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『鉄道景』その4 感謝を込めて

  • 『鉄道景』その4 感謝を込めて

 『時季を刻む鉄道景』の作品紹介第4弾は、「感謝を込めて」。これは成田駅のホームに飾られていた風鈴を見て、2021年9月5日に投稿されたものです。風鈴には「山形鉄道の皆さん がんばってください」と手書していました。この記事を見て、私たちの活動を優しく見守ってくれる人がいることを感じたものでした。この記事は、おらだの会と蛭川さんとの交流のきっかけになったものです。

 → 感謝を込めて - カマ鉄オモシー組合

 

 「感謝を込めて」とのタイトルに、先の7人展の結びの言葉を思い出した。「『応援する』ということは、『感謝する心』から生まれるものかもしれない。この企画展の結びに伝えたい。山形鉄道の皆さん、ありがとう! 頑張れ! 山鉄!」と。

 → 『7人展Ⅸ』の結び 頑張れ!山鉄:おらだの会

 

 感謝を込めて

  ホームの軒先に下げられた風鈴。

  風が時折、短冊を揺らす。

  古い駅舎ではあるけれど、

  地元の人々によって、

  いつ訪れても手入れが行き届いている。

  そして、

  それは駅舎を大切にすることだけでなく、

  ここで山形鉄道で働く人々にも

  同じ想いが向けられていた。

2025.08.17:orada3:コメント(0):[イベント情報]

『鉄道景』その3  色の交わり

  • 『鉄道景』その3  色の交わり

 『時季が刻む鉄道景展』紹介の第3弾は、「色の交わり」。今回の作品は、ブロガーというよりは写真家の姿が感得できるような作品である。夜明け前のほんの数時間あるいは数分間の景色の変化が鮮やかにとらえられているように思う。写真展のタイトル風に言えば、「瞬間に移ろう鉄道景」となろうか。そして最後の「偶然の色の交わりがあまりに見事だった」との言葉は、鉄道景に向けられているのだろうと私は勝手に想像するのである。私はその一文に作者の人となりを感じるのである。

 

 色の交わり

  日の出まで

  まだ1時間ほどあるが、

  見た目では真っ暗な空を

  撮影して画像をみると

  うっすらと紫色に

  踏切のオレンジ色の灯りとの

  偶然の色の交わりが

  あまりにも見事だった  

 

2025.08.15:orada3:コメント(0):[イベント情報]

『鉄道景』その2  駅に待つ

  • 『鉄道景』その2  駅に待つ

 『時季(とき)を刻む鉄道景』の作品紹介第2弾は『駅に待つ』。写真の女性に訊きたいことがある。読んでいるのは何の本ですか。ローカル線に何を求めて来たのですか。木造駅舎にひとり佇んで、何を思うのですか。どんな気持ちで帰ろうとするのですか。

 私もこんな旅の時間を過ごしたい時期があったように思う。そして今でもそんな旅に憧れている自分がいるような気がする。駅で待つ。待つ時間は深い意味があるような気がする。

 

 この日の午前中は天候が不安定で、時折激しい雨が降っていた。

 昼過ぎに西大塚駅へ行ってみると、待合室で列車を待つ人が・・・・。

 お話を聞いてみると、

 午前中に羽前成田駅を訪ねたあと、西大塚駅を訪れてみたという。

 古い木造駅舎でひとり佇む。

 山形鉄道に思いではできたのだろうか・・・・。

 

 

【おらだの会】 お盆の帰省時期は、私たちにとってもお墓参りや親戚回りなどで忙しい時期になります。このため15日(金)は駅茶(旧事務室)はお休みさせていただきます。その代わり8月11日から、作品の一部を待合室に展示しておりますので、どうぞご覧ください。

2025.08.13:orada3:コメント(0):[イベント情報]

『鉄道景』その1 懐かしい駅舎

  • 『鉄道景』その1 懐かしい駅舎

 蛭川さんの『時季を刻む鉄道景』展の作品を紹介します。最初に紹介するのは「懐かしい駅舎」と題する作品。(一部を省略しています)

 

  休みが続く日の静かな朝

  窓越しに乗客の姿がちらほら

  帰省客だろうか だとすると

  久しぶりに降り立つこの古い駅舎に

  何を思うのだろうか

 

 もうすぐ田舎の旧盆である。駅ノートにも「○年ぶりで帰省した」との記入もみられる。帰省客がこの駅に降り立った時、どんな思いが巡るのであろうか。この作品を見て改めて思った。

2025.08.11:orada3:コメント(0):[イベント情報]

「時季(とき)を刻む鉄道景」展がスタート

  • 「時季(とき)を刻む鉄道景」展がスタート

 7人展の(反省会の)余韻がまだ残っている中で、今週末から「時季を刻む鉄道景」展がスタートします。出品者は福島市在住の蛭川敏(ひるかわさとし)さんです。蛭川さんは2019年頃に山形鉄道を初めて訪問して以来、その魅力に惹かれて通い続けているそうです。その作品は「カマ鉄オモシー組合」と題した自身のブログに掲載されています。

 蛭川さんのブログはこちらからどうぞ

 → カマ鉄オモシー組合

 

 今回はブログに掲載された山形鉄道関係の写真に、撮影当初の思いを綴ったモノローグを添えて、一つの作品として出品していただきました。私たちの心の風景が映し出されているような作品です。どうぞご覧ください。

 『時季を刻む鉄道景』展

 期  間 8月8日(金)から31日(日)の各週末(金・土・日)

      ただし、15日は除きます。

 開場時間 午後1時半から午後4時まで

2025.08.05:orada3:コメント(0):[イベント情報]