ダリア日記

ダリア日記
ログイン

「花粉の旅の仲人(花色と虫たち)」

色とりどりの花達、多彩な色彩はとても不思議。
植物は根と茎と葉と花でできている。根は見えず、葉は緑、茎は薄緑か茶色であり、それぞれの区別には草姿の大小や形の違いがあるものの、花の色で識別することが一番容易である。
さて、花弁の色は何のためにあるのか。

花の色は、花粉の受粉を助けてもらうために、虫を呼び寄せるためのものです。「虫媒花」と言われる花たちは、自分では受粉(精)が難しいために、ヘルパー(チョウやハチ等)を仲人として呼び寄せ、甘くおいしい蜜を与えながら子孫を残しています。

さて、花の色と昆虫たちの相性が「花の科学」という本に載っていたので紹介します。(なお、花色だけの相性ではない場合もあるようです)

◆チョウ(チョウ媒花) チョウが識別しやすい鮮やかな赤やオレンジ色の花びら
◆ガ(ガ媒花) 夕方から夜に活躍するガのため、白花や黄花をつける
◆ハチ(ハチ媒花) 紫青から黄色の花、赤花は少ない
◆ハエ(ハエ媒花) 褐色あるいは白花、強い臭いが特徴のものが多い
◆アブ(アブ媒花) 白色あるいは黄色の花びら
◆甲虫類は(コガネムシ等)、雑食のためなんでもチャレンジする傾向にある

◇山や野に咲く花に「赤」が少ないのは、昆虫にとってあまり魅力的な色でないため。
台風9号です。

台風4号、台風6号に続き9号が日本海を北上してきます。
今回の台風は、2つの台風よりやや南側の進路をとっており、対馬海峡を抜けて来るため勢力が衰えない予想となっています。そして、新潟県を目指して進んでいて、9日の朝にも上陸の恐れが出てきました。
新潟から福島を縦断するとなると、東北地方を中心に大きな被害をもたらす可能が出てきました。倒伏防止などの強風対策をしっかりとすると共に、台風の進路を注意深く観察する必要があります。(台風情報:Yahoo!天気予報)
327KB - PDF ダウンロード

「ダリアフォーラム2010 in kawanisishi」が開催されます。

川西ダリヤ園は、昭和35年9月全国に先駆けて観光型のダリア園として開園しましたが、今年で、歳月を重ねること50周年を迎えました。
本年は節目の年を祝い各種記念事業を展開されていますが、ダリアの最盛期である9月18日にダリア関係者を集めた「ダリアフォーラム2010 in kawanisishi」を実施することになりました。
内容としては、NHK趣味園芸ダリア講師である「山口まりさん」の記念講演をはじめ、秋田国際ダリア園・鷲沢幸治氏、フラワーアドバイザー・鈴木千春さん、切り花生産者等によるパネルデスカッションが行われ、「ダリアの50年、そして、未来へ」をテーマにダリアについて語り合われます。
また、当イベントの開催日には「第47回東北ダリヤ名花展」や「川西ダリヤ園50年の歴史写真展」も行われていますので、ダリア好きの方はぜひ参加ください。

詳しくは、チラシ(PDF)をご覧ください。

ダリアの奇形花

高温の被害は、生育の減退や病害虫の発声として顕著にあ現れますが、花の奇形(生理障害)も被害の一つと言えます。
毎年、7月から8月の高温期で開花初期に、花弁が極端に少なくまばらな花びらで咲くもの(写真)、あるいは、花弁数はあるもの花弁の長さが特に短く、中心が緑色に見えたり、露芯して黄色の頭状花が目立つ「奇形花」が見かけられます。
今年は、9月に入って、2番花を迎えようかというこの季節でも、園内のあちこちらにこれらに「奇形の花」が見られます。かなしーい。

厳しい暑さの中でも、秋の虫が現れて来ました。

9月に入っても一向に厳しい暑さが収まる気配がなく、まだまだダリアにとって辛く厳しい季節が続いています。8月の熱波にダリアは衰弱し、ハダニやアブラムシ、スリップスの被害から枯れ出す株も少しではありません。

そんな中、今朝ダリアを観察すると花蕾に入り込み、食い荒らす「秋の虫」を見つけました。例年9月に入ると見られる「オオタバコガ」や「ハスモンヨトウ」(大型鱗翅目)がそれですが、今朝発見したのは「オオタバコガ」だろうと思います。(写真)

