続いて、厨房内をご紹介します。
星の村では、調理師7名・パートさん1名で調理配膳しております。日々和やかな雰囲気の中で、チームプレーを発揮しているようです♪今年度から食事前に「今日の献立を紹介しま~す。今日は旬の北海道産メークインを使用した手作りコロッケ・山形県産もって菊のおひたし・・」というような全館放送を行っております。
星の村では、嚥下レベルに合わせて「食事形態」の調整を行います。
「嚥下レベル低下によるリスク回避」の安全性と、「形あるものが食べたい・歯ごたえを楽しみたい」という希望の2つを調整します。リスク回避の安全性のみを考慮すると、形もなく歯ごたえもないグニャグニャとした柔らか食だけとなり、食べる喜び・生きがいといったものが感じづらくなってしまいます。逆に、安全性を考慮しないと、窒息誤嚥の危険や肺炎の原因にもなる「誤嚥性肺炎」のリスクが高まります。
大きく分けて「常食」 「粗きざみ」 「きざみ」の3パターンです。嚥下レベル低下や歯科治療などで堅いものが食べられない方も、「歯ごたえをできるだけ感じていただきたい」という想いから、ただ細かくきざむのではなく、「粗きざみ」という粗めのきざみ食も提供しています。
食は命をつくる・食は生きる意欲をつくる、と言われます。ご家族が調理し、家庭の中でご家族と一緒に食べる食事には敵いませんが、プロとして誇りを持ち一食一食を大事にし心を込めて調理提供してます。
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