よっちゃん堂のあくがれてゆく日々 

よっちゃん堂のあくがれてゆく日々 
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左がプロの農家さんの田。
右がよっちゃん堂の田。

この違いはなんじゃらほい?







まず、稲の密度が全然違いますね。
そして一面の水草。
稲の大きさ、数などなど。

原因は沢山あるのでしょうが、

・田植えが絶対的に下手(条間の幅が広すぎ、欠株ありすぎ)
・苗箱数が絶対的に少ない
・初期成育が悪い(苗の水管理が悪い?深水にしすぎた?)
・雑草多すぎ(こりゃ仕方ないかも知れないが抑草対策が不十分)
・土壌の成分が良くない(ガス湧き、赤根で発根が悪い?)
などなどなどなどなど・・・・・・・・・


プロの農家さんに見られると、まさになんじゃこりゃーの世界でしょう。。。
同じ一年に一回の収穫量が、100キロも200キロも違うんじゃあね〜。

まあ、課題を見つけたら即改善(といっても来年ですが)!

来年はああしようどうしようと考えるのもまた楽し。
気楽にいこうぜい。

ところで今年、カエルがすごーく少なくないですか?
今日、米沢の友人と話が合ったのですが、
いつもこの時期の夜に、農道を車で走ると、もういやっていうほど
道に出てきて、哀れなことになるのですが。
今年はそれがない。

・・・・・・・・・何かの影響かと勘繰ってしまいますが真相や如何に?


酒を控えて一週間。

夜が長くなりましたので、『石の花』坂口尚を読む。3回目かな。

旧ユーゴスラビアを舞台とする戦争漫画です。
ナチス、侵略、略奪、解放、独立、自由・・・。
時代が変わってもやることはあんまり変わらないのでしょうか。


以下勝手に抜粋。

第五巻 開放編 P.136〜 ナチスの将校マイスナー大佐のセリフ

きみは まだ人間を信じているのか あの人間たちを!

いくら 化粧や高価な服で身を装っても 
いくら 栄養剤で身体の健康を保っても
いくら 知識を詰めこんでも

食べ物が 暗い胃袋の底で不消化のまま ドロドロと塊になっているように
野心や うらみ 嫉み 憎悪がうずくまっている

卑しく粗暴で野蛮……原始人のままだ。

科学技術がどれほど進歩しようが
あいも変わらぬ野蛮な者たちがこの社会を形作っている

そういう社会から犯罪も争いも無くなるはずがない!

人間は 思想(イデオロギー)を発明し宗教をも発明した

しかし真の平和はやってこない むしろ争いの種子になっている
思想(イデオロギー)は思想(イデオロギー)とぶつかり
一つの宗教さえ二つに割れ 宗派を生み 争う
同じ平和を求めて この始末だ 

