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百周年に寄せて 区長様のお話 4日目

  • 百周年に寄せて 区長様のお話 4日目

 6月27日(火)、東田尻区長さんのお話。

 昔、学校の裏側の農協には、パン工場がありました。そこで作られるコッペパンは、給食用で、ピーナツバターパンは、それはそれはおいしいものでした。また、有線放送を行っていて、運動会や遠足が中止の時や火事の時には、農協職員が放送したものでした。今でいう、一斉メールのようなものです。

 

 この箱は何だかわかりますか?

 です。この箱に、蚕を15頭から20頭入れて、夏休みの自由研究をしたい人に送ったのです。

 このセットに、蚕と桑の葉を入れて。

 この辺一帯はとてもにぎわって、輸送用のトラックがたくさん並んでいました。蚕桑小の子どもたちも、この小包作りをしました。これが、今でいう郵パックの原点です。この小包をもって、あるテレビ番組で宣伝したこともあります。だから、全国各地から注文が来たのです。

 このうちわに、蚕を上族させ、絹のうちわを作りました。

 区長様は、大学時代に蚕の研究をなされたということでした。ご自分が勉強した貴重な本も寄付して下さいました。

 約40年前のことでしたが、蚕桑小学校の一帯がキラキラと光っていた時代をお話しくださいました。区長様も、キラキラ光っていました。

 とても忙しかったけれど、充実していた時代だったということが、手に取るようにわかりました。もう蚕を飼っているお宅は蚕桑にはありませんが、蚕の最盛期の時代がよみがえったような時間でした。貴重なお話、大変ありがとうございました。

2023.07.03:koguwashow:コメント(0):[日日是好日]

大人への階段をのぼった修学旅行 2日目の2

  • 大人への階段をのぼった修学旅行 2日目の2

 バスの中、パラパラと降る雨が見えたので、てるてる坊主!

 ビンゴで3人景品をいただきました!

 雨の中、松島の五大堂と瑞巌寺へ。瑞巌寺の立派な部屋は、撮影禁止・・・。伊達政宗公が入った部屋や、明治天皇だけが泊まったという一番位の高い方のための部屋、天井のつくり、見事な欄間などなどたくさんのものを見てきました。

 2日目の昼食は、定番のカレー。疲れた体には、カレーが食欲をそそります。

 いよいよ最後の見学地、水族館。最初にバックヤードの見学です。

 大きい大きい水槽に悠々と泳ぐ魚たち。思わず見とれて…。

 この青いのがすべて水槽で、こちらはチンアナゴ、あちらは…と説明していただきました。

 食べられないように大きくなるまで、バックヤードの水槽で育つ魚も。

 エイのえさ。人間も食べられる海老でした。なんと!

 サメの歯。手を切らないでよ!と、ガイドさん。

 こちらは、えさをすりつぶして食べる魚の歯。へえ~。

 ハリセンボン、痛そう!

 バックヤードを見せていただき、飼育員さんたちの苦労や「スポットライトが当たる場所」には裏の努力があるということを学びました。

 アシカ&イルカショー。

 ショーを見る子どもたちをパチリ!

 たくさんのかっこいいシーンを楽しんだ後は、残しておいたお小遣いでショッピングと純粋に水族館の中を楽しんだ6年生でした。

 

 かくして、2日間の修学旅行が無事に終わりました。この2日間で、何段大人の階段をのぼったことでしょうか。きちんと時間を守って動く、しっかり係活動をするということは、緊張と少しのがまんを2日間続けたということ。小さな失敗もあったし、小さなわがままが顔をのぞかせることもありましたが、そこからまた挽回し、ぐっと大人になりました。また、6年生の絆がぐっと深まりました。何よりも、6年生が「力を持った人の集まり」だったことに改めて気づかされました。これからの運動会や学習発表会、普段の生活を6年生がどのようにリードしてくれるか、とても楽しみです。

 良い2日間をありがとう、そして、また明日から頼むよ、6年生諸君!

