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■さくらんぼ便 2011■

  • ■さくらんぼ便 2011■
山形の初夏の味覚と云えば勿論さくらんぼです。
そして留めはやっぱり最高級品種の佐藤錦を措いては語れません。
毎年ファンが増えている当店のネット通販さくらんぼ便ですが一度食べて頂いた方がご贈答にお使いになるケースが多いようですね。

さて本日梅雨の合間の青空の下、さくらんぼの本場・寒河江市の八月朔日農園さんへ商品を頂きに行って参りました。



忙しい選別作業の手を休め奥様がご対応くださいましたが、今年は豊作で作柄も良好との事。
2Lサイズの見事なお品を試食に勧められご馳走になりました。(^^♪
口中に広がる佐藤錦ならではの上品な甘みと酸味にウットリ。
やっぱこいつは‘さくらんぼの王様’だぁ!

一時間のドライブで店に戻り早速荷札貼り。
夕方にはクロネコのお兄ちゃんがお迎えに来て、各地に旅立って行きました。
2011.06.29:maru8:コメント(0):[美味いものあれこれ]

◆パークの旨豚洋風トンカツ◆

  • ◆パークの旨豚洋風トンカツ◆
久しぶりに充実した休日となった12日の日曜日、パリラのPちゃん号に火を入れて遅いランチを食べにソロツーリングと洒落込んだ。

何と一年近くもライディングしていないPちゃん号、さぞご機嫌斜めかと思いきやトラブルもなく快調な走りにホッとする。

さて楽しみにしていたランチであるが、赤湯温泉に店を構える老舗のカフェレストラン‘パーク’さんで昨年から大好評の旨豚料理である。

過去に三度食べ損ねた‘洋風トンカツ’にようやく有りついた。

旧知のマスターからカウンター越しにレクチャーを享けながら食する‘究極のトンカツ’の味わいとは如何なる物か。(^^♪

先ずは画像をクリック拡大してこの‘高畠の嶋倉さんの豚’についての説明に目を通してほしい。

それではご理解頂けたところでトンカツ劇場の幕を開けましょう。



先ずはパークさんの駐車場に佇む我が愛車、パリラグランスポルト。
エンジンの調子は良いとは言っても、これを走らせるには独特の操作性に加えて極端な前傾姿勢と緊張感が要求される。
大口径のデロルトSSIキャブレターはアイドリング域が気難しく信号待ちでちょっとでも油断すればたちまちエンジンがスツゥールしてしまうのであります。^^;
しかしそんなビハインドを差し引いても余りある程に惚れ惚れとする造形美。
手前味噌ながらもほんとにカッコイイですね。


前置きが長くなりましたがいよいよ本題と参りましょうか。
さてこれがパーク特製洋風旨豚トンカツの全様、これにドリンクが付いて1,280円は破格かと。
マスター曰く、都会じゃないから高くはできないよとの事で、実際1,800円と言われても違和感は感じません。

アップするとこんな感じ、カリッと揚がった熱々のトンカツにたっぷりの特製デミグラスソースがこれまた嬉しい。

食べていて気が付いた、肉厚が判る画像を撮らなけりゃという事で食べかけで恐縮ながらパチリ。
どうですか、この厚さ、巷のトンカツ屋さんの2倍はありますよね。
ソースで食べるのも良いけど、ちょっと塩だけで試してみてよと言われ、一口パクリ。
なるほどぉ、淡白なだけじゃない綺麗な甘みも感じて、この豚肉の旨さがはっきりと解ります。

いやはや驚きました、これは当に最高の素材と卓越した調理技術が成し得た‘究極のトンカツ’ですよ。

機会があったらぜひ一度味わってみてくださいね。
2011.06.14:maru8:コメント(0):[美味いものあれこれ]

■ささのはさらさら■2011七夕限定酒

  • ■ささのはさらさら■2011七夕限定酒
七夕に美味い日本酒を飲んでもらおうと企画して9年目を向かえた限定酒「ささのはさらさら」。
今年もその‘呑み切り’が6/8に米鶴の蔵で行われた。
開催蔵の「まほろばの酒蔵 米鶴酒造」には地元山形県を始め宮城、福島、そして秋田からも同士が掛け付けた。

恒例の自己紹介では震災からの復興にがんばっている宮城、福島の同士の前向きな言葉が聞かれ心奪われた。
今年の‘呑み切り酒’は震災復興祈願酒にとの思いから蔵内で復興祈願のお払いを享け、参加者全員の寄せ書きと元気玉(五円硬貨)をお酒と一緒にお届けします。

さて杜氏よりリストアップされた7アイテム全品に共通する酒質の高さは流石の一言。
先頃発表があった全国新酒鑑評会でも2年連続で見事金賞に輝き、直近11年で9回の金賞受賞は伊達じゃない。
正直どれが選ばれても遜色ない良酒ばかり。
敢えて云うなら‘夏の七夕の夜に最適な酒’という選定条件がこの酒のポイントである。

