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立冬の候 その3

  • 立冬の候 その3

 4月から10月まで、毎月の除草作業は大変なものであった。立冬を迎え、その時々を彩った草花が、眠りにつこうとしている。そんな中で、ホーム側の花壇には、菊の花が色鮮やかに咲いている。

 

 この寒さの中にあって、多くの草花の最後を飾るその姿には、凛としたものすら感じる。天皇家の紋章となり、人生の最後を飾る場面に多く供えられる意味もここにあるのかもしれない。

 

 

 どの駅に降りても菊の花ありぬ(右城暮石)。長井線の各駅の秋の様子はどうなっているのだろうか。

2023.11.16:orada3:コメント(0):[停車場風景]

立冬の候 その2

  • 立冬の候 その2

 昨日、西山に初雪が降った。駅の雪囲いと電飾の設置作業もそろそろだ。

 

 十月桜は今が満開のようだ。今年は、北側の木がかなり大きな花を付けているように見える。春先に初めて枝の剪定を行ったことが功を奏したのだろうか。

 

 ホームのはずれに立つ2本の十月桜。この場所に、この樹種を選んで植樹した人はどんな人だったのだろうか。

 

 

 気の付かぬところに十月桜かな(高澤良一)

2023.11.14:orada3:コメント(0):[停車場風景]

立冬の候 その1

  • 立冬の候 その1

  11月にもなると朝晩の冷え込みが厳しくなる。西山の中腹には霧が、まるでマフラーのようにたなびいている。ある写真家が、この地は水が豊富な所ですね、いろんなところで水の気配を感じます、と言ったことを思い出す。この景色は、西山の夕景と共に、ふるさとを象徴する景色であると思う。こんな景色を見せながら、やがては白い雪の世界になるのだろう。冷たく、厳しい冬はすぐそこまで来ている。

2023.11.12:orada3:コメント(0):[停車場風景]

桜咲く?

  • 桜咲く?

 もうすぐ10月となり、朝晩の涼しさにホッとする今日この頃。知人から桜の便りが届いて出かけてみた。場所は、白兎駅の駐車場。最近の寒さに眠気を打破されたのでしょうか。

 

 成田駅の十月桜は、まだ咲くような様子は見えません。そして成田駅の桜に比べて、花びらがとても濃いピンクです。十月桜とは種類が違うのでしょうか。

 

 先週まで30度超で今朝は17度。雨のおかげで稲刈りができずに、桜が咲くって変じゃないか。もう少し普通に戻ってくれないか。

 

 

昨年の十月桜の開花記事はこちらから

 → 開花宣言!:おらだの会 (samidare.jp)

2023.09.29:orada3:コメント(0):[停車場風景]

『7人展Ⅶ』⑦ タンポポと4連列車

  • 『7人展Ⅶ』⑦ タンポポと4連列車

 7人展の最後は、おらだの会の会員でもある鈴木亮さん。鈴木さんはA3版で2枚出品してくれました。写真は「タンポポと4連列車」。4月22日の長井線全通100周年を記念して走った4連列車と成田駅に咲きそろった絨毯のようなタンポポが美しい。

 

 翌日のお花見会に向けて、桜に気を取られている時に、タンポポと踊子草の絨毯が広がっていたのですね。私たちが気づかないうちに、駅の周りの植生も変わっていたのかもしれません。写真家の観察眼はさすがだなと思います。

 

 

 

【おらだの会】これで7人展の作品紹介は最後となります。最終日の27日(日)は、午後3時までとなりますのでお間違いのないようおいでください。今回はいろいろ勉強させていただきました。出品いただいた皆さん、本当に有難うございました。

 

2023.08.25:orada3:コメント(0):[停車場風景]