初めてのお泊りだの夜。ぐっすり眠れたかどうかはノーコメントにしましょうか。布団にはちゃんと入ったのですが…。
夕食に比べ、静かな静かな朝ご飯でした・・・。
ホテルを出発し、東日本大震災の学習です。実際に震災を経験なされた語り部の方によるものでした。
地震後2分で止まっている学校の時計。
この体育館の上まで津波がきました。この空き地には、プレハブの住宅を建てて住民の方が住んだそうです。
この杉の木の葉がないところは、そこまで津波が来たという証拠。
次に訪れたのは、この高野会館。この建物の屋上に逃げた方々は、命が助かったのだそうです。
隣には病院があり、寝たきりの方々は、ベッドごと流されたそうです。高野会館の屋上にいた方々は、その様子を見ているしかなかった・・・。
津波のすさまじさ、人間の無力さ…。
ここは、職員が、住民のために最後の最後までアナウンスを続けた場所。最後は、上司が女性の職員を屋上に逃げろと言い、最後まで自分がアナウンスをしたそうです。女性は、1週間後見つかりましたが、この上司はいまだに見つかっていないそうです。
この屋上に避難した方々は、お年寄りを守ろうと円陣を組んでいたそうです。ただ、その方々全員を津波は飲み込んでしまった・・・。私たちは、円陣を組んでいる姿を見せていただきました。生きる!という意志を。
合掌・・・。
ガイドさんは、「生きている限り、何が起こるかわからない。当たり前のことは、本当にはかないもの。一分一秒を大事にして生きてください。日々楽しんで。生きたかった人々の分も生きてください。」ということを何度も何度も話してくださいました。
6年生は、大震災の時はまだ誰も生まれていませんでした。でも、命の大切さ、命を守るということ、自分の判断が大事だということをしっかり勉強した時間でした。