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◆技術ナンバーワン達成感謝のつどい◆

  • ◆技術ナンバーワン達成感謝のつどい◆
山形県酒造組合主催の‘技術ナンバーワン達成感謝のつどい’と銘打った祝賀パーティーが10月4日ホテルメトロポリタンで行われ、参加してきました。
何か解りにくいタイトルだなと思われるでしょうが、簡単に解り易く云えば毎年春に行われる‘全国新酒鑑評会’
(全国規模で開催される唯一の日本酒コンクール)での最高位‘金賞’受賞に県単位での日本一に輝いた快挙をお祝いする会です。
とにかく凄い事なんです、57場ある県内の蔵元から24場も金賞受賞し、受賞率、受賞数共に全国一位を勝ち取ったわけですから。
酒造組合を代表してあいさつに立った後藤会長が‘次の目標は57全蔵が入賞する事(今回の入賞は37場)、今回実証された日本一の酒造技術を純米、本醸造、更には普通酒にまでフィードバックさせて市販酒のより一層のレベルアップに勤めたいと述べれば、祝辞の高橋県知事は全国に誇れる我が山形の酒を官民挙げてピーアールしていきたいと力強いエールで答え、乾杯前から場内は最高潮の兆しとなり、いつもはお蔵で錦爛の蔵元としてお会いしている素朴で親しみやすい後藤社長とはまた一味違った会長としての凛々しいお姿に接し、真さに金屏風を背にした晴れ姿、カッコ良かったですよ。
そんなこんなで周りを見渡せば県内各地から駆けつけた地酒を愛する酒販店名立たる面々が目白押し、美味しいご馳走に各蔵最高のお酒(大吟醸雫酒)がオンパレードという大盤振舞いに、時の経つのも忘れて堪能させていただきました。
地酒をやっていると時としてこんなご褒美に在りつける事もあるんですね、蔵元さん方の粋な心意気しっかりと受け止めさせて頂きました。
素敵な一時、あっという間の2時間半でした。
金賞受賞日本一本当におめでとうございます。

◆観光カリスマ 工藤順一◆

  • ◆観光カリスマ 工藤順一◆
山形県の若手酒屋の県大会「酒販青年の集い 寒河江大会」に参加。
今回の講演は寒河江市の観光事業に多大な功績を残し、今尚活躍中の農業観光カリスマの工藤順一氏。
氏のお話はとにかくエネルギッシュ、パワフル、声がでかい、典型的な山形弁で語る汗と努力とユニークなアイディアに満ちた経験談にしばし胸打たれ時間を忘れて聞き入る自分。
語り手も聞き手も時間を忘れての充実感に満ちた一時に気付いてみればかなりの時間オーバーで終了、本人曰く“大サービスしておいたからな”との結びに大爆笑!
元氣のある所にドラマあり! ドラマのある所に人が集まり、人が集まれば現金が集まる。
人とのネットワークを最重視する。氏の経験からにじみ出る一言、一言に元氣を戴けた貴重な一時。
千波に“げんき”の氣は米を食してげんきが出るので気ではダメであくまでも“元氣”なんだとの事。

