今朝の自宅前、4月3日というのに日本海側を中心に記録的な雪・・季節外れの雪です、春を迎えてから、その冬最後の降雪のことを”終雪”(しゅうせつ)と呼ぶようです、初雪とことなりほとんど使われないようですけど、同意語に”名残雪(なごりゆき)、忘れ雪、雪の果て、涅槃雪(ねはんゆき)という言葉がある、このなかの”なごりゆき”・・1974年高校生のころです、フォーク全盛時代『かぐや姫』の伊勢やんの曲、イルカさんがカバーしてヒットしてますね、春が来ても消え残ってる雪、春が来てから降る雪という春の季語でもある、伊勢やんの作詞
汽車を待つ君の横で僕は時計を気にしてる
季節外れの雪が降ってる
東京で見る雪はこれが最後ねと
寂しそうに君がつぶやく
なごり雪も降る時を知り・・・(伊勢正三・作詞)
良いですよね・・もともと名残は余波とかいて”なごり”と読む言葉、波が打ち寄せて、後に残った海水や海藻を意味していた、そこから転じて何かの後に残る余韻や影響を意味する、人の別れを惜しむ意味でつかわれるとのことです・・東京で知り合った二人が卒業で故郷に帰る”君”と東京に残る僕というシチュエーションで時計を気にして最後の別れを惜しんでいる、なんかキュンとしてたなこのころわが青春時代を思い出します・なごりゆき
君が去ったホームに残り 落ちてはとける ゆきをみていた・・
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