花蕾に入り込み、開花と共に花弁を食い荒らすこれらの害虫は、蕾の中で成長することから防除剤が効きにくく、また、専用の薬剤があるものの入手がなかなか難しくくなっています。(農家ならJA等で求められるます)
「アファーム乳剤」「コテツフロアブル」「マトリックスフロアブル」等が防除薬として上げられていますが、地方によって防除基準等が定められておりので、薬剤の選定や使用法には注意が必要となります。
...続きを見る
ダリアの「ミニ・コサージュ」

町内の施設で作っている川西ダリヤ園のちょっとしたお土産品。
直径7㎝ほどの布製のコサージュは柔らかな風合い、ダリアの大きさ区分で言えば小輪でしょうか。
いろんな布を使っているため模様もさまざまで、色彩豊かなダリアも「びっくり」するような色の組み合わせもあり、とてもユニーク。
「散水で体力維持しか対策なし」

猛烈な暑さが続いている。連日各地の最高気温を更新しています。
台風が暑さを吹き飛ばしてくれるだろうと確信していたので、この歴史的な猛暑の再来には当てが外れ、がっかりです。

ダリアは7月中旬以降は生育がストップしていて、開花した花も満開を迎える前に枯れ出して行く有様、いやはや、悲しみを超えてやるせなさばかり。

まず、この難局を乗り切るには散水しかない。そして、高温乾燥が大好きなダニ類の防除を徹底するしかない。
...続きを見る
台風4号が向って来ます。

猛暑でダリアもそこで働く人間も疲れ切っています。最近は天気予報の雨マークに裏切られてばかりです(山間に雨は降るものの、ダリアの周辺にはさっぱり)。

そんな中、「泣きっ面に蜂」の如く。
台風が日本海を北上し東北に向っており、13日の朝に最接近する予想となっています。この台風は海上を進むために、勢力の急速な衰えも期待されず、ダリアへの被害の危険性が高まりました。(台風情報:Yahoo!天気情報)

強風は、倒伏を引き起こし、また、株を根本からぐらつかせ弱らせることがあることから、ダリアの株を固定させる作業を急ぐ必要があります。

また、園芸農家のハウス等への被害も心配されますので、対策を講じなければなりません。
...続きを見る
いよいよ、ハダニが発生して来ました。

気温30度以上の高温が続くと発生の危険が増す「ハダニ類」。川西でも一般家庭の花壇やダリアの鉢植えなどで、発生を確認されるようになりました。

ハダニ被害の症状としては、まず、葉が中心部分から黄変し(写真のとおり)、葉全体に広がってきます。そして、葉が細かい網を被ったようになり葉全体が枯れてきます。
葉色に変化が見れれたら、葉を裏返すと葉裏が白く綿状となり、その中に細かな(目での確認は難しい、葉裏が綿状になっていたらハダニがいます)虫が動いています。

写真は、倍率の関係で見づらくなっていますが、白い葉裏に赤い点があり、それがハダニです。

ダリアもひん死の状態に

連日の厳しい暑さにダリア達が苦しんでいる。
冷夏の予想もあった今年の夏。真夏にもダリアの元気な姿が見られるかと期待していたが、そんな思いもまったく裏切られた。

散水や消毒、活力剤等の散布で、何とかダリアを保護するのが精一杯。涼しい季節の到来を待ちつつも、クールダウンと病害虫から守ってやることが、今、ダリア為にやれる唯一のことです。

そんな中で、早咲きの品種が健気に咲いています。がんばれー
お福さん
香華(コウゲ)
太公望

いずれも、大輪~巨大輪の早咲き品種
...続きを見る
やまがた川西ダリヤ園が50周年を迎え開園!

8月1日に川西ダリヤ園が、昭和35年のオープンから数え50周年の節目を迎え開園しました。
開園式には町内外の関係者や多くの町民が集まり、原田町長のあいさつに始まり、歌や太鼓、踊りにと賑やか開園を祝いました。

ダリアは、春先からの異常気象の影響を受けてか、開花が遅れており2分咲きの状態、今後、順次開花期を迎えることでしょう。
連日の暑さに小休止、ようやく待ちに待った雨です。

しかし、ゲリラ的な豪雨が多発する中で降り過ぎないかとても心配です。ニュースでは北海道をはじめ北日本で大雨による増水、川の氾濫、冠水などの被害が出ているようです。気象情報に常に耳を傾けなければなりません。

とくに、ダリアは加湿な土壌を好まないため、園地への冠水により土壌の通気を阻害し(球根への酸素供給が滞る)、ダリアが窒息状態になることは避けなければなりません。その後の高温到来で、一気に枯れ込むことが予想されるからです。

スコップ等で排水経路をあらためて確保し、土壌の加湿な状態を早く取り除くとともに、天候が回復したら「液肥や活力剤等」を与えることも考えましょう。
今日8件 昨日15件

合計412,881件
powered by samidare