ベンガル料理②

パンチホロン

①カロンジ(ニゲラ)
オニオン・シードとも訳されており
ブラックオニオンの種という意味の
カロンジーという呼び名で
インドでは知られています。
薬用としては虫除け。

②ズイーラー(クミンシード)
インドではスターター(初めに使われる)
として使われる場合が多い。
薬用:下痢おなかの張り。消化不良。

③ラーイー(ブラウンマスタードシード)
インド原産で噛むとかすかな苦みと
刺激のある辛味。ラーイーもスターター
スパイスとして知られている。
薬用:刺激剤や利尿剤。関節炎やリューマチに
マスタードを塗った湿布としても使われる。

④メティ(フエヌグリーク)
地中海地方やインド、パキスタン、モロッコ等で
広く栽培されている。香りはそのままで
カレー粉のような香りがする。

薬用としては性ホルモンを合成するのに
使われたり避妊ピルの成分でもある
ダイオスゲニンの重要な植物源となっている。
豆類を取ると腹のはりにも効く。

⑤ソーンフ(フェンネル)です。
地中海地方原産、香りはアニスの香りに近く、
若い時の種はそのまま食べて薬用として
胃の働きを助けるとされています。
腹痛や腰痛にも効くと信じられていた。

参考資料
SPICES スパイスブック 香辛料の実用ガイド
ジル・ノーマン著 山と渓谷社 1992