ダリア日記

ダリア日記
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台風が過ぎ去って

東海地方を中心の大雨の被害を残していった台風9号。当初、日本海を北上する予想進路であったため、東北地方への影響が懸念されたがうれしい誤算となった。

台風消滅のあと、気温がぐっと下がり秋らしい気候になってきたことは、ダリアの生育にとって待ちに待っていたことである。最低気温もようやく20℃(今朝は16℃程度まで低下。平年9月10日頃は16.9℃)を下回るようになり、平均気温、最高気温も平年に比べ、+2℃程度まで落ちてきたことから、水分がやや少なめな傾向にあるものの、最悪に推移しているダリアの生育が回復してくれることをただ願っています。

二十四節季の「白露」を迎え、朝には朝霧が立つさわやかな秋。しかし、9月以降の残暑の厳しさも伝えられることから、まだまだ注意が必要です。

台風9号です。

台風4号、台風6号に続き9号が日本海を北上してきます。
今回の台風は、2つの台風よりやや南側の進路をとっており、対馬海峡を抜けて来るため勢力が衰えない予想となっています。そして、新潟県を目指して進んでいて、9日の朝にも上陸の恐れが出てきました。
新潟から福島を縦断するとなると、東北地方を中心に大きな被害をもたらす可能が出てきました。倒伏防止などの強風対策をしっかりとすると共に、台風の進路を注意深く観察する必要があります。(台風情報:Yahoo!天気予報)




厳しい暑さの中でも、秋の虫が現れて来ました。

9月に入っても一向に厳しい暑さが収まる気配がなく、まだまだダリアにとって辛く厳しい季節が続いています。8月の熱波にダリアは衰弱し、ハダニやアブラムシ、スリップスの被害から枯れ出す株も少しではありません。

そんな中、今朝ダリアを観察すると花蕾に入り込み、食い荒らす「秋の虫」を見つけました。例年9月に入ると見られる「オオタバコガ」や「ハスモンヨトウ」(大型鱗翅目)がそれですが、今朝発見したのは「オオタバコガ」だろうと思います。(写真)

花蕾に入り込み、開花と共に花弁を食い荒らすこれらの害虫は、蕾の中で成長することから防除剤が効きにくく、また、専用の薬剤があるものの入手がなかなか難しくくなっています。(農家ならJA等で求められるます)
「アファーム乳剤」「コテツフロアブル」「マトリックスフロアブル」等が防除薬として上げられていますが、地方によって防除基準等が定められておりので、薬剤の選定や使用法には注意が必要となります。
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「散水で体力維持しか対策なし」

猛烈な暑さが続いている。連日各地の最高気温を更新しています。
台風が暑さを吹き飛ばしてくれるだろうと確信していたので、この歴史的な猛暑の再来には当てが外れ、がっかりです。

ダリアは7月中旬以降は生育がストップしていて、開花した花も満開を迎える前に枯れ出して行く有様、いやはや、悲しみを超えてやるせなさばかり。

まず、この難局を乗り切るには散水しかない。そして、高温乾燥が大好きなダニ類の防除を徹底するしかない。
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台風4号が向って来ます。

猛暑でダリアもそこで働く人間も疲れ切っています。最近は天気予報の雨マークに裏切られてばかりです(山間に雨は降るものの、ダリアの周辺にはさっぱり)。

そんな中、「泣きっ面に蜂」の如く。
台風が日本海を北上し東北に向っており、13日の朝に最接近する予想となっています。この台風は海上を進むために、勢力の急速な衰えも期待されず、ダリアへの被害の危険性が高まりました。(台風情報:Yahoo!天気情報)

強風は、倒伏を引き起こし、また、株を根本からぐらつかせ弱らせることがあることから、ダリアの株を固定させる作業を急ぐ必要があります。

また、園芸農家のハウス等への被害も心配されますので、対策を講じなければなりません。
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いよいよ、ハダニが発生して来ました。

気温30度以上の高温が続くと発生の危険が増す「ハダニ類」。川西でも一般家庭の花壇やダリアの鉢植えなどで、発生を確認されるようになりました。

ハダニ被害の症状としては、まず、葉が中心部分から黄変し(写真のとおり)、葉全体に広がってきます。そして、葉が細かい網を被ったようになり葉全体が枯れてきます。
葉色に変化が見れれたら、葉を裏返すと葉裏が白く綿状となり、その中に細かな(目での確認は難しい、葉裏が綿状になっていたらハダニがいます)虫が動いています。

写真は、倍率の関係で見づらくなっていますが、白い葉裏に赤い点があり、それがハダニです。





ダリアもひん死の状態に

連日の厳しい暑さにダリア達が苦しんでいる。
冷夏の予想もあった今年の夏。真夏にもダリアの元気な姿が見られるかと期待していたが、そんな思いもまったく裏切られた。

散水や消毒、活力剤等の散布で、何とかダリアを保護するのが精一杯。涼しい季節の到来を待ちつつも、クールダウンと病害虫から守ってやることが、今、ダリア為にやれる唯一のことです。

