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あちゃーるさんの1年間ありがとう

あちゃーるさんの料理教室もいよいよ5月20日最終会。終了証も用意しておいた。

最終会のメニューとしては

1.HUSSAINI KABAB(ハッサン大王風 カバーブ)
これはラムをスパイスとヨーグルトに漬けこんでおいたものを焼いた料理。宮廷料理。

2.MALAI KOFTA(マライ コフター)
野菜を茹ですりつぶし、コーヤーを混ぜ合わせて油で揚げカリーソースをつくり、その中で煮たもの。宮廷料理。

3.NARITAL CHAWAL(ナーリヤル チャーワル)
ナーリヤルを炒めその中にチャーワルを加え炒めお湯を加えて炒めたごはん。

4.MUNACCA CHUTNT(ムナッカ チャトニー)
レーズンを生姜やスパイスと一緒にプロセッサーをかけ、レモン汁でのばしたチャトニー。宮廷料理。

最終会なので宮廷料理が多くつくり、1年間のしめくくりとしてはバランスのとれた料理でこのようにインドにはカリーじゃない料理の方が沢山あるということ、受講生の方々にはわかっていただいたと思います。

日本ではカレーという名前がつかないと本が売れないということで私のインド料理講座の本を作る話も頓挫してしまった。その時の出版者の人から、カレーに対する思い入れがあまり感じられないという指摘があったが、その前書にもインドはカレーだけじゃなくおいしい料理がいっぱいありますと書いたのだが、その出版者の人も喪くなったので、そのまま15年たちました。永久に出ないでしょう。

だから受講生の人達は習った料理を何度もつくり自分のものにし、そしてスパイスの分量は自分の味に変えても、私は自分で教えた料理は受け取った人のものだと思ってますので、作り方まで変えてもその人がおいしいと思えばいいので、まぁ私の料理ではないということで。でも、少なくても3度は私に習ったように作ってください。

受講生のみなさんどうもありがとう。

日曜は相変らず・・・

昨日は珍らしく夜もお客様があったが流石東京の人で明日のサッカーの応援の人達。山形の人はうちには来ないので、料理を喜こんでくれて、又、来たいということでこっちも気分よくなりスパリをサービス。

その後ハルカちゃんが来てくれた。カバーブマサーラーを3パック買っていってくれた。昨日の昼にマサーラーがようやく出来たのだ。

今日は日曜なので夜は客はなし、あちゃーるさんの用意をして昨日のお客様に東京の料理教室の案内を書くことにする。

明日は松本さんの告別式なので始発で行くことにするので早く起きなければならない。間に合うか心配だ。5時におきなければ・・・。

マサーラーをようやく仕上げた

5月20日があちゃーるさんの料理教室だが、その前日は松山さんの告別式があるので始発の新幹線で行かなければならない。そのため、用意は日曜日までに仕上げておかなければ。ジャイの日のメニューも決め、手伝ってくれる久世さんに渡すコピーはもう用意してある。

私は人の葬儀が嫌いだけど、だからその場に行かず、金だけ送ってやることにしてる。しかし、松山さんの場合は行かなければならないだろう。

あちゃーるの森君から葬儀場の地図も送ってきてくれたし、早めに帰ってくればいいことでと思いながら、あちゃーるさんの料理教室の用意はきちんとしておかないとならない。

3日ほど前、沖縄から電話があり、カルマSetを横須賀の人へという配達の依頼があり、客が来ないもんだから、マサーラー8時間以上玉葱を炒めなければならず、ずうと作らずだったが、15日からがんばって作っていて16日も炒めていてもう10時間近くなってしまった。これは鍋の大きさに関係があった。底の細い、深い鍋だったので時間がかかったのだ。でも、19日着でいいというありがたいお言葉で16日に完成させ、17日に発送することが出来た。ヤレヤレ。

16日に来た後藤さんと清野君にマサーラーがなかったので何も言わずパーラックムルグを出したら逆に大喜びされた。あそこんとこのインド料理屋のとは全然違うなんて、言ってた。私は他の店は知らないので、自分でつくるだけだからあう人にはあうだろうと思う。

山形の料理の質問の答

山形の料理教室の時質問があったが、その場で答えたが聞きもらした人もあったかもしれないのであらため・・・

ズィーラー(クミン)の使い方

まず、ズィーラーは求める時、パウダーのものは買わず、必ずシードのものを求めること。これはパウダーのものは信用おけないこともある。シードのものなら型で確認できるので大丈夫でしょう。そしてシードのものを使う時はこのスパイスはスタータースパイスとも言われるように、料理をつくる時一番初めにオイルの中に加え、パチパチとはね上がってきてから、他の材料を入れるということ。またブウネパウダー(空煎りしてすりつぶしたもの)もよく使われる。

だから、初めからパウダーのズィーラーは買わない風がいい。ハウスもS&Bもあまり香りがない、そんなものは使わない方がいい。あちゃーるさんかうちでも扱ってるので新鮮な香りがある方がいいに決まってる。

まぁ、それでもハウスやS&Bの方がいいという人は好きにしてくれということだ。

空煎りしてパウダーにしたものはライタというインドスタイルのサラダや途中で香りのスパイスとして使ったり、肉を漬けこむ時にも使える。

又、他のスパイスでもホールのスパイス(例えばダニヤー)フルアンダーのホール、これも初めの油の中に入れ、油を吸ってきたら、漬して使う。又は、軽くつぶしておいたものを油の中にすいこませて油に香りを移し使う。

そしてこの料理に最後にダニヤーのパウダーを加え、香りを更に加えるというやり方をすると完璧だ。このように同じスパイスも使いわけたり、2種類を使いわけたり(今回使ったアーター、ベイサも用意してあります)すると美味しい香りのいい料理が出来るのだ。

今回のラムが少し早すぎたのが残念。後20分はじっくり煮込めばもっと美味しく出来た筈だ。でもベーサンロティもあり、腹もちのいい料理だったのであの後はおなかすかず、夕ごはんはパスでした。1回だけの初級をやりましょうということだったが、何か六魂祭がどうとかで特別初級の話はどうなったんだろう。

四谷シモン人形展

六本木まで、元日本航空のエンジンのエンジニアというか、先生の稲葉氏とシモンちゃんの作品展に行ってきた。シモンちゃんの教え子たちの作品がいっぱいでシモンちゃんの数少なかったが、やはり師匠と弟子という作品だったが、生徒さんにもやはりやはり輝いてる人も何人かいてすばらしかった。

シモンちゃんは5月31日(土)7月6日(日)までSOGO横浜のそごう美術館でやる打ち合せがずうと長びいてたが、私と稲葉さんもこのためだけに来てるのでのんびりと話しながら待っていた。私はシャヒトクレ(お菓子)ソーンパブティ、オレン(お菓子)タンドリームルグテッカをもっていってた。そごう展でやる方はシモンちゃんの人形だけらしいので凄まじいものになるだろう。

松山さんの話も出て、告別式の前日おつやをやるのでそれに出るとのことだった。私は告別式だけでいいだろうと思うが、死んでからより、いっぱいいっぱい思い出があるからいい。

東京駅でビールでお別れをしてホームにいったら4分前に出たばっかりで、後1時間24分待たなければ、流石山形は田舎なんだということで金六さんとこへおみやげに買ったパンが今日届けられないかも・・・