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◆豪商の蔵を訪ねて◆丸森町・齋理屋敷

  • ◆豪商の蔵を訪ねて◆丸森町・齋理屋敷
2月10日、趣味の用事があり栗子の峠を越えて福島の友人宅へ向かう。
前夜からの雪で朝の国道沿いの家々はどこも除雪機がフル稼働しているのが目に付く。
出発時に愛車の屋根にも15cmはあったが福島の伊達郡ではこの冬初の積雪との事らしい。
用件を済ませて近くの饂飩屋で会食、歴史好きな小生を気遣ってか「丸森蔵の郷土館 齋理屋敷」の見物に誘ってくれた。
丸森町は宮城県の南端、福島県の伊達郡からはそう遠い距離ではなく50分程度のドライブ。
県境を越えて流れる阿武隈川沿いの豊かな産物を背景に7代に亘り莫大な財を成した豪商、齋理様は「どんどん貯まる溢れんばかりお金を何に使って良いやら真剣に悩んでいた」時もあったのだとか。
往時の勢いが偲ばれますね。
さて肝心のお屋敷ですが敷地内に配置された贅を尽くした沢山の蔵が内部まで公開されていて時間の経つのも忘れるほど。
いつか季節の良い時にゆっくり再訪してみたいものです。
素敵な物見遊山の一時に恵まれ充実した休日が過ごせました。
友人K氏に感謝!
2008.02.12:maru8:コメント(0):[春夏秋冬]

◆立春朝搾り2008◆平成二十年戊子二月四日

  • ◆立春朝搾り2008◆平成二十年戊子二月四日
立春の日の朝に合わせて搾る酒がある。
飲み手への想いを込めて手貼りする入魂の酒である。
たかが酒なれども酒屋の心意気がぎっしりと詰った酒なのである。

夜も明けきらぬ早朝に車を飛ばして酒蔵に向かえばこの日を特別な日と位置づけて集まってくる仲間達がいる。
皆を迎える蔵元の優しい眼差し、責任を果たし安堵の表情の杜氏、立春の酒蔵の朝は6年前と変らない。
清々しい空気に包まれて、酒屋達の春祭りが今始まろうとしている。

6年目の立春朝搾り、沢山の方々からのご予約を享けて今年もここに来れたのはきっと松尾様の御加護に違いない。

“立春に 華を添えたり 朝搾り”

今回もダイジェストでご紹介します!
2008.02.06:maru8:コメント(13):[地酒あれこれ]

◆つらら落し◆

  • ◆つらら落し◆
冬のお仕事の一つで重要なのが軒先の「つらら落し」です。
大概のお家のキッチンは北側にありますので陽当りが宜しくない上に我家のように上が直ぐ屋根になっている場合は調理で発した熱でご覧のような有様になりやすい。
うっかりしていると地面に到達するほどに氷柱が成長しているわけです。
氷柱を除去するだけならものの5分も掛からないんですけどね。
問題は氷で一体化してしまう「雨トイ」部分です。
放置すれば雨トイが壊れてしまうので黙って見過ごすわけには行かない。
ベストの状態はもちろん全ての氷を除去する事ですがこれが簡単じゃないんです。
しかし長年の工夫で身につけた独自の技を駆使すれば(チョイと大げさか)綺麗さっぱり除去できるという事で画像はそのビフォー、アフターですが今回はその作業と秘技の一部始終をご紹介したいと思います。(^^♪
この手の作業が必要な方々のご参考になれば幸いで~す。
2008.01.27:maru8:コメント(12):[春夏秋冬]

■千代寿 立春朝搾り■春を迎える祝い酒

  • ■千代寿 立春朝搾り■春を迎える祝い酒
2月4日は立春の日。

春の始まりを寿ぐめでたきこの日の朝に搾り上がったばかりのお酒で、一足早い春を感じてみませんか!

【千代寿 立春朝搾り】このお酒は節分の夜から一晩中、もろみを搾り続け、立春の早朝に搾りあがったばかりの生原酒を無濾過、無調整のままで瓶詰した純米吟醸酒です。

私自身がラベルを手貼りしたお酒を「寒河江八幡宮」に詣でご予約頂いた皆様の無病息災、家内安全、商売繁盛を祈願してお払いを受けて持ち帰る縁起の良い「御神酒」でもあります。

立春の日の朝に産声をあげたばかりのお酒で生まれたての春を祝いましょう。

ただいま予約受け賜り中!
2008.01.27:maru8:コメント(0):[地酒あれこれ]

◆山形 ケンチャンラーメンの中華そば◆

  • ◆山形 ケンチャンラーメンの中華そば◆
1月16日の平日の午前中、山形市に所用がありラーメン好きの上山の叔父からリサーチしていたケンチャンラーメンへ出陣。
12時半という時間帯は予想通りの混雑でしたが個人的には待っても食べる価値ありと思います。

先ずは入口付近に近づくとプ~ンと好ましい鶏がらや魚系の出汁の香りが鼻をくすぐるのであります。
暖簾の下の立て看板には「小盛りで普通のラーメンと同量ですから初めての方には小盛りがお勧め」なんて書いてある。
只ならぬ気配を感じつつ店内に侵入すれば満席でお待ちの方々が食券片手に並んでお待ちしているという状態でした。
驚いたのがこのお店のシステムで、先ずは自動券売機で食券を求めますが、メニューは中華そばしかないので各種のトッピングを追加したりして券を買うわけです。
そこからがビックリで発券と同時にオーダーが自動で厨房に知らされる優れ物のようなんですね。
ですから後は運ばれてきたラーメンと番号を確認するだけで全て終了です。
これだけ込み合う店内の客を満足させ最高の効率で捌いている仕掛けが最新鋭の券買機システムな訳です。
さて肝心のラーメン自体はというと醤油ラーメンだけしかないという潔さの直球勝負で、ユニークなのが「油抜き、油っぽく、普通」と「濃口、薄口、普通」、「小盛550円、普通盛600円、大盛780円」から好みに合わせて組み合わせができる点でしょうか。
初めての小生はもちろん全て普通を選択して「標準形・スタンダード」を試したわけですが良い意味でかなり個性的でしたよ。
印象に残ったのは麺とスープなんですが極太縮れのモチモチ麺に多分飛魚で摂った出汁が主体のスープの組み合わせは我々置賜人には軽いカルチャーショックを感じさせるものですね。
とにかく啜るというより手繰って噛み締める感覚の麺を頬張って、甘みが殆ど感じない澄んだスープを流し込めばこのラーメンならではの味の真髄が伝わって参ります。
正直、すぐさまコリャ美味いぞ!というラーメンでは無いかも知れません。
しかしこのブログを書いている今もあの味が甦ってきて「またくいてぇー」っていう感じのクセになる味のようです。
帰り際に隣りの「大盛、煮玉子トッピング」の営業マンらしき方がスープを一口啜って「酒田の味だぁ」としみじみと呟いておられました。
周りを見渡せば程近い所に我ら置賜地方の雄、「金ちゃんラーメン」のお店が有りますし、今や県都山形はラーメンパラダイスの様相を呈しておるようです。
次回は魚系の出汁に目がない家内を御連れしたいものですなぁ。

ごちそうさま~。
2008.01.20:maru8:コメント(2):[美味いものあれこれ]