そんな中で、早咲きの品種が健気に咲いています。がんばれー
お福さん
香華(コウゲ)
太公望

いずれも、大輪〜巨大輪の早咲き品種
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連日の暑さに小休止、ようやく待ちに待った雨です。

しかし、ゲリラ的な豪雨が多発する中で降り過ぎないかとても心配です。ニュースでは北海道をはじめ北日本で大雨による増水、川の氾濫、冠水などの被害が出ているようです。気象情報に常に耳を傾けなければなりません。

とくに、ダリアは加湿な土壌を好まないため、園地への冠水により土壌の通気を阻害し(球根への酸素供給が滞る)、ダリアが窒息状態になることは避けなければなりません。その後の高温到来で、一気に枯れ込むことが予想されるからです。

スコップ等で排水経路をあらためて確保し、土壌の加湿な状態を早く取り除くとともに、天候が回復したら「液肥や活力剤等」を与えることも考えましょう。

ダリアの足元は「すっきりと」

ダリアも大きく生育し開花期を迎え、早咲きの品種から鮮やかな花を見せてくれています。摘芯し育てた株も子枝や孫枝が生まれ枝数も増え、葉も盛んに茂ってきました。そして、枝葉が大変に込み合っていないでしょうか。

そん中で、地際の葉が黄色く変色したり、枯れ出しているものが見えています。また、強い雨で土が跳ね上がり葉を汚しているものもあり、よく観察すると葉裏にダニ類が付いている場合があります。

高温乾燥が続くこの時期、病害虫の発生が心配されますが、その対策の一つとして、地際の汚れたり枯れ出している葉を摘み取ることをお薦めします。併せて、余分な枝を整理すると良いでしょう。

(写真、地際の葉が枯れ出している)

この作業には、足元をすっきりさせ通気性を確保することにより、病害虫の発生を防ぐ効果が期待されます。そして何より、葉と枝の調整は株全体を引き締め、これから到来が予想される台風対策にもなります。




樹形を整え、開花を早める。

ダリアが大きく伸び、つぼみも大きくなってきました。同時にそれぞれの節目、葉の付け根から新芽が生まれ伸びています。ダリアは多花性であるこるため、一斉に噴き出し生育した芽の先端につぼみを付け、それぞれに花を咲かせます。

しかし、すべてのつぼみを咲かせてしまうと、込み合い重心が上方に集中し、株が少しの風でも倒れやすくなったり、一つ一つの花が小さくなったり、開花が遅れたりします。

大きな花を、早く楽しみ、そして何より、長く観賞するためには、若芽を取り去り枝を整理する「芽摘み作業」が欠かせません。

枝の中心のつぼみを確認したら、その下にある若芽(側枝になる芽)を2〜3節分摘み取ります。
写真では、大きく伸びた中心の芽のとなりに2本の芽が伸びてきています。その2本の芽とその下の節目から生まれた芽をを摘み取ります。




虫で大賑わい!

開化の始まったダリア。梅雨明けと合わせて一斉に虫たちが集まっています。
蜜の甘い香りに集まるチョウにハチやアブ類は、花々を飛び回り受粉を助けるなど大活躍。コガネムシも受粉を助けるものの、花をも食らうモンスターの様です。近年の被害拡大傾向のハムシ類も飛び回っています。

アブラムシやハダニ類も近寄ってきました。ハダニは30度を超える高温乾燥の夏が大好き。数日で羽化し世代交代が極めて早く、防除したと思ったらまた発生することから、この季節は定期的な薬剤散布が必要となります。

写真はリンゴの葉についたホコリダニ。

アブラムシやスリップスは葉や花弁に被害を残すと共に、ウイルスの媒体となることから、特に注意が必要です。




梅雨が明けて「病害虫に要注意!」

全国的に猛烈な雨に襲われた今年の梅雨!
各地で大きな被害を起こし、この連休にようやく開け、いよいよ本格的な暑い夏がやって来ました。
気温が連日30度を越し、暑さが苦手なダリアには厳しい戦いのはじまりです。

開花を間近にした蕾を大きくしたダリアが、強い日差しを浴びて今日は葉を大きく垂れ下げ、ぐったりしている。このぐったりした様子に、私は危険な気配をとても感じるのです。季節の変わり目、病害虫の被害が拡大する危険な節目でもあるのです。


気温が30度を超え乾燥が進むと発生するハダニ類。6月の発生が少なかったアブラムシも急速に増えアリたちも大忙し。また、ぐったりした葉がそのまま茶色や黄色に変化し、枯れ出す腐敗系の病気の拡大も想定されます。


ダリアをよく観察し、朝夕の散水や薬剤等を効果的に使用し、被害の予防や防除に努めましょう。

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