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ちょっとしたインド料理の話

日本語で書いてるインド料理の本にキーマサモーサというべき
ひき肉、それも豚肉のひき肉が載ってる。
まあ日本語の本を読んでる方が悪いといえば悪いのだから、
何とも言えないが。
インドではあんまり見たことがないサモーサだ。
インドでサモーサというとポテトとグリーンピース
玉ねぎ入りのサモーサの中身が多く
日本でいえばギョウザ状に包んで油で揚げ
それにトマトケチャップをつけて食べる。
私が作ってるサモーサはそれとは違い
ポテトとグリーンピースだけで玉ねぎは入っていない。
吉祥寺の時から同じで
私の場合包み方もシンガラスタイルにする。
シンガラ即ち菱形にするのだ。
そして付け合わせはパセリと生姜、レモン、塩
砂糖で作ったものをチャトニーとしてつけてた。
吉祥寺の時外大に交換教授として来てた
インドウジャインさんとM.Mジャインさんの御夫婦が
週2回は来てくれ
サモーサを頼むときは必ずチャトニーは2つ頼んでたのが
懐かしく思い出される。
今も私のサモーサ、チャトニーは
そのときと同じ味、同じ形のものを作っています。
2016.06.20:jay:[インド料理のあれこれ]

ちょっとしたインド料理の話

よく旅行記にもっと辛いカレーを出してくれと言ったら
ものすごい辛いカレーが出てきたなんて話があるが、
インドではそんなことはなく、
このカリーはこの辛さ、このカリーにはこの辛さ、と
決まっているので、そんなことはしない筈だが、
そんなのは日本人をからかっているだけなのだろう。
インドでもっと辛い物と望むときは
ハリーミルチをとる。
すなわち生の青唐辛子です。グラスに入って20本くらい入った青唐辛子が運ばれてきて、それを自分でかじりながら料理を食べるのだ。
仙台の隣のおじさんを連れてったとき”いや、インドに来たのにちっとも辛いのにあたらない”なんて生意気なことをぬかしたので、ハリーミルチをとってやたら
一口で”うわ~辛い”と大騒ぎ。こっちもどれどれと一かじり、まあこんなもんだねと
全部食べて見せたら一口しか食べないおじさんはびっくり。
いや由利さんはいつも食べてるからなんて感心してた。
本当は私も辛かったけど、我慢して食べただけ。
だから美味しいものを食べさせてるのにウダウダいうなってこと。
2016.06.19:jay:[インド料理のあれこれ]

ちょっとしたインド料理の話

前回に発酵した酸味が好きと書いたが、
それには“アチャール”があります。
野菜をまるたーどオイルに漬け込みますと
夏場なら3日くらい冬場でも1週間おいておくと
マスタードオイルで乳酸発酵するのです。
発酵した酸味なので嫌味な感じもなく
おだやかな酸味です。
自分で作っては、気に入ったお客さんだけに出すと
みんな喜んでくれるので
みんなに出そうかなと思いながら
食べてくれない人もいるだろうと思うと
思わず出しそびれ
今のところは美味しそうに食べてくれる人だけ・・・
ということです。
2016.06.18:jay:[インド料理のあれこれ]

ちょっとしたインド料理の話

イドゥリは誰でも知ってるだろう。
先日亡くなったT大先生の奥様も
南インドへ御主人について行き
インド料理と彼女は思ってたろうが
南インドの料理の話を本にしたりしてたが、
その中に、イドゥリは前の晩からおいて
水につけておいた米を挽いて作るので
酸味が出て、あんまり好きじゃないという話が載ってた気がするのだけど
私は酸味は好きなので、勿論、腐敗の酸味ではなく
発酵した酸味なので、好きなのは。
だからイドゥリも大好き。
ジャイの日で何度も作った。
ニューメニューしか作らないのだが、
素材が違ったり、バリエーションが違えばいいということで
昨年スージー入りのイドゥリも作った。
イドゥリとは中華まんじゅうの2回り近く小さく
中に何にも入ってない蒸しパンなのです。
チャトニーとサンバルをつけて食べます。
2016.06.17:jay:[インド料理のあれこれ]

ちょっとしたインド料理の話

ドグラも好きだし、ビールに合う。
蒸しカステラ状のもの(甘くはない)にハリーミルチの細切り、
ダニヤーパッターそして上からソースが注いである。
これも作れるが、インドでは売ってる。
友人宅へ行ったら呼び出されて、これどう思うと
おお、ドグラだ、いやどうも腐敗してるみたいだということで
味見係として、少し普通の酸味じゃない
腐敗臭にして食べてみたらやはり駄目。
友人夫婦にこれは食べない方がいいよっていったら
今日買ってきたのに・・・
その当時はいつも味見係で
家庭でも嫁にこれ大丈夫かどうか食べてみてと言われ
よく食べさせられてた。大体において駄目なやつだ。
2016.06.16:jay:[インド料理のあれこれ]