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【次回展示予告】特別展「米沢城ー上杉氏の居城ー」

9月19日(土)よりはじまる特別展のお知らせです。

特別展「米沢城-上杉氏の居城-」

米沢城は江戸時代を通じて米沢藩上杉家の居城として、藩内の軍事・政治の拠点でした。本丸を取り囲むように二の丸、三の丸を配した平城で、城内には上杉家の御殿、家祖・上杉謙信を祀る御堂、武器庫であり城の目印ともなった三階櫓などが立ち並んでいました。

現在、城跡には当時の建造物は残っていません。一方で、本丸周辺などには今も堀や土塁が残り、公園や街路には城下の名残りを見つけることができます。そして、城に関する資料として、4000名以上の藩士の居住地を記した城下絵図、随所に工夫を凝らした城郭と上杉家の御殿の詳細な図面、国宝「上杉家文書」をはじめとした古文書、二の丸を中心とした考古資料などが豊富に残されています。本展示ではこれらの資料を展示し、城下町(都市)の構造、軍事拠点としての機能と政庁としての役割、藩主一族の住居と儀礼の実像などを紹介し、近代以降の城跡の変遷をたどります。

二の丸跡に立つ当館として、初めて米沢城をテーマにした展覧会です。本展示が、城下町としての地域の特徴を知り、往時の城の姿や機能を豊かにイメージしながら近隣の散策を楽しむきっかけになれば幸いです。

 

【期間】9月19日(土)~11月23日(月・祝)
 前期:9月19日(土)~10月18日(日)
 後期:10月24日(土) ~11月23日(月・祝)

【休館日】9月23日(水)・10月28日(水)

【開館時間】9:00~17:00(チケット販売は16:30まで)

【入館料】一般620円(490円)/高大生420円(330円)/小中生270円(210円)

    ※( )は20名以上の団体料金

    ※常設展とセットのみ

 

◆入館料無料の日

 11月3日(火・祝) 東北文化の日 どなたでも入館無料!

 

【講演会】

「城下町米沢の絵図に見る「まち」の特徴-武家地・屋敷・住人の多様性-」

 日 時:11月7日(土)14:00~16:00

 会 場:伝国の杜2階大会議室

 料 金:無料

 講 師:山形大学農学部准教授 渡辺理絵氏

定 員:40名

 

※講演会は事前申込制です。

 お申し込み/TEL 0238-26-8001

 

詳しくは当館ホームページをご覧下さい。

https://www.denkoku-no-mori.yonezawa.yamagata.jp/116yonezawajou.htm

 

皆様のご来館を心よりお待ちしております!

 

【お問い合わせ】

 米沢市上杉博物館  0238-26-8001

2020.09.15:denkoku:[博物館情報]

9月の体験学習室

9月の体験学習室についてお知らせいたします。

季節企画は「重陽の節句(ちょうようのせっく)」(8/28(金)~9/22(火))です。 重陽とは五節句の1つで9月9日のこと。中国では、奇数は縁起のいい数(陽の数)とされています。一番大きい奇数「9」が重なる9月9日は「重陽」とよばれ、日本には「菊の節句」として伝わりました。菊酒を飲んだり、栗ご飯を食べたりして無病息災や長寿を願います。

造形体験は「折ってぽたぽた紙のおりぞめ」(8/28(金)~9/22(火))です。

  

やりかたは簡単。紙を折り、水で溶いた絵の具に角をつけるだけ! 紙を広げると、思いがけないきれいな模様が現れます。 どんな模様になるかは広げてからのおたのしみです。ぜひ体験してみてくださいね。

 

※ご利用の際はマスクの着用、手指の消毒(手洗い)にご協力ください。
※発熱や、風邪症状のある方はご利用をお控えください。
※団体でのご利用は、事前にご相談ください。
※現状での定員は10名です。混雑時はお待ちいただくこともございます。

 

それではご来館を心よりお待ちしております。
お問い合わせは 米沢市上杉博物館0238-26-8001までどうぞ。

2020.08.27:denkoku:[体験学習室]

国宝「上杉家文書」史料紹介!

