HOME > 記事一覧

サーラン④

では、このサーランという料理は
現在のインドには
ないのかというとちゃんとあります。

宮廷料理等に残っていたりします。
パンジャーブ料理にも
パキスタンにもあります。

南の方でははいだらバードの料理にも
残っています。

サーラン③

前日のサーランがイギリス軍と共に
ムガライ王国にも侵略したと書いたが、
その時、心ある人は、
イギリス人がもってきたカリーという
言葉を若者たちは
カッコイイ言葉として使い、

我々のムルグサーランをムルグカリー。
ゴーシュト(羊)サーランを、
ゴーシュトカリー。
ジンガ(海老)サーランをジンガカリーと
言い始めた。何と嘆かわしいことか。

というような話も残ってます。

サーラン②

サーランとは何かというと
『CLASSIC INDIAN COOKING』
NEWYORK1980,JULIE SAHNI著によれば
"MOGHUL AND NORTH INDIAN COOKING"
という頁を挙げその中でSuch as boiling(oobalana)
Stewing(salan ya kari)とあります。
『A PRACTICAL HINDI-ENGLISH DICTIONARY』
という辞書には804P Sailan (nimbi)
meat ora fish or vesetable Curry.とあります。
このSalaこそが西北インドにおけるカリーなのです。

カリーという言葉は、
もう誰もが知っているように
南インドの言語では”おかず”という意味があります。
それがイギリス人のムガライ王国侵略とともに
全インドに普及したのです。

ですから、カシミールでは
今でもカリーという料理はないのです。

サーラン①

サーランという料理があり
北インドの料理を作るものに
とってはカリーよりも重要な料理だ。

今カリーと呼ばれているものが
ほとんどサーランという料理の名で
よばれていたものだ。

勿論パキスタンにもサーランはあり
カシミールにはカリーという名前の
料理はないが、サーランはあります。
サーランについてはまた詳しく。

神大の先生

前に山形大にいた先生が
神戸大にもどり
時々宅配でうちの料理を
とってくれる。
今回も注文があり、
今日発送。
2つずつ4種、8つになる。
ありがたいことです。
彼はジャイの日の料理も
今度から取り寄せてくれるとのこと
感謝。