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林博昭「おしょうしな ~車両のない山形鉄道~」スタート

  • 林博昭「おしょうしな ~車両のない山形鉄道~」スタート

 本日から林博昭さんの写真展が、スタートします。林さんは2023年から山形鉄道とお付き合いが始まってから、何度も訪れてくれていました。撮りためた作品の中から約30展を展示してくれています。関東在住の方が駅茶で個展を開いてくれるのは、広田泉さんと米屋こうじさんを除いて初めてのことです。ありがとうございます。

 

 「車両が入らない」ということで、沿線の風景や駅の佇まい、人々の表情がよく見えて来るような気がします。また「おしょうしな」というタイトルにも、林さんの心のスタンスが感じられて、とても共感するものがあります。ともすると私達は山形鉄道を応援してあげていると思いがちですが、私たちが生かされていることの方が大きいように思います。そんなことも思いながら、じっくりと鑑賞してほしいものです。

 

 6月28日までの毎週末(金、土、日)の午後1時半から4時まで。羽前成田駅舎内にて。入場無料です。どうぞおいで下さい。

「こんげなええものみしぇでもらいもしておしょうしなな。」和訳「こんな素晴らしものを見せていただいて本当にありがとうございますです。」

2026.06.05:orada3:コメント(0):[イベント情報]

林博昭「おしょうしな ~車両のない山形鉄道~」

  • 林博昭「おしょうしな ~車両のない山形鉄道~」

 6月5日(金)から、林博昭さんの「おしょうしな ~ 車両のない山形鉄道」が、スタートします。「車両のない」というタイトルを見た福島の方が、「私も列車が入らない鉄道風景を撮りたいと思っていたんです。絶対見に来ます。」と言ってました。

 加えて「おしょうしな」というのも驚きです。林さんは自身のSNSに、このタイトルに込めた思いを綴っていました。「『おしょうしな』とは山形県置賜地方の方言で『ありがとう』という意味です。このローカル線を維持してくれる人々に感謝の意を込めてこのタイトルを選びました。」。でも本当は『頑張れ山鉄!』にしたかったのですが『頑張れ』の方言が分からなくて、『おしょうしな』にしたのだそうです。

 

 『おしょうしな』の語源については、改めて「成田駅前の変な民俗学者」がお話ししたいと思います。林さんの作品は、私たちが気付かなかったものを教えてくれるような気がします。どうぞおいで下さい。

2026.06.01:orada3:コメント(0):[イベント情報]

7人展の作品から  羽前成田駅の春

  • 7人展の作品から  羽前成田駅の春

 「7人展Ⅹ」の最後に紹介するのは、遠藤博さんの「駅の春」です。この作品を見た時、「あれっ、この構図は初めて見たなあ。」と思いました。

 

 今まで桜と列車と駅舎の三つのポイントを扱った作品はありますが、いづれも桜か列車が主役になっているのです。しかし遠藤さんの作品は、駅舎が主役になっています。

 

 この作品をご覧になった方が、「この方は、駅舎が好きなんですね。」とおっしゃったのが印象深いものでした。そうなんですよね、ふるさとの風景の主役は100年駅舎だったのだ、と思いました。遠藤さん、気づかせてくれて、ありがとうございました。

 

【おらだの会】「7人展Ⅹ」は、明日31日の午後3時で終了となります。ご協力下さいました作家さん、誠にありがとうございました。今回は今まで以上に、沢山の方にご来場いただき、「フラワー長井線にはいろんな魅力があることを知った」、「素晴らしい作品なので大きなサイズで見たかった」などたくさんのご意見や感想をお寄せいただきました。ありがとうございました。来週からはまた新たな展示が始まりますので、どうぞ足をお運び下さい。

2026.05.30:orada3:コメント(0):[イベント情報]

7人展の作品から  カメラマンはどこを見てる?

  • 7人展の作品から  カメラマンはどこを見てる?

 八巻孝男さんは、松川橋梁の四季を提出してくれましたが、紹介するのは「夏」と「冬」です。「夏」は夏草の濃い緑と青い空、そして絵筆で粗挽きしたような白い雲が、爽やかでエネルギッシュな夏の景色を捉えているようです。「冬」は、一面靄に包まれた中を最上川の水面が光り、影となった列車が鉄橋をわたる光景が水墨画のように描かれています。

 

 この二つの作品を見て、シャッターを切る時に八巻さんの目は、どこに焦点を合わせているのだろう、という疑問が湧いて来ました。そして自動車教習所での初めての路上訓練の際に教官から言われた「一点を見てはいけない。前方の全体を見ながら注意すべきポイントを掴まえろ」との言葉を思いだしました。

 

 写真家は雲や靄、草や川面といった画角の全体を確認しながら、橋梁を上って来る列車の姿を意識の中で追いかけながらシャッターを切る。そんな作業を行っているのかも知れない。静と動という相反するものを追いかけながら、光と色彩をも一枚の中に封じ込める、それが鉄道写真の醍醐味なのかも知れないな、などと妄想してしまう。

2026.05.28:orada3:コメント(0):[イベント情報]

7人展の作品から  隠されたトライアングル?

  • 7人展の作品から  隠されたトライアングル?

 次に紹介するのは加藤弘一さんの作品です。加藤さんの作品には果樹や草花とフラワーライナーが取り込まれた作品が多いのですが、今回紹介する「夕暮時」は、とりわけ印象的な仕上がりになっているように思います。

 最初の驚きは水仙を夕暮れの光の中で映し出そうとしていることです。鮎貝駅の水仙を題材にした作品の多くは、朝あるいは日中の日差しの中で撮影されていたように思います。夕陽の程よい光を浴びて、水仙の花々が柔らかく輝いている。そして同じ夕陽を受けた列車の影が、風景に奥行きを与えているように感じる。

 

 この作品を見ると、加藤さんの作品には三つのポイントが隠れているような気がします。「夕暮時」では夕日、列車そして水仙です。構図としてのトライアングルと色彩のトライアングル?が表現されているような気がします。加藤さんの「秋の実り」という作品にも、トライアングルが隠れているような気がしますが、皆さんはどのように見えるでしょうか。(加藤さん、素人の全く勝手な感想をどうかお許し下さい。)

2026.05.26:orada3:コメント(0):[イベント情報]