先日、施設研修として「置賜保健所 精神保健福祉主査 原田まりこ先生」においでいただき、精神障がい者・認知症の方への理解と対応について全職員で学びました。
認知症などで記憶が抜け落ちてしまう利用者の方にとって、私たち職員はどういう存在なのか?一番身近にいる私たち職員は何ができるのか?一人一人考えさせられました。
職員として勤務する私と目の前の利用者の方と、いかに信頼関係を作るか、いかに信頼していただけるかが大事です。私たち福祉のプロとしてどんなことでも受け止める暖かさ・優しさを大事にしていきたいものです。
講師の先生は最後にこのようにおっしゃいました。
「認知症の服薬治療で治まるときもあればそうでないときもある。そのときは環境の整備が必要です。心地よく生活できる環境の整備です。認知症の方の病気を治す必要はないと私は思います。症状にはそれなりに意味があり、認知症状によって生活のバランスが保たれるバランスが保たれている場合もある。」
今、社会では高齢化に伴い認知症の急増が社会問題となっています。そこで言われるのが「認知症の方が認知症のままで幸せに不安なく生活できる環境の整備」です。障がいをもつ方も、社会の中でそのままで幸せに生活できる社会を目指すということが必要になります。
福祉の仕事は決して楽な仕事ではありませんが、日々の仕事で言葉に表せない喜びとやりがいがあります。一度しか無いその方の人生の、生活のお手伝いをさせていただく仕事の重大さと誇りをむねに星の村一丸となって取り組んでいきます。
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