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50件に1件は”怪しい求人”?ハローワーク労働条件相違問題

「労働条件が求人票と違う」という相談が、2014年全国で1万2千件あったという報道発表をご覧になった方も少なくないと思います。

厚生労働省の発表によれば、全国のハローワークや労働基準監督署などに寄せられた相談件数は、2013年度は9380件、2014年は1万2252件に上ったとのこと。
1万2252件の相談のうち、実際に食い違いが確認されたのは4360件だったそうです。

 

ハローワークインターネットサービス上で確認できる「一般(フルタイム)」求人数は65万件ですので、概ね50~60件に1件は、求職者の認識と企業の認識にズレがある求人情報である可能性があります。

 

山形県内の状況については公表されていないようですが、関係者にうかがったところよると給与条件、有給休暇、社会保険の加入など、条件面で求人票と違っていたり、認識にズレがあるケースは、山形でも少なくないとのこと。
「うその求人」「求人詐欺」とまでいかなくても、入社前に聞いた話と、入社後の実際の状況が違うことがあるようです。


職業安定法では、求人時に労働条件の明示が義務付けられていますが、ハローワークや大学などにうその求人を出した企業を直接処罰する規定がないため、「ハローワークの情報だから安心」「大手の就職サイト情報だから安心」ということは言えません。入社を決める際には、現場で働く人の状況を実際に確認しておく必要があります。

 

ネットの情報だけでなく、現場での情報収集がますます大切ですね。

正社員求人件数は1万件越え!在職中の求職者も増加傾向(山形県の雇用情勢)

  • 正社員求人件数は1万件越え!在職中の求職者も増加傾向(山形県の雇用情勢)

 2015年11月27日、山形労働局は「県内の雇用情勢 (新規学卒者を除く)平成27年10月内容」を発表しました。

 

 県内の有効求人倍率は1.21倍、正社員求人倍率は0.74倍と上昇しています。

 求人総数も増えていますが、特に正社員求人件数は2015年4月以降で初めて1万件を超え、引き続き企業の採用意欲が高いことがわかります。

 

 企業の採用意欲が高い状況は、転職者の方にとってはチャンスである一方で、たくさんある求人の中から本当に自分の生き方・暮らしにあった会社がどこかを見極めるのが難しくなるタイミングでもあります。見かけの給与や待遇だけで安易に転職してしまって、後で後悔してしまう人も少なくありません。

 社風や環境、入社後の生活をきちんとイメージして、入社してから「こんなはずじゃなかった」とならないためにも、幅広い情報収集が必要です。当社コンサルタントへお気軽にご相談くださいね→求職登録・相談窓口はこちら

転職にも役立つ!ざっくりわかる「財務諸表の読み方」講座

「安定した会社に入りたい」とおっしゃる方がいます。

安定した会社とはどういう会社でしょうか?有名な大手企業であっても、事業に苦戦してリストラを余儀なくされていたり、明日はどうなるかわからないのが現実です。

しかし、「財務基盤が安定している会社」であれば、財務諸表(決算書)が読めればわかります。財務基盤が今安定している=将来も安定しているとは限りませんが。。。

 

「将来の幹部になってほしい」という企業の求人要望がたくさんあります。

幹部候補に求められる力とはなんでしょうか?幹部候補と一言で言っても、採用ポジションや業務内容によって期待される力は様々です。

しかし、「会社のお金の流れ」について全く理解していない人は、会社を背負うことはできません。「財務諸表(決算書)」がどうなっているのかが全く読めなくても社長になってしまった人が少なからずいますが、経営に苦労されているようです。

企業を見る目、経営に近い仕事ができる力を養う「財務諸表の読み方」講座を12月に開催します。

転職先として検討しているあの会社はどうだろう?経営に携わっていきたいけれど、何から手をつけたらいいだろう?
そんな方のご参加をお待ちしています。初心者大歓迎です。

財務諸表の読み方講座のお申し込みはこちらから

山形雇用情勢:正社員求人数が過去最高を更新!

2015年10月30日、山形労働局から「県内の雇用情勢 (新規学卒者を除く)平成27年9月内容」が発表されました。

発表によると、正社員の求人倍率は0.72倍と、2005年以来過去最高の倍率となったとのこと。企業の正社員採用意欲が高まっています。

要因としては、高齢化による世代交代や派遣や契約社員からの「正社員切り替え」を考えている企業が増えていることが考えられ、県内における正社員雇用情勢は、大きな景気変動や社会情勢の変化がない限りは求職者にとって有利な状況が続くのではないかと思われます。

将来はどんな働き方をしたいのか、今辞める必要があるのか、じっくり考えながら就職、転職活動を進めましょう。

今転職すべきか、採用意欲が高いのはどんな企業かなど、ぜひ当社コンサルタントへお気軽にご相談くださいね→求職登録・相談窓口はこちら

さらに詳しい記事はヤマガタ人材新聞をご覧ください。

山形雇用情勢:正社員求人数は増加傾向(緩やかな改善が続く)

2015年10月発表 2015年8月の山形雇用情勢(2015年10月2日山形労働局発表より)

 

山形労働局(ハローワーク)によると、2015年5月以降、正社員有効求人倍率は緩やかな上昇を続けており、ヤマガタ人材新聞でデータを収集し始めた2014年8月以降初めて正社員有効求人倍率が0.7倍に達しました(山形新聞によると、労働局で統計を取り始めた2005年度以降過去最高の正社員求人倍率、とのこと)。

 

 

正社員の求人倍率が高まっている背景としては、派遣や契約等での人材確保が難しくなった企業が、正社員での採用に切り替えている結果とみられています。ただ、月間の新規求人数が増えていないことから、採用できずに積み残された求人が多くあるといえます。つまり、正社員の求人を出しても採用できずに苦労している企業が多いと言えるでしょう。雇用形態を正社員に変えたところで、それだけではなかなか採用できないというのが現在の状況と言えそうです。

 


こういった状況下だからこそ、転職を検討する際は、社員のことをしっかり考えている企業かどうか、入社してからのキャリアがどのように発展していくのか、一緒に働く人々の考え方や社内の雰囲気など、目先のお給料や待遇だけではない情報も確認し、後悔のない転職ができるように慎重に活動を進める必要があります。

 

山形県内での転職をご検討の方は、ぜひお気軽に社風や会社の方針などの内情をよく知るコンサルタントへご相談ください。ご相談はこちらから

 

 

※求人倍率の詳しい数字データは、山形労働局またはヤマガタ人材新聞をご覧ください。