マサーラーをつくる 2

私はマサーラーという名前を、うちのカリーSETの中に入れてるし
それからブログに書くとき、ホールのマサーラー、などという使い方もしてるが、マサーラーとはスパイスのことで、香りのいい料理のこともマサーラーとよぶのです。
これは私だけが言うのではなく、インド料理の世界ではそうなんです。
勿論、ガラムマサーラーのマサーラーもそうだし、今の日本では翻訳した人が
HOT SPICEというのを、HOT、インドだから辛いだろうと思い、ひりひり辛い混合スパイスと訳してしまったのだ。もう35年以上、もう少し前か、の話だけど、
その当時からそんな訳では困りますと投書したが、返事も来ず。
日本のスパイスメーカーでは辛いスパイスも加えた
ガラムマサーラーも作り始めたのです。
馬鹿な話だ。簡単に言えば、カレー粉からターメリック(黄色)と赤唐辛子を除いたものと言えばいいようなものです。
いろいろ作り方がありますが、ここでは言いません、やめときましょう。
カリーセットのマサーラーの話に戻すと、香りのいい料という意味で
マサーラーと名付けているのです。
私の特製ガラムマサラも使ってあります。
そのマサーラーは、ピヤーズを徹底的に炒めて、たくさんのピヤーズもほんの少しにしかなりません。光熱費もかかるし、材料費も手間もかかるので他所の店ではやれないのです。
そしてタマータルを加えベースは完成。
それにパウダーのマサーラーとテージパッターとラールミルチを加え、先に油をなじませ、引き上げておいたホールとシードのマサーラーをすりつぶしたものを加え完成です。
というのが私のカリーセットに使われているマサーラーの作り方です。
まあそんな努力、いや楽しみながら作ってるけど
店は今週はすっかり相変わらずです。
2017.09.08:jay:[インド料理のあれこれ]