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ベンガル料理④

ベンガルでは鯉を結婚式の時に
使います。それもマスタード油の中に
マサーラーを入れたその中に鯉を入れ油であげ、
ソースを上からかけたりそのまま煮たり
したりします。ベンガルでは魚料理は有名で
MACHER Kalia(マチェル・カリア)魚の煮込み。
MACHER Jhol(マチェル・ジョル)魚のシナカリー。
SORSHE MACH(ショルシェ・マーチ)魚のマスタード煮。
DOI MACH(ドイ・マーチ)魚のヨーグルトカリー
MACHER TOK(マチェル・トク)魚の甘酢煮
MACHER DIMER BORAH(マチェル・ディメル・ボラ)
魚の卵のフライ
等々あります。

ベンガル料理③

ベンガル料理で使う油は
ほとんどの場合
マスタードオイルを使います。
即ちマスタードを精製し
油を取り出したものです。
この油をマスタードの辛さの
香りはあるが実際には辛さはなく
濃厚な油です。
アチャールというインドのピクルスは
この油で漬け込み季節によって日数は
違うがブクブク泡でて発酵してき、
その発酵が止まったら食べ頃。
又、この油を普通のサラダ油や
ギィーのように炒め物にも使います。

ベンガル料理②

パンチホロン

①カロンジ(ニゲラ)
オニオン・シードとも訳されており
ブラックオニオンの種という意味の
カロンジーという呼び名で
インドでは知られています。
薬用としては虫除け。

②ズイーラー(クミンシード)
インドではスターター(初めに使われる)
として使われる場合が多い。
薬用:下痢おなかの張り。消化不良。

③ラーイー(ブラウンマスタードシード)
インド原産で噛むとかすかな苦みと
刺激のある辛味。ラーイーもスターター
スパイスとして知られている。
薬用:刺激剤や利尿剤。関節炎やリューマチに
マスタードを塗った湿布としても使われる。

④メティ(フエヌグリーク)
地中海地方やインド、パキスタン、モロッコ等で
広く栽培されている。香りはそのままで
カレー粉のような香りがする。

薬用としては性ホルモンを合成するのに
使われたり避妊ピルの成分でもある
ダイオスゲニンの重要な植物源となっている。
豆類を取ると腹のはりにも効く。

⑤ソーンフ(フェンネル)です。
地中海地方原産、香りはアニスの香りに近く、
若い時の種はそのまま食べて薬用として
胃の働きを助けるとされています。
腹痛や腰痛にも効くと信じられていた。

参考資料
SPICES スパイスブック 香辛料の実用ガイド
ジル・ノーマン著 山と渓谷社 1992

ベンガル料理①

ベンガルとはインドでいえば
東の方で首都としてコナラク(旧カルカッタ)
があり隣の国のバンガル・デーシュ
(ベンガルの州(国))もそうです。
ここの料理で特色といえば、
マサーラー(スパイス)に
PANCH PHORON(パンチホロン・
又はパンチフォロン)
パンチに5という意味があり
ホロン・フォロンには調節の意味があります。
「5種の香り高い混合スパイス」という
意味になり、5種とは

①カロンジ(ニゲラ)
②ズイーラー(クミンシード)
③ラーイー(ブラウンマスタードシード)
④メティ(フエヌグリーク)
⑤ソーンフ(フェンネル)です。

ジャイの日の料理②

今回のJAYの日の
ベンガル料理の特色は?
なんて聞かれるが、
それは、
その人がインド料理のことを
どれだけ知ってるかによる。

元々私のインド料理を
食べたことのない人に
ベンガル料理の特色を言っても
ベースになるインド料理が
どんなものかわからないんなら
こっちも話しにくい。

ジャイの日の料理を毎月食べ
ジャイ通信を読んでる人なら
説明しやすいのだけど…。