2015年(平成27年)8月、西大塚駅と羽前成田駅は文化庁の登録有形文化財に認定された。木造駅舎『絆』展に展示されている上の写真は、西大塚駅と羽前成田駅での関連事業の記録である。
西大塚駅では、9月19日9時半から認定プレートのお披露目会があり、その後22日まで米屋こうじさんを代表とする「西大塚駅を応援する会」の主催による写真展が開催された。米屋さんのブログにその時の思いが綴られているので紹介します。
////はじめ、山形鉄道の担当者さまからお声がけいただいた時には、単に「米屋の写真を展示して欲しい」旨のお話でした…。しかし、今回はめでたく文化財登録となった訳ですので、長く駅を利用されてきた、地域のみなさまにも参加していただき、一緒に祝うことができればなぁ、と思いました。///
→ 鉄道憧憬 西大塚駅「登録有形文化財」プレートのお披露目会
→ 鉄道憧憬 西大塚駅「登録有形文化財」 登録を祝うイベントを開催します!
一方、成田駅は10月25日の長井線祭りに合わせてお披露目された。立派な認定プレートも嬉しいけれど、こんなメッセージが寄せられたのはもっと嬉しかった。
///生まれ育ったこの町、この駅。懐かしく、心温まります。永久にあればと願います。来るたびに必ず見に来ます。こんなふるさと成田駅。私は誇りです。心から応援しています。///
→ (46)成田駅が登録有形文化財に(平成27年):おらだの会
祝賀会には広田泉さんや123(いずみ)の会の皆さんの顔がありました。久しぶりの再会でした。祝賀会が終わった後、当時の宮崎会長と広田泉さんが固い握手をしている姿がありました。広田さんは翌年の春から「ちゃぶ台写真展」や「3駅交流写真展」など、山形鉄道を応援する企画を矢継ぎ早に実施してくれました。お披露目会の時、二人の間に何かの思いが伝わったように思えてならない。広田さんの再降臨を見届けるかのように翌28年9月、宮﨑会長は旅立たれたのでした。
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