成田駅前では鬱金桜(うこんざくら)が満開です。ちょっと遅れて関山(かんざん)が続いています。黄緑と濃いピンクの競演が見事です。最終ランナーの寒緋桜はまだ先のようで、駅前の桜暦はまだまだ楽しめます。なおこれらの桜は、地元の高橋鯉屋さんの所有で、年間を通して手をかけているものを公開してくれています。マナーを守って鑑賞させていただきましょう。
昨日、一昨日と風雨に見舞われ、満開になっていた染井吉野はかなり散ってしまった。「雨上がりの桜はピンクが濃く見えて美しくなる。」と写真家に教えてもらったが、多くの花弁は心残りを感じながら散って行ったように見える。
そんな時、友人から写真が送られて来た。ちょうど10日前にドローン撮影した写真である。ライトアップされた桜を下から見上げるのも良いが、空から見下ろした景色も新鮮だ。桜と列車のライトと駅舎の灯りが絶妙なバランスをもって映し込まれている。どれが欠けても成立しない絵である。
コノ チイサナ セカイ デ ボク ハ イキテ イタ
ケレドモ ソラカラ ミルト ミンナ ト イキテ イタ
【おらだの会】写真提供はBmt.さん。駅前の桜は今、枝垂桜が満開で関山や鬱金、寒緋桜などはこれからです。高橋鯉屋さんがライトアップしてくれています。まだまだ楽しめますよ。
久しぶりの晴れ間に、虹が現れました。冬の虹は、雪との戦いに明け暮れる日々に、ひと時の休息の時間を与えてくれます。ましてやコロナ禍で塞ぎ込む毎日の中では、希望やときめきをも呼び起こしてくれます。
というわけで、虹のゲートを、粉雪を颯爽と舞い上げて駆けて来るフラワー号の写真を撮ろうと、カメラを持って待ち構えていました。けれども3分後に到着した紅花号の頭上に、その想いだけをかすかに残すようにして、冬の虹は儚く消えてしまいました。
虹が現れた昨日は、長井市内で第18回雪灯り回廊祭りが行われました。SNSに上げられる写真からは、コロナを吹き飛ばせとの市民の思いが伝わってきます。ランタンの灯りは、凍てつく空にかかる虹のように、折れそうな心を支え合いながらみんなの気持ちを繋いでいこうというメッセージのように思えました。