ジャイナ教のご夫婦

ジャイナ教の家庭にはインドへ行く
度にお邪魔していた。
毎回夕ごはんをご馳走になりに
お宅まで行っていた。
料理教室の生徒さんを連れて
毎年お邪魔してたのです。
まず、一緒にお酒を飲み、それから
食事ということで、ジャインご夫婦は
2人ともジャインさんという名字で正統的
なジャイナ教徒でした。
家庭の料理を作る人は、ヒンドゥー教徒の
ビシュヌ派のおばさんでした。
それは奥様の持参品の一部としてな
そうです。
そしてご夫婦はお酒を嗜む
ので自分たちはニューヴェジタリアンだ
なんて冗談を言ってました。

奥様は詩人で大学教授でした。
ご主人のMMさんは新聞記者をしていて
奥様のインドウさんを陰で支えていました。
40数年前行った時、何処で何が売ってるか、
というのをデリー中案内してくれました。
イドウリ蒸し器やチャクラ・ベーランや、
チャクラ・ベーランは金物で出来てるものや
本来の木で出来てるものや大理石で
出来るものなどもMMさんの紹介の店で
求めました。
勿論、ターリーやカットリもそうです。
デリーのスパイス屋さんに連れていって
くれ、そこから毎年買ってました。
元嫁や娘もずっと泊まりこんでお世話に
なりました。
10数年前、インドウさんが喪くなり、長女が
彼女の詩集を届けてくれました。
私の娘もハイダラバードへ留学したのは
インドウさんのお世話によるものでした。
合掌

2022.06.02:jay:[今月のジャイ]