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ふしぎROGAN JOSH

「ローガン ジョシュ」という名前の
ラムの料理がある。
私の料理教室の初級の9回目に作る。

この料理はムガライ宮廷料理という
本で覚えたのだが、この前書いた
「THE GREAT ART OF
 MUGHLAI COOKING」の時、
カシミールの料理とあったのだ。
ずうっとムガライ料理だと思ってた。

10月にカシミールの料理を
JAYの日に作った時、カシミールの
ことをいろいろ調べていたら
これはカシミールパンデットの料理
だということになっていて、このパンデット
の人達はヒンドゥー教徒の人のことで
「玉葱、にんにく、そしてトマト」を
食べない人達なのです。

確かにカシミールの王族は
ヒンドゥー教の王様で
インドパキスタン分離した時、
インド側に残り、住民はほとんど
モスリム(回教徒)なので、今も
独立運動やパキスタンへと紛争が
おきている場所なのです。
JAYの日のスペシャル料理では
ROGAN JOSHは前作ったが
来年にカシミールパンデットの
料理として作ってみなきゃ。

恐い私

私が恐い。
そして
おしゃべりだという話だ。
恐いのは
初めだけだろうと思う。
料理出すまでは
あまり口を利かない。
だから恐いのだろう。
普段街であったら
もっと恐いと思う。
まして飲み屋であったら
話しかけないでほしい
オーラを出しているから
もっと恐いと思う。

店では、そこまではいかず
食べてる人をみてる
こっちの言ったことを
守ってくれてるかどうか
カリーはごはんにかけて
召し上がり下さいというが、
まれに、ごはんはごはん、
カリーはカリーで食べてる人が
いる。いや、結構いる。

おしゃべりだというのは、
カリーの説明や
インドの話をしてると
そうなるのではないだろうか。

山形の野菜の話はするが、
山形の米の話はしない、
おしゃべりがいやなら
そっちからしゃべらないでほしい
オーラを出してくれ

たまにメールにずうと夢中になって
女性と来てるのに一言も口をきかない
人もいる
こっちも、そういう人には話かけないし
だから、インドではナーンを食べないなんて
話もしないし、3~4度来てる人たちとは
うまく交際(付き合い)しているつもりだが
一度だけしかの人は
私の中では
冥土のカレーの人と思い、
すぐ忘れることにしている

冥土のカレーの由来は
そのうち話しましょう。

マーカン・チョール

私が吉祥寺でDANRANという
インド料理店をやっていた時、
(やっていたのは元嫁の家で
 私がインド料理に変えたのだが)
8年位後に
下北沢に”あしゅん”という
インド音楽とイベントの店が
開店した頃のことです。
その店の共同経営者の3人が
インド滞在中に作っていた料理では
日本ではどうも評判が悪いので、
教えて欲しいと知人を介して
話がありました。

私のインド料理は先生なしで
ハレ・クリシュナ・テンプルで食べた味や
インドで出された本を読み
いろいろ付き合わせて
同じ名前の料理でも
本によって作りも違うし
マサーラー(スパイス)も違う。

ここのところはこの本。
ここんとこではこっちの本がいいと
組み合わせ、私のインド料理を
作っていったのです。

勿論、インドでも食べ歩いていたが、
教えるというより、
一緒に勉強会をやろうということにし、
「全日本職業インド料理研究会
 【マーカン・チョール】」を作った。
そして毎月3種類の料理を
マスターしていくことにしました。
その時テキストにしていたのが、
「THE GREAT ART OF MUGHLAI COOKING」
1977年版 AROONA REEJHSINGHANI著でした。

この本はかなり有意義な本です。
元嫁に追い出された時、
インド料理の本、英語の本だけで
287冊ありましたが全部没収されました。
この本はコピーしておいたので、
コピーしてある本は没収されず、元本は
没収されましたが、今もコピーの本から
役立たせています。

マーカン・チョールとは、
クリシュナ神の数ある異名の中の
1つで「バター泥棒」という意味で
子供の時、いたずらっ子だったクリシュナが
バターを盗みなめまわしたので、
そういう名前がついたのです。

働きもの

ともかく
昨夜は
タンドリームルグを
ムルグ(骨付き鶏)
ダヒー(ヨーグルト)
マサーラー(タンドリーマサーラー自家製)
アドラク(生姜)
ラハサン(にんにく)
ニーンブ(レモン汁)
に漬け込み、
その後、
かぶ、紅芯菜、ルッコラの3種の
ピクルスを作り、
午前0時だったので店を出た。
ウォッカ屋でズブロッカを飲み、
アパートへ着いたのは2時半。
さっそく
アールー(じゃがいも)
ガージャル(にんじん)の
皮をむき茹でる。
後で、プルゴービィー(カリフラワー)
フラッシュビーン(いんげん)
マタル(グリーンピース)
も入れ、茹で上げる。
朝、それを店に持って行き
油でマサーラーを炒め、バイガン(茄子)、
クンビー(きのこ)を炒め、
タマータル(トマト)も加え、
ダヒー(ヨーグルト)の中に
マサーラー(スパイス)、ナマク(塩)を
加え仕上げた。
やれやれ
Vegetarian Kariの完成だ。
でも、
ランチに誰も来ず、
ディナーに誰も来ず、、、、
せっかくVegetarian Kariを
間に合わせたのに。
ト、ホ、ホ、状態。

JAYのスペシャルメニュー1

今年も忘年会は取りやめ、来年になったら
新年会を兼ねてリクエスト大会を
やろうということにした。
まず、その前に今年の12月30日の
料理を決めなければ。
恒例のムルグシャヒ(丸鶏の中にごはんを
詰めたもの)そしてソースは昨年は
ナーリヤルソース、さて今回は、
Sさんのとこから戴きましたかぼちゃの料理
ラムはマサレーダーか、
あと20日間あるので、
楽しみながら考えよう。
そのうち1つづつ発表しましょう。