HOME > インド料理のあれこれ

ベーランはムンバイスタイル?デリースタイル?

  • ベーランはムンバイスタイル?デリースタイル?
ベーランにムンバイスタイルと
デリースタイルがあるのは知ってるだろうか?

まあ知らなくて当たり前の話だが、
細長いのムンバイスタイル、真ん中が太いのが
デリースタイルなのだ。

他の地方はこれらのどっちかという訳なのだろう。
私は細長い方が使いやすく、
ムンバイスタイルを使っている。
大昔といっても40数年前はデリースタイルを
使ってたがここ30年くらいは
ムンバイスタイルなのです。

同好の士

仙台の歯医者さんに
行く用事(勿論行く用事というのは治療だが)
があり、前の日は4時半にねたのに8時におき
バスにのって、まずデンバーへ。
井上君は今日は用事があるので、1杯だけと
いって大盛盛の1杯。11時20分位デンバーを出て
泉中央、それからバスにのって高森8丁目
もうすっかり通いなれたアチャールへ。

アチャールのランチは大盛況。
お客さんは帰すのは自分の店ではあんまり
もったいないとは思わないのだが、
他人の店だとああもったいない、と
思ってしまう。

これはなんなんだろう。
自分の店の客には期待してないということ
なんだろうか。ともかく食事が終わり、
森御夫婦といろいろ、インド料理の話や
インドの話をして、楽しい時を過ごした。

私自身、自分だけで料理をつくってれば
いいのだと、ずうと思ってたが、
森御夫婦と知り合いになって新しいいろんな
人と知り合いになれて、
こんな歳になってからいいのかな、
なんて思ってしまう。ありがとう。森御夫婦様。

そうそう歯医者さんにも行ってきました。
高橋先生もありがとう。
井上君にもありがとう。
という大好きな人達との一日でした。

チャクラ、ベーラン

  • チャクラ、ベーラン
山形でやってる料理教室は4月は11回目。
この前、中級から来てる久世さんと二瓶さんの
2人にチャパティーとプーリーのドウの
練り方とのばし方を教えた。
うまくコツを掴んでくれればいいんだけど。

どうしても練る時に水が多すぎてやわらかく
しすぎる傾向があります。
初めはともかくドウをまとめ、それから
練っていくということが大事。

のし台のことはチャクラーといい、
のし棒の方はベーランといいます。



前に何とかいう女性の料理研究家が
料理の話をエッセーに書いてる人が
バトゥラーといっていたが、そんなことは
インドでは聞いたことはなく、
チャクラ―というのは車輪から転じて
ヨーガの方でもチャクラ―という話は
大事な言葉。又、佛教でも釈尊の話す心理は
法輪という意味でダルマチャクラーという
話もある。

そののし台のチャクラーには丸い台なので
チャクラーなのだろう。丸い台で円形に
パンを伸ばすには楽なのだ。

そのチャクラーはマーブル(大理石)で
出来てたり木で出来てたり、現在はステンレスのもある。





大理石の方が使いやすいので、その2人が
欲しいというのでアジアハンターの小林君に
メールで発注してあげることにする。

いい道具でつくれば、上手にできるとのことな
そうなので、タワーも一緒に頼んであげる
ことにした。

グラブジャムーン

ランチに来てくれた女性の話だと
日印交流60周年でNHKでインド料理の
番組をやってるそうだ。
その彼女はグラブジャムーン
作りやすそうだったのでつくってみようかと
思ってます、とのことなので、
どういう風につくるのと聞いたら
パニールをつくってそれに小麦粉を加え
油であげてシロップへ漬け込むとのことな
そうだ。へえ~ラスグラみたいだと思った。

コーヤでつくるんではないんだ。
コーヤとはインドでは売ってるけど日本では
売っていないので、牛乳を水分がなくなるまで
煮詰めたもの。それにほんの少し小麦粉を加え
お団子にまるめ油で揚げ、シロップへ漬け込む。
そのシロップがグラブバリで
グラブジャムーンというのだ。

グラブバリとはばらの香りのする液体のことです。
だから、グラブジャムーンという名前のお菓子に
なる。NHKの作り方にはグラブは使っていず、
では、グラブジャムーンじゃないねと大笑い。

ジャムーンとは6月位にデリーで実る果実のことです。
その木1本ずつオークションで競り落とし
買うのだそうだ。

おいしい酒六根浄

そういえばこの前、私の大好きな酒を
造っている熊谷さんご夫婦がランチに
御来店。

山形だと山形の酒をとよくいう人がいるが、
彼がつくっている酒は別に山形だから東北だからと
いう枠など超えている酒で酒として美味しい。
山形ではそんなこというとあんまり…なのかな。

どこのどんなものなんていうより、
美味しいものは美味しいものとして
いいなあと思える余裕をもって欲しい。