全国的に酷暑が続いていますが、国宝「上杉家文書」からこの時期にぴったりの史料をご紹介します。

 莅戸政以宛 上杉顕孝書状写/(寛政5年・1793)7月13日

 

上杉鷹山の実子・顕孝が傅役の莅戸に、酷暑続きのなか、江戸屋敷で仕事に励む人々を全員庭に出し、涼をとり酒を飲ませたいと提案しています。

藩主一族や重臣は屋敷も広く季節ごとの楽しみもあるが、下々は楽しみもなく、手狭な小屋に住んでいる、たまには広い庭で酒を飲んで「平常の苦も少しは晴」らしてやりたい、という若殿の配慮でした。 倹約のイメージが強い鷹山の治世ですが、様々な人々に配慮し時には楽しむことも大切にしていました。

 

国宝「上杉家文書」の詳細は   

http://www.denkoku-no-mori.yonezawa.yamagata.jp/uesugikemonjyo.htm 

同文書全点をデータベースで検索できます。   

http://www.denkoku-no-mori.yonezawa.yamagata.jp/togodb/index.html

ぜひ、ご利用ください。 皆様、暑い日が続きますので、時にはストレスを解消しながら、体調に気を付けてお過ごしください。

 

【お問い合わせ】

米沢市上杉博物館  0238-26-8001

2020.08.11:denkoku:[博物館情報]

上杉文華館みどころ紹介

期間限定で企画展示室にて開催中の上杉文華館から、国宝 「上杉家文書」の上杉鷹山書状をご紹介します。

年間テーマ上杉鷹山の藩政改革のうち、現在は「意見と議論」と題して展示しています。

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上杉鷹山書状  一通
(文化8年・1811)閏2月

 

上杉鷹山が重臣に宛てた書状と思われます。村方からの国役上納の期限と、毛利大夫(江戸家老・若狭方元)の処罰について指示しています。
 この国役は文化8年の朝鮮通信使招聘の準備金を、幕府が初めて全国一律に課したものでしょう。米沢藩は国役金の上納命令を村方に通達するのが遅れたようです。
 近日中に急ぎ上納を命じる意見もありました。しかし鷹山は、それでは緩慢な命令を出しながら期限を厳しくし民を苦しめることになる、と論語の一節を引用し批判しました。
 
さて、鷹山の提案した対応は、どのようなものだったのでしょう。ぜひ、ご来館の上お確かめください。

 

皆様のご来館を心よりお待ちしております!

 

【お問い合わせ】

米沢市上杉博物館  0238-26-8001

2020.08.04:denkoku:[博物館情報]

8月の体験学習室

8月の体験学習室についてお知らせいたします。

季節企画は「盂蘭盆会(うらぼんえ)」(7/29(水)~8/25(火))です。 盂蘭盆会は略してお盆のこと。先祖や亡くなった人たちの霊を祀る行事です。

造形体験は当初の予定を変更して、「紙粘土で夏の和菓子」(7/29(水)~8/25(火))です。

子供から大人まで毎年人気のある「紙粘土で和菓子づくり」。今年は「夏」の涼しげな和菓子づくりに挑戦します!
和菓子作り用の型を使うので、本格的な仕上がりです。

 

※ご利用の際はマスクの着用、手指の消毒(手洗い)にご協力下さい。
※発熱や、風邪症状のある方はご利用をお控え下さい。
※団体でのご利用は、事前にご相談下さい。
※現状での定員は10名です。混雑時はお待ちいただくこともございます。

 

それではご来館を心よりお待ちしております。
お問い合わせは 米沢市上杉博物館0238-26-8001までどうぞ

2020.07.29:denkoku:[体験学習室]