なぜなら 人間は 公平に 客観的に 判断することなど
とうてい出来ない具合になっているからだ

人間は 伝統やら 慣習の衣を 意識しようがしまいが 着せられている

ある家で生まれ ある町で育ち ある国で働き ある人に出会い
ある本と語り・・・・・・・・

いつも ある条件の中で生きている


いうなれば この世の中は 無数の偏見がせめぎ合っている海原だ
渦巻き 逆巻き 波は激しさを増しこそすれ 静まりはしまい

・・・中略・・・

民衆は 抽象的平和論より 現実に足りないものを補う力を求める
女が弱者を支配するよりは 強者につくのを好むように

民衆も 自由を受け入れるより 支配者を好む・・・・・・

自由・・・・・・・・・

生まれたとき そなわっていた自由な心を
不安と 混乱の世の中で 持ち続けるというのは やっかいなものだ

絶え間なく つきつけられる問いに
何が善で 何が悪かを
自由な心で 自ら選らばなければならないということは 重荷だ

しかも 生まれたときから 何色にも染まっていなかった 自由な心は
次々に ある条件という 衣を着せられていくんだからな

世の中はますます複雑になっているし
いくつもの 思想(イデオロギー)の道ができ
いくつもの 宗教の花が咲き
いくつもの 神が手まねきする

そのひとつひとつを 自由な心で選ぶというのは 
とてつもないエネルギーがいる

そんな自由は いっそ誰かに預けてしまった方が 楽なのだ
ある国家に ある宗教に ある伝統に ある慣習に

自ら問い 自ら悩み 自ら選ぶ 自由より
ある権威に 従ってしまった方が 楽なのだ

やがて どこまでが 他人の不正で 
どこからが 自分の不正なのかも わからなくなる

その方が 自分を責めずにすむし 心安らかに暮らせるじゃないか

人は パンのみでも 生きられてしまうものなんだ

また パンを与えてくれる者が 正義と思わなければ 生きていけない

たとえ 反抗を試みても 

この複雑で 迷路だらけの 世の中を相手じゃ
自らの非力を 思い知らされるだけだ

どうにか 仲間らしき人間たちが 集まっている場所を見つけ 駆け寄ると

やはり 未消化の塊をかかえている 人間たちばかりだ

なじったところで その人間たちと 自分は
本来 少しも違いはないのだから
鏡の中の自分を 責めていることになってしまう

やがて 疲れ あきらめ 
人間は 群れから離れるよりも
群れの中に自分を消す方が 安心できると気づく

人間は 自由より 何かの奴隷でいることの方が
どんなに ほっとするかもしれないのだ

(ドイツ人の多くがナチスに良心を預けたように・・・・・・・)

人間は・・・・・・・・・
風の色を 理解しようとせずとも 生きられるんだよ・・・・・・・・・

日曜日は地域行事の日。

よっちゃんが借りている田んぼの地区の地主と耕作者が集まり
水路の整備・草刈りの人足に出ました。

伊佐沢には溜池が数十箇所あるそうで、ここを整備し
水路を確保するのですが、「あと何年されるんだか」
といつも耳にします。


米を作る人が減ると言うことは、それを支える環境や設備を
手入れする人も減ると言うことです。

農業に関わらずに農村に暮らすことは出来ますが、
いままで先人達が築き守られてきたことやものが、
どんどんと消えていく時代にいると言えましょう。


価値のないもの、意味のないもの、必要ないものは淘汰される。
それも当然のことですが、その大きさに後で気づいても遅いわな。

なんて考えながら、汗をかき、「昔はああだった、こうだった」と
話を聞くのが人足の楽しみであります。

畑へ。

大納言、混んでる芽を間引き。


大豆、補植ならびに蒔き直し。(写真は「香り豆」という地豆)

久々に畑仕事をじっくりやると等々力の畑を思い出します。
田んぼとはまた違った味わいがありますな。


夜は楽市プロジェクトの『ミツバチの羽音と地球の回転』上映会の
打ち上げをmoto808(モトヤオヤ)で。

美味しい料理が楽しい夜を盛り上げます。
おぼこ達も騒いで賑やかだこと。


5月23、24日

畳はがすと荒床だめで
荒床はがすと根太だめで
根太とっぱらったら大引だめで

と言うわけで、大工さんに手伝ってもらい大引(おおびき)を入れ替え。
檜の3寸角を使いました。







茶の間の床下に設えられていたセメント枠(掘りごたつ?)を破砕


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7月になった途端この暑さです。
がしかし、熱中症にご用心。
がしかし、この暑さを乗り切れば、GOOD BYE GENPATU。


今日はなんだかんだあって、ランチを食べに行きました。


飯豊町のカフェ ぽたじぇ

金・土・日だけ営業しているファーマーズカフェ(←勝手に命名)です。
そんでお店をやっているぽたさんは、楽市のメンバーの一人なのです。

何がファーマーズかって言うと、これでもかっていうくらい手作りが
溢れているのですよ。


昔、農機具小屋だったところを改装したそうです。



頂いたのは、きまぐれピザとパンとスープのランチ。
フォカッチャに自家製イチゴ酵母のパン、具沢山スープに
手作りジャム2種とバター、ピクルスがセットに。


これ美味かった。豆乳プリンにきなこと黒蜜かけて。


自家栽培のブルーベリーの豆乳スムージー、これ絶品。
おぼこと取り合いながら頂きました。

彼女は材料や料理、ドリンク類はもちろん手作りし、
さらにニワトリ飼ったり野菜育てたりブルベリーやハーブもたくさん
育てています。
あと目を引くのは建物。
厨房や客席、建具にいたってはプロ顔負け?!
外のパン焼窯もワクワク感を刺激します。

朗らかなお母さんとのナイスコンビで、田んぼの真ん中で
ステキな空間と時間を作っている、なんともステキなお店でした。

お店の詳細はこちら


久々にのんびりランチで豪遊しました。

帰って腹ごなしに田んぼ除草。

大納言小豆が芽でたし!




