この前図書館で本を借りてきたが、
つっこみ所いっぱいの本だった。
いろんな所から無作為に引っぱり出してみると、
131P
米が主食の南インド、ギーの入ったスチームライス、
牛の脂肪をバターにした「ギー」が混ぜられた黄色い
ライス、少し油っこいものの味が付いて美味しい。
(原文ママ)
牛の脂肪とはすごい書き方してるが、牛乳の脂肪のことであり、
牛の脂肪と書くと、肉と一緒の脂身のことだと勘違い
するような文章だ。その前の頁では、
パン(小麦粉)が主食の北インド。ナーンとチャパティ。
小麦と水を練って焼いたもの。焼きたて熱々にバターをつけて
食べるととても美味しい。
チャパティよりナーンの方が高級品です。(原文ママ)
これもチャパティとナーンは、元々発生が違うのに、
ナーンを比較するなら、ナーンとバトゥーラを比べて
バトゥーラの方が聖なるパンなのだが、チャパティは、
プーリーと比べてプーリーの方が聖なるパンというなら
わかるが、著者のかいはたみちさんは、そういうことが
わかってるのだろうか。
多分わかってないから、
今でもおしりは手でふいているのだろう。
この本の発行日を見たら六年前。私が15年前から今年まで
行ってなかったが、20年前にトイレに行ける店というのを
つくり、料理教室の生徒さんにプレゼントしてたのに、
その時のトイレは20年前なのに水洗だった。
134P
写真の説明に
南インドは菜食主義者が多い。これは南インドには
伝統的なヒンドゥー教徒と菜食主義を守る厳格な
ジャイナ教徒が多いから、豆の入ったダールスープや
胡椒がたっぷり入ったラッサムなど、インドには
ベジタリアン向けの料理、メニューが豊富にある。
(原文ママ)
そしてその写真には、ダールスープとして、
ダールスープと食パン2枚。インドでヴェジタリアンの人は
玉子の入った食パンは食べないでしょう。
ヴェジタリアンをただ野菜だけを食べるという
この作者の認識の浅さだけが露呈したものだった。
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