ディナーのため、雪が半分融けてる道を、自転車から降りて押して歩き、いつもの倍以上の時間をかけて店に着いた。
夕飯を食べようと料理をつくってる時、のぞいた日本人がいて、店中を見渡し薄ら笑いを浮かべているので、食べる客ではないと思い、”どうぞお帰り下さい”と帰した。
それから1時間くらいして今度はインド人の親子が覗き、インド人はいないかというので、もう45年やってるのでインド人より料理はくわしいと言ったが通じてるかどうかわかんないから、”どうぞお帰り下さい”うちはナーンはやってないですからと言った。
店の料理というのは、食べてみなければわからない。
もっとも私の料理は元嫁に言わせると、”2度食べた人なら、あんたの料理の美味しさわかるけど……”なそうで、それを今日昼から思い出してたのだったが、その予感が当たったんだろうな。
坂田さんみたいに、「2度というけど1度で由利さんの料理の美味しさわかった」と言ってくれる人もいます。
ともかく料理は食べてみないとわからないのです。
意に添わない人には、「どうぞお帰り下さい」と言います。
それしかないので。
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