二次審査の投票を経て決定した今年の選定酒は出羽の里100%で醸されたお酒で小生も投票した物。

サラリと淡麗で甘、辛、酸、のバランスが絶妙の口当りも優しい逸品です。

夜空に掛かる天の川を見上げてこの酒で乾杯できれば最高ですね。(^^♪

ご予約はこちらから

それでは呑み切りの様子をご覧あれ



右上から時計回りにご説明

先ずはいきなりで恐縮ながら舌と鼻に神経を集中して利き酒に挑むご存知‘酒屋おやじ’。

皆真剣に利き酒した成果を一票に託しての投票。

参加者全員が見守る中、開票が進むの図、和やかな中にも緊張感が漂います。

阿久津八幡宮の宮司さんによる震災復興祈願酒のご祈祷。
酒は力水とも云うそうですが、ぜひこの酒が心を癒す一助になればと願います。

選ばれたお酒のタンクの前で‘酒屋おやじ’とのツーショットに収まる山形を代表する名杜氏、須貝 智氏。
その須貝杜氏が醸したこんなお酒や夏バージョンのこんなお酒も絶賛発売中。

最後は恒例の集合写真、「がんばっぺ東北!」、「負けねぇぞ東北!」のメッセージも登場、皆の明るい笑顔が素適でしょう。(^^♪
今、爽やかな初夏の酒蔵は造りを終えて静寂の中。


2011.06.09:maru8:コメント(0):[地酒あれこれ]

◆隠れた逸品◆

  • ◆隠れた逸品◆
梅雨入り間近の長井市ですが今日は雨も上がって陽射しが心地よいですね。

お花畑では薄桃色の牡丹が大輪の花弁を散らしてしまいましたが、はかなさゆえの美しさが心を打つのでしょうか。

さて先日、久しぶりに夫婦水入らずで外飲みと洒落込んでみました。

潜った暖簾は老舗の料理屋‘割烹 山志ん'さん。

美味しいお料理の数々と旬の日本酒を堪能していると女将さんが試食してみてぇ、とサプライズの逸品が登場。

名称は‘チーズ豆腐トマトソース’でよかったんでしょうかね。(^^♪

何の説明もなしにご馳走になったのですが、何と吃驚!

見た目も食感も豆腐なのにチーズの風味が心地良く、それがトマトの酸味とドンピシャマッチして。

しかも冷製仕立てのヒンヤリ感がお口直しに最高の効果を発揮しています。

それまで頂いていたお料理が純和風でしたので、このイタリアンアレンジの逸品に込められた板さんの遊び心には兎に角感心しちゃいました。

このチーズ豆腐、宴会のコース料理の一品との事でメニューには載ってない裏メニューなんだとか。

これからの季節、家でもこんなので晩酌できたら嬉しいんですけどねぇ。(^^ゞ

ご馳走さまでしたぁ。
2011.06.03:maru8:コメント(0):[美味いものあれこれ]

◆震災復興酒と春の魚介を味わう宴◆

  • ◆震災復興酒と春の魚介を味わう宴◆
薫風爽やかな5月23日、旬の日本酒を楽しむ会 春の例会を「割烹ひらた」さんにて開催しました。

3月に発生した大震災に考慮して例年より一月遅れでの開催となった春の例会。

今回は節目の50回目の例会という事で、振り返れば初回の例会は平成9年7月14日、今は無き季節料理の萬年青さんとの共催でした。

初夏に相応しく旬のお刺身と夏の生酒を楽しむ会と題して大いに盛り上がった若かりし夏の日。

萬年青さんの常連さんと弊店の顔馴染みに声を掛けて座敷に溢れんばかりの酒徒が顔を揃えたのを想い出します。

そして父の代から長年お世話になったママさんの笑顔が脳裏に甦ります。

想えばあれから足掛け15年、こつこつ一歩一歩、亀の歩みで積み重ねた50回、会長初めメンバーの方々に感謝の気持ちで一杯です。

これからも健康に留意して美酒と美肴を楽しむこの会を末長く継続したいと願っています。

さて節目の例会で乾杯したお酒は、宮城県石巻市の銘酒 日高見の純米酒‘震災復興酒 希望の光’です。

3月11日のあの大震災によって被災しライフラインが寸断した中、造り手による醸造管理が不能となり醗酵中の諸味の状態で二週間も放置したにも関らず生き残り美酒となった奇跡のお酒。

上槽の際の品質的な不安をよそに、とても力強く生命力に溢れるそのお酒は造り手の皆に勇気と希望を与えたと云います。

自らも被災し大きな損害を被ったにも関らずこのお酒の売上金の一部を義援金として石巻市に献金なさるという蔵元の郷土愛に深い感銘を覚えました。

レッテルの上に貼られた‘絶対負けない石巻’に凝縮された蔵元の強い思いが胸に突き刺さります。

自らが励まされたこのお酒を通して飲み手の全てに‘希望の光’を送りたいと結ばれた蔵元。

‘希望の光’は、この夜の宴でも我々の胸に深い感銘を与え、その生命力に溢れた味わいは格別なものでした。

人はどんな逆境の中にあろうとも心に一筋の‘希望の光’を見い出して前進できるのですね。

改めて被災地の復興と被災者の方々の生活が一日も早く安定する事を願わずにはおられません。
2011.05.26:maru8:コメント(0):[地酒あれこれ]