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8月のミニギャラリー

  • 8月のミニギャラリー

 「危険な暑さ」というフレーズも聞き飽きてしまった。7月だけで耐暑エネルギーを使い果たしたような気がするが、今日は8月3日。夏はこれからが本番だと思うと、かなり落ち込んでしまう。

 そんな折、待合室に飾ってください、と切り絵を提供していただいた。尾瀬沼の散策風景と夏の日差しに向かって咲くヒマワリとの切り絵です。作者は仙台市在住の桑原重雄さん。4月に「山鉄応援切り絵展」を開催してくれた方です。懐かしい歌詞と共に、爽やかなひと時をお過ごしください。

 夏が来れば思い出す はるかな尾瀬 遠い空

 誰のために咲いたの それはあなたのためよ 涙なんか知らない いつでも微笑み

2025.08.03:orada3:コメント(0):[イベント情報]

『7人展Ⅸ』の結び 頑張れ!山鉄

  • 『7人展Ⅸ』の結び 頑張れ!山鉄

 7月11日から開催してきた「7人展Ⅸ ~ 頑張れ!山鉄」も今週の日曜日で終了となる。今回「7人+ハート展」としたのは、ポスターの写真を提供してもらったNanaさんを含めていたのである。そして、展示会の結びにもNanaさんの写真を提供してもらった。

 

 ポスターの写真には、赤湯駅で仕事をする山形鉄道の運転手の姿がある。そして上の写真には、窓口で業務をしている女子社員の姿がある。山形鉄道の運転手は車両の整備作業も行っているという。そして女子社員も窓口業務、団体客のアテンダント、山鉄グッズの企画販売など2役、3役もこなしているのである。

 

 今年になってから山形鉄道には厳しい状況が続いているが、こうした社員の姿を忘れないようにしたいと思う。自然に「ご苦労さん」、「ありがとう」という言葉が湧いてくる。「応援する」ということは、「感謝する心」から生まれるものかもしれない。この企画展の結びに伝えたい。

  山形鉄道の皆さん、ありがとう!

  頑張れ! 山鉄!

2025.08.01:orada3:コメント(0):[イベント情報]

『7人展Ⅸ』の7 待つ時間

  • 『7人展Ⅸ』の7 待つ時間

 最後に紹介するのは斎藤順一さんの「待つ時間」。舞台は羽前成田駅のホームのベンチ。防雪林の樹間から差し込んでくる夕陽に照らしだされる女性。手にはスマートフォンが握られている。

 

 この作品を熱心にご覧になっていた方に、この作品にどんなタイトルを付けますか?と尋ねた処、「『黒皮の手帳』ならぬ『黒い帽子の女』かな」と笑いながら答えてくれました。この写真に不思議な奥深さを感じさせるのには、ミステリアスな女性の存在が大きいと思うが、同時にホームという空間の特異性も重要に思えるのだ。

 

 この作品を見た時、ホームには待合室とは違った意味を持つ場所なのではないかと思えた。ホームにたたずむ女性はここにたどり着くまでに、どのような人生を歩んできたのだろうか。そして今、彼女は何を思い、どこに行こうとしているのだろうか。ホームには過去と現在、そして未来への扉があるのかもしれない。

 

 中島みゆきの「ホームにて」という歌がある。ふる里へ向かう列車に乗ることを切望しながらも逡巡する心情を綴った歌だ。今は生きづらさを抱え、心のふる里を求めて旅する人も多いだろう。この駅のホームが、そんな人たちに生きる希望を与えてくれる場所となることを願っている。

 

【おらだの会】これまで掲載してきた作品紹介記事は、当会の勝手な感想であります。何卒ご了承くださいますようお願い申し上げます。なお「7人展Ⅸ」は8月3日(日)が最終日となります。開場時間等はこちらをご確認ください。

 → 「長井線を応援する地元写真家7人展 Ⅸ」スタート:おらだの会

2025.07.30:orada3:コメント(0):[イベント情報]

『7人展Ⅸ』の6 懐かしき日々巡るかな

  • 『7人展Ⅸ』の6 懐かしき日々巡るかな

 歌丸の人さんの作品は、A1版の大作。朝陽に照らされた枝垂れ桜、防雪林とケヤキのそれぞれの彩りが素敵です。駅に到着したサクラ号とそれに乗り込もうとして片足を上げている女生徒の姿も印象的です。

 

 作品の傍らに詩が添えられています。歌丸の人さんは「今回は、この詩のイメージに合った写真を撮りたかった。」と語ってくれました。

  しだれの桜 夢うつつ

  霞に染まる 老いた駅

  汽車は過ぎて また一つ

  懐かしき日々 巡るかな

 

 あなたはこの作品にどんな詩を添えますか?

2025.07.28:orada3:コメント(0):[イベント情報]

『7人展Ⅸ』の5 いっせいにパチリ&雪煙をあげて

  • 『7人展Ⅸ』の5 いっせいにパチリ&雪煙をあげて

 次に紹介するのは松永政和さんの作品です。左は「いっせいにパチリ」。アヤメ祭りで上げられた熱気球とサクラ号が配置されている。そのどっしりとした構図の手前でカメラを構えている人たちの姿に、思わずほっこりしてしまいます。松永さんらしいユニークな視点が楽しめる作品です。

 

 右は「雪煙を上げて」。米屋こうじさんはこの作品に対して、「雪原と冬空のコントラストが面白い。」と感想を語っていました。先の作品とは異なり登場人物(?)は松永さんだけ。松永さんはただ一人で雪原に立って、シャッターチャンスを待っていたのでしょうか。作品を創ることは大変なことなのだと、改めて教えられる作品である。

2025.07.26:orada3:コメント(0):[イベント情報]