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インドレストランT

東京の帰り、仙台に寄る。

これは、いつものことで
年若い友の井上くんのやってる
デンバーへで、
朝酒を飲むため

楽しく話しをしながら
飲んでるとお昼になり
テーパーはおいとまし、
1時半すぎ
Tというインドレストランに入り
ランチセット、サフランライスっと
野菜カリー、ラッシー。

ところがサフランライスは
サフランの香りもなし、
ただのターメリックライス
野菜カリーは
野菜がすっきりとせず、
ラッシーは勿論泡立ってなく
普段なら黙ってああやっぱりと
帰るところだが、
思わずレジの女の子に
文句を言ってしまった。

でもこれは
サフランライスだ
とがんばり、
香りがないだろうといっても
インドが作ってるんだから
ラッシーだって
泡立ってないだろうといっても
知らん顔。

インド人よ、
まあ本当にインド人か
知らないけど
きちんとしたものを
作ってくれよ。
インド人じゃない
私はもっと
いいかげんなものを
作らなければ
ならないじゃない
(そんなのつくれるか)

セヴァイン

米沢から来てくれる
お客様がいるが
インド料理を作るのが
大好きらしく
インターネットでいろいろ
調べて作ってるらしい
セヴァンキールを作ったと
いっていたので
どのように作ったか
聞いたら、パスタをそのまま
ミルクで煮て砂糖を加えたと
いってた。彼は母親がマサーラーが
苦手なのでいれず・・・

インターネットでは
そんなセヴァインもどきのものが
登場しているだろうか

きちんとしたものを知らず
最初からクズしたものを覚えさすとは
・・・。

セヴァイン セワイン3

セヴァインは、ほとんどがお菓子に使い
お菓子以外では使われないが、今まで
400冊近くインド料理(英語の本)を
見てきたが、その中でセヴァインをお菓子以外に
使ったのは1例しか覚えていない。
それは、ごはんの料理でした。
27~8年位前、下北沢の”あしゅん”と
プロによるインド料理教室研究会をやっていた時、
あしゅんの経営者の1人にセヴァインを
買ってきてもらい、それで宮廷料理ををつくったが、
まず、ギィーでマサーラーを炒め、セヴァインを
小さく(5cm位)に切り、炒め、それから
ミルクで煮ていき、お砂糖を加えるというのが、
作り方だが、
その時のセヴァイン(これはパッケージに
バミセリと書いてあったが)はギィーで
炒めたらパリパリになり、
ミルクで煮てももとに戻らず
これはセヴァインではなく、
バミセリそのものではないかと
いう話でした。

セヴァイン セワイン2

セヴァイン、セワインについて
もう少し書きますと、
昔といっても私の話の昔は
十年一昔ではなく、三十数年前になるが
日本からインドへ音楽勉強に
行っていた友の話ですが、
長いインド生活で
日本人なら麺類が食べたくなり、
インドには麺類はなく、
(まったくないという訳ではなく
スリランカやスリランカに近いタミルナドゥ州では
米の粉で作った乾燥麺がありますが)
市場でこのセヴァインを見つけ、
自分で茹でたら麺の形はそのままだが
ドロドロして食べれず
ああ、これは麺ではないのだと
捨ててしまった。
ところが、その後知人のインド人宅へ
行ったら、それがお菓子としてでてきたので
又、又、びっくりしたと・・・

セヴァイン セワイン1

スージーとセモリナが同じものではなく
同じようなものだという話をしたが、
SEVAIN又はSEWAINとバミセリも
同じではなく、同じようなものなのです。
SEVAINのVという文字は、
V+VでWという文字になったと
聞いたことがあり
さすれば、SEVAIN(セヴァイン)と
SEWINE(セワイン)は同じものなのです。
これは、バミセリというパスタの
極細のものとは一緒ではなく、
違うものなのです。
この話、続きます。