7月のある日、駅茶に関西からのお客様がおいでになった。その方は、「羽前成田駅&西大塚駅比較展」を熱心に見られていたが、旧事務室にある2枚の駅名看板を見つけて撮影をしていた。そして「この看板は上書きされていますね。」と言う。見ると確かにそれらしき痕跡が確認できた。行き先を示す「ながい」の下には「こぐは」、「こぐは」の下には「ながい」という文字が見えるのである。つまり下書きの看板とは逆向きの表示になっているのである。
国鉄時代は看板などは駅の職員の手作りであった、と聞いたことがあった。とすれば、前のものに上書きして使うことは容易に想像できる。けれども行き先駅名が違っているのである。表示からすればこの駅名看板は、線路の西側か待合室の内部又は車寄せの上部に設置されるべきものである。残念ながら今のところ、この看板が使われていた写真や記録は発見できていない。
防雪林の所にすれ違い線があったというが、この看板がもう一つのホームがあったことの証拠品であれば面白いと思うが。さて、この看板は何を語っているのだろうか。たかが看板、されど看板である。
関西からおいでの方から教えてもらったもう一つの秘密は次回紹介します。
→ たかが駅名板、されど駅名板:おらだの会
→ 成田駅の宝物(32) 国鉄時代の駅名看板:おらだの会
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