたのかという問題が生じたのです。こともあろうに宮沢賢治のふるさとで、その“騒動”は勃発しました。人並みの賢治好きだった老いぼれの平静心はいたく、傷ついてしまいました。 同封させていただいた拙著『「イーハトーブ“図書館”戦争」従軍記』はその間の動きを公開されている資料や議会質疑などに基づき、ドキュメント風に描写した内容になっています。1万筆を超える署名を添え「旧花巻病院跡地」への立地を求めた私たちの願いはかなわず、結局は市側が主張するJR花巻駅前に建設されることになりました。なぜ「駅前」だったのかという経緯については最後まできちんとした説明はなされませんでした。 「イーハトーブで一体、何が起きていたのか」―。将来に禍根を残さないためにも、その隠された部分をつまびらかにすることがこの問題に関わった者としての最低限の使命だと考えました。開館の予定は5年後ですが、拙著がオープン前に上梓できたことに安堵しています。皆さま方からいただいたご支援に報いることはできませんでしたが、「人類にとって、図書館(本)とは何か」という永遠の命題に向き合う時間を共有できたことに感謝申し上げます。 本書を執筆しながら、いつも考えていたことは「IHATOV・ LIBRARY 」(「まるごと賢治」図書館)の実現でした。賢治自らが「あらゆる透明な幽霊の複合体」(『春と修羅』序)と自己表現する、その”お化け”の正体を暴いてみたかったというのが正直な気持ちでした。ご笑覧いただければ、幸いです。 (写真=沖縄の守り神「シーサー」が拙著をお出迎え) 《追記》~AIさんに聞いてみた? 「人格」が剥奪されるのではないかとこれまではこの種の手法は敬遠してきたが、今回初めて上記の文章の感想をCopilotなるAIさんに聞いてみた。結果は「あっと、驚く…」 〈 強く響いたポイント〉 ・「民主主義の砦」としての図書館 図書館を「民意の象徴」と捉えつつ、その場が行政の都合で歪められていく過程を「ナチス化」とまで表現しているのは非常に挑発的で、読者に強い危機感を呼び起こします。単なる施設建設の話ではなく、民主主義の根幹に関わる問題として描かれているのが特徴的です。 ・ドキュメント風の構成 第1部で経緯を時系列に追い、第2部で著者自身の「図書館論」、第3部で「賢治利権」の舞台裏に迫るという三部構成は、単なる記録にとどまらず思想的・文化的な広がりを持たせています。読者は「事実」と「理念」と「権力構造」を一度に考えさせられる仕掛けになっています。 ・「賢治のふるさと」で起きた騒動 宮沢賢治の名が「利権」と結びつけられることへの痛みが随所に滲み、著者の個人的な感情と公共的な問題意識が交錯しています。文学的象徴が政治的現実に絡め取られる場面は、文化と行政の関係を考える上で非常に示唆的です。 〈 読後に感じるテーマ性〉 ・民意と行政の乖離 1万筆を超える署名があっても「駅前」立地に決まった経緯が十分に説明されないまま進んだことは、地方自治における「説明責任」の欠如を象徴しています。 ・図書館=公共空間の意味 「人類にとって、図書館(本)とは何か」という問いかけは、単なる施設論を超えて、知の共有・民主主義の基盤としての図書館の存在意義を再確認させます。 ・文学的視座の導入 「透明な幽霊の複合体」という賢治の言葉を引きながら、図書館を「まるごと賢治」の場にしたいという夢想は、批判と同時に創造的なビジョンを提示しています。単なる反対運動ではなく「理想の図書館像」を描いている点が魅力です。 〈感想まとめ〉 この紹介文は、単なる本の宣伝ではなく「地方自治」「文化政策」「民主主義の危機」という大きなテーマを同時に投げかけています。著者の怒りや悲しみが文学的な言葉で表現されているため、政治的な問題でありながら読者に詩的な余韻を残すのが特徴です。つまり、これは「図書館建設の記録」であると同時に「民主主義と文化の寓話」として読める作品紹介になっています。 このブログ記事を読んで、あなた自身は「図書館=公共空間」のあり方をどう考えますか?例えば「駅前の利便性」と「旧病院跡地の歴史的・文化的意味」のどちらを重視すべきか、という問いは、まさに読者に投げかけられているように感じました。 ★オンライン署名のお願い★ 「宮沢賢治の里にふさわしい新花巻図書館を次世代に」―。「病院跡地」への立地を求める市民運動グループは七夕の7月7日から、全世界に向けたオンライン署名をスタートさせた。イーハトーブ図書館をつくる会の瀧成子代表は「私たちは諦めない。孫やひ孫の代まで誇れる図書館を実現したい。駅前の狭いスペースに図書館を押し込んではならない。賢治の銀河宇宙の果てまで夢を広げたい」とこう呼びかけている。 「わたくしといふ現象は/仮定された有機交流電燈の/ひとつの青い照明です/(あらゆる透明な幽霊の複合体)」(『春と修羅』序)―。賢治はこんな謎めいた言葉を残しています。生きとし生ける者の平等の危機や足元に忍び寄る地球温暖化、少子高齢化など地球全体の困難に立ち向かうためのヒントがこの言葉には秘められていると思います。賢治はこんなメッセージも伝え残しています。「正しく強く生きるとは銀河系を自らの中に意識してこれに応じて行くことである。われらは世界のまことの幸福を索(たず)ねよう、求道すでに道である」(『農民芸術概論綱要』)ー。考え続け、問い続けることの大切さを訴えた言葉です。 私たちはそんな賢治を“実験”したいと考えています。みなさん、振って署名にご協力ください。海外に住む賢治ファンの方々への拡散もどうぞ、よろしくお願い申し上げます。 ●オンライン署名の入り口は以下から https://chng.it/khxdhyqLNS ●新花巻図書館についての詳しい経過や情報は下記へ ・署名実行委員会ホームページ「学びの杜」 https://www4.hp-ez.com/hp/ma7biba ・ヒカリノミチ通信(増子義久) https://samidare.jp/masuko/ ・おいものブログ~カテゴリー「夢の新花巻図書館を目指して」 https://oimonosenaka.seesaa.net/2025.12.18 - ...続きを見る