極地方のオーロラ現象をスペースシャトルを利用して人工的に確認しようというアイデアの共同プロジェクト。(SEPAC:Space Experiment with Particle Accelerators)と名づけられていた、シーパック、職場ではセパックと言っていた、主に電子ビームやプラズマビームによる人工オーロラ生成実験装置で、NASAのスペースラブ-1号の搭載機器として1976年(昭和51年)に採択、開発は日本の東大宇宙科学研究所が実験・観測機器を担当し、米国側がスペースラブ搭載用管制装置とソフトウエアを担当していて、配属の職場は宇宙研より電子銃プラズマ電磁加速器の開発を担当、製造も同じ部内で行っていました、何年までだったかもう忘れて定かではないのですが自分はこのプロジェクトではなく技術試験衛星Ⅲ型のイオンエンジン装置開発側に回りました、まだまだひよっこの私は搭載機器ではなく地上試験装置から衛星機器開発に関わるようになりました・・セパックは相当苦労してましたね・・それが第一回目のミッションではMPDによってビーム放射による放電現象の励起、臨界速度効果の検証実験、プラズマ放出による帯電中和などに関して科学的成果を挙げたのですが。EBAについては電源に異物が混入したことから機能不全となり、オーロラ実験は不発1992年(平成4年)に行われた第二回目のミッション(NASA実施)で人工オーロラの生成に成功している。地上に帰還したEBAを調査に行ったのは私の仲人してくれたK課長で異物発見にΣ(・□・;)ニュースにも流されて・・悲しい結果に、2回目のチャレンジで成功するも大きく取り上げられなかったという記憶です、その機器はいまでも宇宙研相模原キャンパスの見学展示コーナーに置いてあります、宇宙研は相模原住まいの時は自宅から自転車で10分以内と近く宇宙研での仕事のときはうれしかったですね、長男の結婚披露宴(2010年)で両親に兄弟来ていたので宇宙研見学実現しましたね・・あれからもう8年相模原から山形の里暮らし始めて今年で3年目になります、相模原キャンパスも懐かしいです・
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