5月20日

加工所を新設するために、部屋をひとつ潰すことに。

設備屋さんに水道と排水の配管をしてもらう。













一年の折り返し、さあ7月です。

ふと耳を澄ますとセミが鳴いておりました。
ああ夏よ夏よ、今年もよろしくねー。

というわけで今日も田んぼへ。


かきわけてもかきわけても藻


とんぼ発見!



おたま以上かえる未満


手押し除草のいいところは、手を止めることが出来ること。
観察しながら、ヒエ抜きながら押して行きます。
もちろん効率は悪く、労力はかかります。
が、動力を使って、排気ガス吸いながら、騒音撒き散らしながら
除草するのとはちょいと気分が違いますな。

何より田んぼにいろんな生き物が見られると嬉しくなるもんです。



30を目前にした去る4月、なんやかんやあって家を買いました。

築37年の平屋建て。裏に雑木林が広がりロケーション抜群。

約300坪の土地と建物で値段は、、、非公開。
(安いと思っていたら、地元の人に高い!と言われた・・・。)

住まなくなって10年ほど経っていたそうなので、天井や
床板はぼろぼろの箇所多数。

予算の関係で、全て業者に任せるのではなく、
なるべく自分達の手で工事をしています。

故に引越しはまだまだ先ですが、改修の記録をつけておきます。















6月18、19日の2日間、長井市と米沢市で自主上映会を仲間達と
開催しました。

タイトルは『ミツバチの羽音と地球の回転』
公式HPはこちら

置賜地域で有機農業や自然食などでつながる若い衆が楽市プロジェクト
立ち上げ、それぞれ自分の仕事の合間を縫って、準備し開催しました。


当日の様子はこちら

◎6月18日 長井市置賜生涯学習プラザにて






4回上映し、250人以上のお客さまがご来場!
6種類の署名にもたくさんの方々がサインして下さっていました。

◎6月19日 米沢市 山形大学工学部キャンパスにて







この日も3回上映で300人近いご来場で盛況でした!

両日とも天候に恵まれ、また原発や自然エネルギーへの関心の高まりか
老若男女様々な方が見えました。
本当にありがとうございました!!

この機運をより盛り上げて、安心して暮らせる社会をつくっていきましょう!

楽市メンバーやお手伝いして下さった沢山の方々もお疲れさま&おしょうしな!


6月20日の朝日新聞の山形版のコラムにこのような記事がありました。
ツバメさんよ、どう思う〜?

以下転載します。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

各都道府県に一基原発を

2011年06月20日

 「原発を将来どうしたらいいか」と47都道府県の知事に聞いた朝日新聞社のアンケートに、本県と滋賀県の知事だけが「やめる」と回答している。ともに女性なのは偶然かな、と16日付の記事を読みながら、妄想にふけった。


 この際、原発をやめると言わずに各都道府県に最低1基造ってはどうか。山形などは1基で十分、電力をまかなえる。東京なら霞が関に近い日比谷公園はどうだろう。そうすれば安全対策が鉄壁なものになるのは間違いない。


 十数年前に東京電力の柏崎刈羽原発がある新潟県柏崎市に勤務した折、当時の市長が「原発は沖縄の基地問題と同じで、ひとごとなんです」と嘆いたことを思い出す。まさにその通り。電気はほしいが原発はいらない、は通用しない。原発の是非を国民投票で決めてはどうだろう。(伊東大治)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
転載終わり
ソースはこちら


安全性の逆説で東京にも原発を、もわかります。
原発が他人事で恩恵を享受しているだけの多くの人々に
釘を刺したい気持ちもわかります。

がしかし、「電気はいるけど原発いらない、は通用しない」なんて、
言い切っていいのか?


脱原発の動きをまとめたわかりやすいブログを見つけたのでご紹介します。
今日からの日記

うちの玄関の上に去年から出来たツバメの巣。

今年も大きく育ったようです。めんごいな〜。
(家賃とろうかなと思っていたら、ヤフンをしっかり頂いておりました。。。)

今日の朝日新聞のトップ記事が「玄海原発 再開容認へ」。
海江田経産相「玄海2、3号機の安全性には国が責任を持つ」
古川佐賀県知事「安全性の確認はクリアーできた」

ですって。

ちなみに我らが山形県知事の吉村美栄子さんは脱原発を明言しました。
http://yamagata-np.jp/news/201106/21/kj_2011062101223.php

福島の隣県である山形から声を出し動きを作って行きたいものです。




大豆発芽!