2023.07.02:koguwashow:コメント(0):[日日是好日]

大人への階段をのぼった修学旅行 2日目の1

  • 大人への階段をのぼった修学旅行 2日目の1

 初めてのお泊りだの夜。ぐっすり眠れたかどうかはノーコメントにしましょうか。布団にはちゃんと入ったのですが…。

 夕食に比べ、静かな静かな朝ご飯でした・・・。

 ホテルを出発し、東日本大震災の学習です。実際に震災を経験なされた語り部の方によるものでした。

 地震後2分で止まっている学校の時計。

 この体育館の上まで津波がきました。この空き地には、プレハブの住宅を建てて住民の方が住んだそうです。

 この杉の木の葉がないところは、そこまで津波が来たという証拠。

 次に訪れたのは、この高野会館。この建物の屋上に逃げた方々は、命が助かったのだそうです。

 隣には病院があり、寝たきりの方々は、ベッドごと流されたそうです。高野会館の屋上にいた方々は、その様子を見ているしかなかった・・・。

 津波のすさまじさ、人間の無力さ…。

 ここは、職員が、住民のために最後の最後までアナウンスを続けた場所。最後は、上司が女性の職員を屋上に逃げろと言い、最後まで自分がアナウンスをしたそうです。女性は、1週間後見つかりましたが、この上司はいまだに見つかっていないそうです。

 この屋上に避難した方々は、お年寄りを守ろうと円陣を組んでいたそうです。ただ、その方々全員を津波は飲み込んでしまった・・・。私たちは、円陣を組んでいる姿を見せていただきました。生きる!という意志を。

 合掌・・・。

 ガイドさんは、「生きている限り、何が起こるかわからない。当たり前のことは、本当にはかないもの。一分一秒を大事にして生きてください。日々楽しんで。生きたかった人々の分も生きてください。」ということを何度も何度も話してくださいました。

 6年生は、大震災の時はまだ誰も生まれていませんでした。でも、命の大切さ、命を守るということ、自分の判断が大事だということをしっかり勉強した時間でした。

 

2023.07.02:koguwashow:コメント(0):[日日是好日]

大人への階段をのぼった修学旅行 1日目

  • 大人への階段をのぼった修学旅行 1日目

 木曜日、6年生は岩手・宮城方面へ修学旅行に出発しました。最初は、宮沢賢治記念館。

 国語の授業で、宮沢賢治について調べたり、彼の作品を読んだりしたので、とても身近に感じながら見学しました。

 彼の作品にゆかりのあるものと・・・

 次は、童話村へ・・・

 不思議な空間で・・・

 賢治の教室の外で…。売店では、「雨ニモマケズ…」のタオルを買った人も。

 担任の先生と!

 フクロウの小径に行ったら、大きな大きな本がありました。物語の中へ入ってみましょうか・・・。

 次は中尊寺。

 藤原氏の栄華の足跡をじっくり見ました。

 まばゆいばかりの金色堂は、目を見張るものがありました。

 ガイドさんの話にしっかり耳を傾け、

 藤原氏のことはもちろん、芭蕉についても学びました。6月29日は、まさに芭蕉がこの地に来た日だということで、何か深い縁を感じました。

 「さざれ石」。

 バスの中でレクをしながら、南三陸へ。見学地の興奮冷めやらぬうちに、宿泊のホテル到着!入館式です。

 お風呂の時間もきっちり守り、待ちに待ったいただきますの時間。

 1日疲れたね。「さしみある!」「量、多くね?」

 女子の方からは「かんぱ~い!」の声が。もちろん水です。たくさん、ゆっくりお食べ!

 この後、班会議・係会・全体会と続きます。どの班も、どの係も自分たちの行動をしっかり反省し、2日目へとつなぎました。

 集団行動は、一人ひとりの小さながまんで成り立ちますが、6年生は、きちんと約束を守り、みんな楽しく行動した1日目でした。大人への階段を何段ものぼりました!

2023.07.02:koguwashow:コメント(0):[日日是好日]

お話の世界に浸る・・・

  • お話の世界に浸る・・・

 金曜日、読み聞かせをしていただきました。読んでくださる方、耳と目と心で聴くこぐわっ子たち。それぞれの世界があるので、黙ってお伝えします。

 おっしまい。さあ、1時間目の用意をしましょう。

 

 皆様、また今回も新たな世界をありがとうございました。

2023.06.25:koguwashow:コメント(0):[日日是好日]