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ここがポイント(腕木と破風板)

  • ここがポイント(腕木と破風板)

 西大塚駅と羽前成田駅。車寄せに続いての見所は、腕木と破風板です。屋根の方を見てみてください。ここにも面白い見所が隠れています。まずは腕木です。腕木は、垂木 (たるき)や庇 (ひさし) などを支えるために、柱または梁 (はり) などから横に突き出させた横木のことです。この腕木の意匠にも両駅の特徴を見ることができます。羽前成田駅の腕木が大きく欠き込まれているのに対して西大塚駅の欠き込みは小さく、その曲線の形状は待合室のカウンターの持ち送りにも似ています。

  → 腕木の欠き込み:おらだの会

 

 また破風板(はふいた)の仕上がりにも違いが見られます。破風板は屋根の切妻部分(雨樋が付いていない屋根の端)の板です。羽前成田駅では、この破風板に四角形の意匠が施されています。長年風雪にさらされて、今にも消えてしまいそうな刻印のような彫り物がそれです。破風板に2つ並んだ四角形。それは駅舎全体の四隅にもあたります。単なる「粋」にとどまらない、鎮火や堅固など何がしかの意味が込められているように思えます。

  → 破風板の刻印:おらだの会

2025.06.18:orada3:コメント(0):[停車場風景]

ここがポイント(半切妻型屋根と漆喰アート)

  • ここがポイント(半切妻型屋根と漆喰アート)

 「木造駅舎『絆』展」に西大塚駅と羽前成田駅を比較したパネルが展示されている。その中で特に面白いと思うものを幾つか紹介していきます。

 

 最初は駅舎の顔ともいうべき正面玄関、車寄せの部分です。「羽前成田駅がハイカラに見える。」とよく言われますが、その理由の一つは車寄せの屋根にあると思われます。西大塚駅は切妻型で、羽前成田駅は半切妻型です。そして駅名板が掲げられる箇所には、西大塚駅では漆喰がアート風に塗られています。芸術的で豪奢な西大塚駅に対して羽前成田駅では、デザインを施した持ち送りが採用されています。

 

 正面玄関では多くの方が写真を撮りますが、細部にはあまり注意は向けられないような気がします。西大塚駅が大正3年開業、羽前成田駅の開業は大正11年。この車寄せにも、たった8年されど8年の時の流れが刻まれています。

 

 2020年9月のブログ記事はこちらから

  → 車寄せ 切妻vs半切妻:おらだの会

  → 車寄せ 持ち送りVS漆喰アート:おらだの会

2025.06.16:orada3:コメント(0):[停車場風景]

花いっぱい運動に参加

  • 花いっぱい運動に参加
  • 花いっぱい運動に参加
 6月1日、長井市の「花いっぱい運動」に参加して、駅前広場の植栽作業を行いました。今年は花苗に加えて、幟旗も提供されました。

 長井線開業100周年の際にも、幟旗が各駅に立てられて、祝賀の機運が盛り上がりました。「各駅を花で飾ろう」といった運動も良いですね。
2025.06.12:orada3:コメント(0):[停車場風景]

西大塚駅の招き猫

  • 西大塚駅の招き猫

 西大塚駅の入口に、2点の「招き猫」が飾られている。4月に成田駅で展示されていた切り絵作家・桑原重雄さんの作品である。招き猫は、右手は金運、左手は客招き、人との縁が深まるとされています。

 

 桑原さんは川西町の出身であり、この作品には山形鉄道とふるさとへの応援メッセージが込められています。6月6日から駅茶にて「木造駅舎『絆』展」がスタートしますが、桑原さんの作品をとおして羽前成田駅と西大塚駅の絆が深まることを期待したいものです。

 

 → 「山鉄頑張れ!応援切り絵展」 閉展間近:おらだの会

2025.06.06:orada3:コメント(0):[停車場風景]

写真から動画、ドローンへ

  • 写真から動画、ドローンへ
 最近のSNSは写真だけでなく動画やドローンを使った空撮映像も多くなっている。上の写真は仙台在住の方から、2021年に提供いただいたものです。日常の視座とは異なる映像は、自分たちの住む地域を空間として認識させ、環境の素晴らしさを改めて知ることが出来ました。
 
 今、山形鉄道㈱のHPにも、ユーチューブでフラワー長井線の魅力が紹介されています。羽前成田駅の桜の様子、そして長井線で最も魅力的な風景の一つと言われる夕日の西山の姿がアップされています。どうぞご覧になってみてください。


 「羽前成田駅の桜」 → Bing 動画<
 「羽前成田駅の春 空撮version」 → Bing 動画

 → フラワー長井線の車窓から① ~夕日の西山を眺めて~

2025.05.15:orada3:コメント(0):[停車場風景]