ジャイの日の料理は夜２人食べに来てくれた。
今回のパースィーの料理も評判は良かったようだ。

昨日は昼５人。夜２人。
ジャイの日の料理に来てくれた。

明日は昼２人、夜１人。
もっとも他のお客様は来ないので、
昨日昼のお客様も仙台のお客様だった。
やはり山形の人は来ない。

まあ何処の人でもお客様はお客様
だからいいんだけど・・・。

パースィーの料理をつくるのだが、
ジャイの日の予約をして食べに来て
くれる人にはおなじみの料理だが
一般的には知られていない料理だろう。

ジャイ通信に書いたが、この人々は
結婚式を大事にしていて、結婚式のための
料理というのが決まっていて、その中から
何品かをつくるということらしい。

今のインドでは有産階級の人々は
バンケット業者に頼んだり、式のあと
パーティがあったりヒンドゥーの人達は
前の頃から女性だけ集まり、歌を唄い
踊りを踊ったりとにぎやかなものだ。
パースィーの結婚式で使われる
料理を記しておくと、

1.ROTLI
2.GAJAR-MEWA-NU-ACHAAR
　にんじんとドライフルーツのピクルス
3.MACCH-NO-SAHAS
　魚のソース
4.MARGHI-NA-FARCHA
　フライドチキン
5.LAGAN-NA-TARKARI-PER-EDA
　結婚式スタイルの玉子とトマトのコリアンダー料理
6.LAGAN-NU-CUSTARD
　結婚式用カスタード
7.KERI-NU-ICECREAM
　マンゴーアイスクリーム
8.MALAI-NA-PARATHA
　マライのパラタ
9.GOS-NO-PULAO
　羊の炊き込みご飯
10.BAPAIJI-NI-DHASAKH-NI-DAR
　伝統的なパールスィーの豆料理
11.DODRII-NO-MURAMBO
　白いかぼちゃのハルワー
12.SALI-NE-JARDALOO-MA
　甘くて酸味の羊とポテトとアプリコートの料理
13.LAGAN-NU-ACHAAR
　結婚式用アチャール
14.PATRA-NI-MACCHI
　バナナの葉で包んだ魚料理
15.SHIRAZI-PULAO
　鮭と羊とドライフルーツのごはん
16.KESAR-PISTA-KULFI
　サフランとピスタチオのクルフィー
17.SALI-MA-MARGHI
　鶏とポテトの料理
18.PARSI-SEV
　SWEETバミセリ
19.MITTHOO-DAHI
　SWEETヨーグルト
20.DHAN-DAR
　白いごはんと黄色ダールの料理
21.CHAMNA-NE-KO-PATIO
　エビとまながつおの料理
22.BHARUCHI-AKOORI
　スクランブルエッグナッツ入り
23.SADO-RAVO
　シンプルなセモリナ料理
24.SWEET-HOT-TEA-WITH-LEMON-GRASS
　ホットティーとレモングラスの料理
25.FRESH-PEPPERMINT-AND-MINT
　新鮮なペパーミントとミントを使った料理

このような結婚式用の料理があり、
LAGANというのは、結婚式のための、
という意味があります。

今月のジャイの日はパースィー料理。
そしてこのパースィー（ペルシャの人々）
の料理は食材にあまりタブーがないことでも
知られており、特に玉子料理は特筆すべき
ものがあります。

私がパースィーの料理のエクリとめぐりあったのが
三十数年以上前のことで、エクリ、アクリと
知られているこの料理は、スクランブル状の玉子に
ハリーミルチ、ピヤーズ、ダニヤーパッターを
入れ作られたものです。

トマトの小さめのさいの目切りを上に盛り
ダニヤーパッターを飾ったものです。
小さめに焼いたローティの上に盛ったり
ダブルローティを切り分け焼いたものの上に
盛ったりと、いろいろ利用できる玉子料理でした。

１．JAMVA CHALOJI　結婚式用１品＋15品
２．JAMVA CHALOJI 2　忘れられた作り方　1品＋8品
３．PARSI COOKING　11品
４．101 PARSI RECIPES　14品
５．PARSI KITCHEN　2品（50品のうち）
６．TRADITIONAL PARSI DISHES　11品

のレシピが開示されています。

今月のジャイの日の料理は
パースィの料理に決めました。
パースィの料理も毎年毎年やってましたので
かなり沢山のレシピが手元にたまりました。

”地球の歩き方　インド篇”に十数年前、
読者投稿で「ダンサク食べたけどまずかった」とあり
その後、ダンサクを食べないという現象がありました。

へそ曲がりの私はダンサクを、美味しいものとして
（得意な料理として）中級の２７回には
パースィ料理を教えています。

1.RUS CHAAWAL
2.MOOLI DAAL
3.BHARCHI AKOORI
4.BAIGAN PICKLES

パースィでは
ダンサクマサーラーという混合スパイスもあり
それを記しておきますので、
作って見たい方はどうぞ。

1.ダニヤシード（コリアンダー）500g
2.ズイーラーシード（クミン）250g
3.赤唐辛子 100g
4.ハルディー（ターメリック）100g
5.ローング（クローブ）100g
6.ナーグケサル 50g
7.ソオンス（ドライジンジャー生姜）50g
8.バリ・イラーイチー（ブラックカルダモン）50g
9.ジャヴァトリー（メース）25g
10.ラーイー（ブラウンマスターシード）50g
11.カスカス（ポピーシード）50g
12.ジャイファル（ナッツメグ）2g

これをすべてひき、粉にして混ぜあわせたもの。

タワーとは鉄板で出来てて真ん中が
少しくぼんでいる。
これはローティ（パン）を焼く時、手で
ひっくりかえしやすいし、又、
マサーラー（スパイス）を乾煎りする時、
くぼんでいると外へこぼれず、作業が
しやすいのです。
元々のはもつ所がついていない
（今はもつ所がついてるのもあるが）のです。

くぼんでいるため、まわりからギィーをいれて
やく、パロータなども焼きやすいのです。