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未来に伝える鉄道風景展6

  • 未来に伝える鉄道風景展6

 今回は遠藤博さんの「走れ 走れ」。じーっと眺めていると、景色の流れるさまが走馬灯のように思えてくる。それは故郷の想い出のようでもある。時の流れの中に立っているのは淡い恋心を抱いた女生徒であろうか。原由子さんの「花咲く旅路」のフレーズが思い浮かんだ。

 

  はるかな空の果て/想い出がかけめぐる

  世の中はああ世の中は/なぜこんなに急いてと流れてく

 

2022.11.02:orada3:コメント(0):[停車場風景]

未来に伝える鉄道風景展6

  • 未来に伝える鉄道風景展6

 長井線祭りも終えて、穏やかな時間が戻って来た。「未来に伝える鉄道風景展」の紹介を再開したい。今回は加藤弘一さんの「列車通学」、時庭駅の風景である。

 

 日大山形高校の放送部員からの「長井線での一番の想い出は何ですか?」という質問に、「他校の女生徒の制服が白くまぶしく見えたこと。」と答えた人がいた。いつまでも懐かしく想い出される青春の一コマであろうか。

2022.10.29:orada3:コメント(0):[停車場風景]

未来に伝える鉄道風景展5

  • 未来に伝える鉄道風景展5

 歌丸の人さんの西山からの風景「黄金の里」である。盆地に広がる田園がずっしりとした黄金色に染まる。まるで収穫のこの時を迎えたことを誇示するような存在感が感じられる。

 

 歌丸さんは「雑木が伸びて今はこの風景を見ることはできなくなった。」と教えてくれました。見ることができる景色も変わるのだろう。

 

 我が家から仰ぎ見る山並み、高台から眺めるふるさと。盆地の中で繰り返される季節の移ろい。それは時には疎ましく、時には懐かしいものである。山形県を代表する詩人・真壁仁の「峠」という詩を思い出した。

  → 帰りたくなったら・・・:おらだの会 (samidare.jp)

2022.10.19:orada3:コメント(0):[停車場風景]

未来に伝える鉄道風景展4

  • 未来に伝える鉄道風景展4

 齋藤順一さんの作品は、「走れフラワー長井線」と題する長井線祭りの時の風景である。この年、成田会場では地元の子供たちが縄文太鼓の演奏でお客様を迎えた。遠来のお客様は、子供たちの素晴らしい演奏に万雷の拍手を送る。子供たちの生き生きとした姿と同に、子供たちを指導する大人たちとの結びつきも見えているのだろうと思う。

 

 列車が入ると、誰しもが手を振って迎える。乗客もそれに応えて手を振り返してくれるのである。窓ガラス越しでも心と心はつながっていることを実感するのだ。こうしたひと時を味わえるのが、ローカル線の楽しさの一つであろう。

 

 フラワー長井線は地元の大人と子供の間の交流、訪れた人々との交流をエネルギーにして走っているような気がする。これまでも、これからも。10月23日には長井線祭りが行われる。こうした風景を味わって欲しいものだ。

 

2022.10.15:orada3:コメント(0):[停車場風景]

未来に伝える鉄道風景展3

  • 未来に伝える鉄道風景展3

 「夕鶴~おりはた川」と題した山猫さんの作品。小川が流れ、食堂の看板が見えている。列車は決まった時刻にガタンゴトンとレール音を響かせながら踏切(第4池黒踏切)に差し掛かるのだろう。列車と警報機の音は、人々の暮らしの中に沁み込んでいるだろう。

 

 列車は鉄道娘号。まるで列車の旅を楽しむ高校生たちの笑顔のように見えてくる。もしも線路がなくなったら、食堂がなくなったら・・・。

 

 この作品を見ていると、未来に伝えたい鉄道風景はそこに暮らす人々の息遣いを感じ、人々の笑顔が見えてくるような風景ではないかと思えてくる。

2022.10.11:orada3:コメント(0):[停車場風景]