長井駅の交流スペースでフラワーアトリエセン第2弾が行われています。7人展のメンバーの作品を中心にキャンペーン期間中に列車内に展示されていたものですが、こうして見ると改めて素晴らしい作品ばかりだと感じます。
交流スペースには高校生の姿も多くみられ、「いい写真ばっかりだな。」「(うちの学校の)写真部の作品も見っちゃいね。」などと語り合っていました。新しい駅舎の中から長井線を応援する輪が広がることを期待したいものです。
長井線キャンペーン2021は終了しましたが、リボンマグネット募金はまだ受付中のようです。山形鉄道のホームページでは12月31日までの申込期間となっています。ただし、なくなり次第終了とのこと。おらだの会でも応援したいと思っています。
それはさておきこのチラシをよ~く見てください。水鏡の写真なのかと思いましたが、どうも同じ写真を上下に貼り付けたようです。でも、上と下で車両の大きさが違って見えるのは私だけでしょうか。リボンマグネットならぬリボンマジックでしょうか。
長井高校写真部展の作品を一つ紹介したい。
「お父さんとの小さな旅行」と題したこの写真には次のキャプションが加えられている。
この微笑ましい様子は
私の幼い頃の思い出をよみがえらせてくれた
週末、長井線の列車には家族連れの姿がチラホラ見えるようになった。駅舎から手を振ると、子供もニコッと笑って手を振ってくれる。その様子を見ている両親も笑顔を返してくれる。
子供たちには家族とのこんな小さな旅の記憶が、いつまでも残っているのだろう。
写真部展のテーマは「高校生がつくるフラワー長井線ものがたり ~ 物語のある風景」。それにふさわしく、それぞれの作品には短い詩やコメントが添えられていて、写真と言葉で生徒たちの心象風景が表現されています。
例えばポスターとなったこの写真には、「境界 長井線と米坂線、町と街 ここは様々な乗り換えが行われる場所」と。自分の目の前に広がる光景の中で、自分の立ち位置を探している姿があるようにも思えます。
高校生の作品を鑑賞しながら、あの頃に思いを馳せて自分だけの物語を書いてみてはどうだろうか。
今年度の写真展事業の最後を飾って、いよいよ長井高校写真部展が開催されます。『高校生がつくるフラワー長井線ものがたり ~ 物語のある風景』と題して、平成29年に開催されてから今年で5年目になります。
若い感性が輝き、揺れ動く青春時代を想起させる作品群は、私達に深い感動を与えてくれます。開場は、11月20日(土)、21日(日)の午後1時から4時までです。どうぞお見逃しなく。