蒸し暑い一日でした。





除草機を押していると無心になれるどころか、妄想パーティーが始まります。
今日のお題は、自分の農園の名前。

まあ普通は苗字とかが多いですね。

エコファーマーという曖昧でアンニュイな認証名があります。
こいつをもじって・・・

・エロファーマー(結構いるでしょう笑)
・アホファーマー(うちにぴったり)

あと農園名はいろいろ考えるんですが、
・しろうと農場(情けない。)
・ナチュラルオーガニックいきいき農園(?)
・さとー農園(平凡すぎる)
・・・
で、今日のぴか一は。。。

・ロマンチック農園

に決定しました〜。

素人はロマンがねーとやってられないんだよ〜〜!!と叫んでみる。

こんなくだらない事を考えていると、あーら不思議、草取りも楽しいのだ!

(アヤシイ農園がぴったりか!?)


黒小豆 ビシッと出たー。


お隣のブドウも花が終わり、ブドウらしくなってきましたね。

田中優さんの講演会の前後にライブがありました。

それがなんとあのまーちゃんだったのです!

どのまーちゃんかというと、西表の南ぬ風人 まーちゃんうーぽーなのです!


それは2002年の夏でした。
あしたばにいにいと沖縄旅行で、宮古島や竹富島に行ったときのこと。

レンタカーを借り、島をドライブするのに音が欲しくなり
地元のレコード店でたまたま手にしたのがこのCDだったのです。


こりゃ当たりだなーと、島ドライブが楽しくなったのはもちろんのこと
東京に戻ってからも聞き続け、Blossom Dearieや
Sam Cooke,Kim Parkerらと並ぶ、
よっちゃんお気に入りCD四天王の一人だったのです!

かなり聞いていたCDなのでほとんど覚えているのですが、昨日山形テルサの講演会場に入ると、まーちゃんの歌声が流れているではないですか!

そして講演会のチラシをよくよく見ると、ちゃんとまーちゃんと書かっているではありませんか。



まーちゃんの生歌、ほんと良かったです。

田中優さんやいろんな方々と、福島に入って様々な支援活動を行っているそうです。
そうか、まーちゃんはそんなこともしてたのかと感動しました。

まーちゃんのブログ

まーちゃんが代表の復興支援NGO心援隊

まさか山形でこんな形で会えるとは思ってもいませんでしたが、これもご縁。
ありがたや〜ありがたや〜。


早速、会場物販でCDとDVDをゲット!
聞くぞー歌うぞー。

♪ちーむどんどん ちむどんどん!

雨が続きます。
畑の人は心配ですな。

今日の夕方、山形市へ。

『今こそ、日本再生』〜希望の未来を切り開こう〜

という講演会に参加してきました。


講師は田中優さん。
田中優さんのブログ

すごく良かったです。熱かったです。
タイトルどおり、希望の未来について考えられる講演でした。

田中優さんはもう12月いっぱいまでスケジュールびっちりで
実行委員の方がアポ取ったら今日しかないとのことで
急遽決まった講演会だったそうです。

しかも入場無料ですよ!?
物販やカンパはありましたが、ギャラとられないんでしょうか。

一人でも多くの人に伝えて、それを聞いた人々が気づき行動し、
この社会を変えていくんだという流れを作ろうとする強い意志が
非常に感じられました。

田中優さんの講演の動画は、you tube や U-streamにたくさん
アップされてますので、是非ご覧下さい。

また、今回主催してくれたガイアネットワークやまがたのHPはこちら

参加できて良かったです。
準備、実行して下さったみなさまありがとうございました。

『黒パン俘虜記』 胡桃沢耕史著 文春文庫 

なかなかインパクトのある表紙ですな。。。

蕎麦屋の宴会仕事の折、親方の本棚を漁っていると
目に留まりました。

読み始めると止まんなくなって。

人間の一生が、国家間の都合で右にも左にも上にも下にも振り回される。

その置かれた状況の中でしか生きられないことが悟られてから
どう生きるのか考える。
これも一種のたくましさでしょうか。

それにしてもすごい内容でした。

*一部抜粋*

『運命は 従うものを 潮にのせ 逆らうものを 曳いて行く』

P110