工藤氏のページはこちらから

◆“はちの屋”の支那そば◆

  • ◆“はちの屋”の支那そば◆
寒河江の旧友に連れて行ってもらった“はちの屋”という店。
友人の前ぶれ通り、40分程待ってようやくありついた支那そばがこれ。
ラーメン大好き人間の自分ながら初体験の味わい、背脂のコッテリ系ながら意外としつこさが感じられない、麺は細麺のストレート、柔らかいチャーシュウ、シャキシャキメンマ、さっと湯通しの長ネギにニラ、トッピングも文句なし、スープはかなり濃厚、塩辛い。
聞けば麺を平らげてから別添えの“味付け前の白湯スープ”を加えて好みの濃度で楽しむのだそうでなるほど納得。
このラーメンは脳裏に刻まれるなあ、やみつきになる個性的なタイプである。
その証拠に信者が後から後から引きを切らない“客の鈴なり状態”でした。
二枚目の画像は“こてっぱち”という名物メニューとか、太麺を脂たっぷりの特性醤油ソースに絡めて食すもの。
寒河江高校の生徒さんが“こってりはち屋”を文字って命名してくれたんだとか。
食後にスープを入れてもらって二度美味しいというオマケ付き、まるで一粒で二度美味しいグリコのキャラメルみたい。
こちらもグーでしたよ!すごく愛想の良いマスターひとりきりで切り盛りしている店なので時間がない人は基本的に来店しないようです。
この店では待つのが当たり前の常識なんですな、でもマスターはラーメンを出す直前に必ず“お待たせしては~”と詫びているんです。
それが傍で聞いていても気持ち良いんだな、客商売の原点に触れたようで清々しい気分が伝わりました。
千波に隣の席でどこかの父さんが食べていた“つけ麺”、これもまた美味しそうで友人に聞いたら当然美味なんだとの事。
次回はこいつを食べるぞ!とささやかな楽しみがまた一つできました。
wさん、マスター、ごちそうさまでした。
2004.09.27:maru8:コメント(1):[美味いものあれこれ]

■蔵元入魂の酒入荷■ 斬九郎 純米大吟醸

  • ■蔵元入魂の酒入荷■ 斬九郎 純米大吟醸
地場産米で頂点を目指す;魂が宿る美酒!

全国新酒鑑評会に酒米の王者‘山田錦’ではなくあえて不利を承知で地場産の無農薬‘美山錦’で醸した酒で挑戦する蔵がある。
良い酒を醸すには米作りから関わる事が不可欠という強い信念が生んだ‘スパー美山錦’と呼ぶ長野県最強の酒米を駆使して醸した酒で5月に堂々の入賞を果した。
一夏を越し熟成したその酒が「斬九郎」の銘を冠され限定入荷しました。
蔵元の夢と思いの詰まった純米大吟醸、ご賞味ください。

以下蔵元直筆の案内文より

斬九郎 純米大吟醸
地元産の無農薬米で仕込んだ純米大吟醸で勝負したい。これは私の十数年来の夢であった。
農夫と共に田に入り雑草を摘む。足元に伝わる田の温もりと、したたり落ちる汗が農夫の苦節と悦びを感じさせる。
そうして稔った米を慈しみ仕込む。
今年の春、ついに夢を叶える時が来た。あの斬九郎‘全麹仕込’、‘八十’に用いた無農薬米の中から、更に大粒のもののみを選り分けた‘スーパー美山錦’の米の力を信じ、渾身の想いを込めてじっくりと仕込む。
押し味があり、キレもある。良い仕上がりだ。
これならば、兵庫県産山田錦の大吟醸に負けはせぬ。
落ち着きのある香りと、しっかりとして柔らかな味わいのバランス。
この酒で全国鑑評会にて入賞した事も励みとなる。
来期の夢は「金」。
斬九郎 蔵元 宮島 敏


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2004.09.20:maru8:コメント(0):[地酒あれこれ]

総宮神社 新調獅子頭

  • 総宮神社 新調獅子頭
長井の一宮、黒獅子の源流と云われる総宮神社の新しい獅子頭がデビュー。
9月18日の例大祭初日、平成14年9月に新調され2年間御霊を鎮められていた獅子頭が満を持して出御。
各町氏子の家々を舞い清めた。
2日目、社殿に安置された新調獅子頭の箱書きには「彫刻師 清水町 渋谷正斗、塗師 伊佐沢 江口忠博、箱寄附 渋谷正斗、宮川 管 正博、小頭 管 徳次、管 秋雄、獅子頭 板垣利喜雄、平成十四年九月十六日新調」と記されている。
千波に2日目に使用された獅子頭は昭和3年に新調され近年長く使い続けられている従来の頭。総宮神社には新調の頭を含め9頭の獅子頭が現存する。
笛と太鼓のお囃子に乗り颯爽と舞う独特の蛇頭の舞いを目にすれば長井の郷はもう秋本番に突入です。
2004.09.19:maru8:コメント(0):[長井の黒獅子]