ナーンの話2

もう何度も何度も
言い、書いてきたことだが
日本で日本のインド料理屋が
ナーンを扱っているのは
経済効果といおうか
効率がいいという点だけで
まず、チャパティやプーリー
タンドーラ、ローティを作る
アーター(全粒粉)に比べて
材料費の3分の1しかかからず
ナーンの方は即ち普通の
小麦粉、(全粒粉の1/3価格)
そしてイースト、玉子を入れて
発酵させるので安い材料で
大きなナーンが出来るのです。

アーターを使ったチャパティや
プーリー、タンドーラ、ローティは
発酵させたものではないので
粘った大きさだけにしかなりません。
だから安い小麦粉で発酵させた
ナーンの方が効率いい。

元々ナーンはパンジャーブ地方の
料理で、ここではナーン以外に
バトゥーラというパンがあり
これはナーンより格のある
ローティ(パン)です。
ナーンは玉子を使うので
Vegetarianの人達は食べれません。

パンジャーブ地方でタンドーラがあり
それが戦後デリーに出てきた。
パンジャーブのコック達がタンドーラ
を使った料理を始めたが、普通はナーン
ではなく、タンドーラローティという
アーターを使ったパンの方が
一般的です。
しかし、日本ではナーン(効率万能主義)
ばっかりなのです。