外食しないという山形

先日吉田さんと山形のいろんな話をしてたら、山形では外食するということは、その奥さん駄目だということになるそうです。それであんまり外食はしないということなそうです。まあ外食するほど美味しい店もないのかも。そんな山形で12年もやってるんだから、自分でもすごいなあと思うが、自分の金をつぎこんでやってるんだから自慢にもならない話。

ただ、自分がそれだけインド料理が大好きで、インド料理を普及させようとしている。もともと金儲けには興味なく、昔の自分から見れば30すぎたらサニヤーシンになるつもりが、舞台衣裳のデザインをし、結婚もし、インド料理も作りインド料理を教え、嫁に追い出され、それでもインド料理にしがみついてて、という一生だが、元嫁にはあんたと同じやり方では絶対商売は上手くいかないという引導を渡されたが、それは初めからそうで彼女は今はリッチで、それはそれでめでたしめでたしな話だろう。

だから外食しないという山形に住んでてもめげないよ。今の山形や日本中なのだろうけど、すぐ地産地消などいうが、そんなことすれば、山形の正月料理はなくなるだろう。北前船で運ばれてきたかすべや棒だら、みがきにしんという先人の智慧の料理もあるのにと思ってしまう。